三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 ドイツの文学D
どいつのぶんがくD
German Literature D
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 林 英哉(人文学部)

HAYASHI, Hideya

SDGsの目標
連絡事項 Moodleコースのアドレスは以下です。
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=15137

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 「ドイツの児童文学」
 皆さんが幼いころから親しんできた児童文学は、大人が読む文学とはどのように異なっているのでしょうか。また何が共通しているのでしょうか。この授業では児童文学というジャンルの特徴や歴史について、ドイツの児童文学を中心に検討します。適宜プリントを配布し、視聴覚資料も用います。講義を通じて一般的知識を得たうえで、個別の児童文学作品(言語・国・ジャンル・形態は問わない)について発表し、レポートを書いてもらいます。
学修の目的 ・ドイツの児童文学の特徴や歴史についての全体像を把握する。
・児童文学の個別のジャンルの特徴を把握する。
・個別の作品について批判的に論じる力を養う。
学修の到達目標 ・児童文学の特徴や歴史について自分の言葉で説明することができる。
・自らの考えを相手にわかりやすく伝える発表・プレゼンができる。
・個別の作品について批判的に論じる文章を書くことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業内での発表30%、期末レポート40%、毎回の復習・感想プリント30%。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 授業のプリントは授業中に配布するか、Moodleにアップロードします。
参考書 授業中に指示します。
オフィスアワー メールかMoodleでお問い合わせください。
受講要件 ドイツの文学や児童文学全般に対して興味を持って学習に取り組めること。ドイツ語の知識は必要としません。
予め履修が望ましい科目
発展科目 ドイツ文学演習、ドイツの文学、文学概論、ドイツ文学論
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ドイツ文学、児童文学、絵本
Key Word(s) German literature, children's literature, picturebook
学修内容  毎回授業のはじめに前回の授業の復習プリントに回答していただき、おわりには今回の授業に対する感想や質問を書いて提出してもらいます。第12回目以降には各自10分程度の発表を予定していますが、受講生の数によって発表に割く時間が変更されることがあります。

第1回目 授業の導入+児童文学とは何か、中世・近世(『ティル・オイレンシュピーゲル』など)
第2回目 啓蒙主義(カンペ『新ロビンソン』など)
第3回目 ロマン主義、ビーダーマイヤー(アルニム/ブレンターノ『少年の魔法の角笛』、E.T.A.ホフマン『くるみ割り人形』など)
第4回目 リアリズム(ハインリヒ・ホフマン『もじゃもじゃペーター』、ブッシュ『マックスとモーリツ』など)
第5回目 19世紀末から第一次世界大戦(シュピーリ『ハイジ』、マイ『ヴィネトウ』など)
第6回目 ヴァイマール共和国、ユダヤ児童文学(ケストナー『エーミールと探偵たち』など)
第7回目 ファシズムと亡命文学(プロパガンダ文学、コイン『あらゆる国々の子どもたち』)
第8回目 戦後の再出発(ケストナー『動物会議』など)
第9回目 新しい啓蒙主義(ヘルトリング『ヒルベルがいた』など)、東ドイツの児童文学
第10回目 ネオロマン主義(エンデ『果てしない物語』など)、ポストモダン(エアルブルッフ『夜』など)
第11回目 越境とインクルージョン(障害や移民などのマイノリティ)
第12~15回目 発表と補足(児童文学のメディア、児童文学と学校・図書館、日本の児童文学など)
※扱う作家・作品は変更されることがあります。
事前・事後学修の内容  毎回の授業のはじめに前回の授業の復習プリントに回答してもらうので、必ず前回の授業の内容を復習して授業にのぞむこと。
 また、多くの児童文学の作品に触れて、早めに発表とレポートで取り上げる作品を選び、課題に取り組むこと。"
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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