三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 人文社会科学研究科(修士課程)社会科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
2022年度入学生が対象となります。2021年度およびそれ以前の入学生は「特殊講義ソーシャルビジネス論特講」を履修してください。
選択・必修
授業科目名 ソーシャルビジネス論特講
そーしゃるびじねすろんとっこう
Advanced Lecture on Social Business
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-MANA-4
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 洪 性旭(ホン ソンウク、人文学部)

HONG, Sung Wook

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地球環境、貧困、少子高齢化、障害者雇用といった社会的課題の解決に向けてビジネスとしてそれらに取り組む動きが世界的に広まっています。こうした事業、または事業体は「ソーシャルビジネス(Social Business)」「ソーシャルエンタープライズ(Social Enterprise, 社会的企業)」と呼ばれています。
本講義では、こうした事業がなぜ必要とされ、どのような議論の上に現れたのか、またそれらの事業が起こすソーシャルイノベーション(Social Innovation)、ソーシャルインパクト(Social Impact)とは何かについて、国内外の事例とともに学習します。また、関連する領域として、コミュニティビジネスや企業の社会的責任(CSR)等についても概観します。後半では、それまで学んだ内容を踏まえながら、ソーシャルビジネス関係者のゲスト講演またはソーシャルビジネス事例を題材にしたディスカッションを数回行う予定です。
学修の目的 本講義の目的は以下の通りです。
①ソーシャルビジネスの登場と動向に関する知識を得る。
②経営学はじめ複数の学問的視座(社会学、社会政策論等)からのソーシャルビジネスの捉え方を学習する。
学修の到達目標 本講義では、以下の3点を履修者の到達目標とします。
①グローバル及び国内レベルでのソーシャルビジネスの登場と動向に関して説明できるようになる。
②一般営利事業とソーシャルビジネスとの異同に関する知識を得る。
③ソーシャルイノベーション、ソーシャルインパクト等の定義及び基本的な測定方法に関する知識を得る。
④上記①-③の理解を基に、具体的なソーシャルビジネスの事例について自分の言葉で説明できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出欠及びディスカッションへの参加40%、発表60%(計100%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書
参考書 C.ボルザガ,J.ドゥフルニ編;内山哲朗,石塚秀雄,柳沢敏勝訳,2004『社会的企業(ソーシャルエンタープライズ):雇用・福祉のEUサードセクター』日本経済評論社
谷本寛治編著,2006『ソーシャル・エンタープライズ : 社会的企業の台頭』中央経済社
塚本一郎,山岸秀雄編著,2008『ソーシャル・エンタープライズ:社会貢献をビジネスにする』丸善
大室悦賀, 大阪NPOセンター編著,2011『ソーシャル・ビジネス:地域の課題をビジネスで解決する』中央経済社
塚本一郎,関正雄編著,2012『社会貢献によるビジネス・イノベーション:CSRを超えて』丸善
谷本寛治, 大室悦賀, 大平修司, 土肥将敦, 古村公久,2013『ソーシャル・イノベーションの創出と普及』NTT出版
藤井敦史, 原田晃樹, 大高研道編著,2013『闘う社会的企業:コミュニティ・エンパワーメントの担い手』勁草書房
日本政策金融公庫総合研究所編,2015『日本のソーシャルビジネス』同友館
高橋勅徳・木村隆之・石黒督朗、2018『ソーシャル・イノベーションを理論化する―切り拓かれる社会企業家の新たな実践―』文真堂
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9400
キーワード ソーシャルビジネス、ソーシャルエンタープライズ、社会起業家、ソーシャルイノベーション、ソーシャルインパクト、コミュニティビジネス、企業の社会的責任(CSR)
Key Word(s) Social Busines, Social Enterprise, Social Entrepreneur, Social Innovation, Social Impact, Community Business, Corporate Social Responsibility (CSR)
学修内容 第1回 ガイダンス:講義概要、成績評価方法、テキスト等について
第2回 ソーシャルビジネスとは何か① ソーシャルビジネスの意味と登場の背景
第3回 ソーシャルビジネスとは何か② 海外と日本のソーシャルビジネス事例
第4回 ソーシャルビジネスとは何か③ 各国のソーシャルビジネス関連制度
第5回 ソーシャルビジネスとは何か④ 日本のソーシャルビジネス関連制度の現状
第6回 企業の社会的責任(CSR):CSRの意味、海外と国内のCSR事例、CSRとソーシャルビジネスの関係ほか
第7回 公共政策とソーシャルビジネス 公共調達と社会的企業
第8回 ソーシャルインパクト評価① 社会的価値を測定する取り組み
第9回 ソーシャルインパクト評価② ロジックモデルによる事業計画と評価
第10回 社会起業家が創出するソーシャルイノベーション
第11回 事例で見る様々なソーシャルイノベーションのあり方
第12回 ソーシャルビジネス事例① ゲストスピーカー講演
第13回 ソーシャルビジネス事例② ゲストスピーカー講演
第14回 ソーシャルビジネス事例③ ゲストスピーカー講演
第15回 総括 ソーシャルビジネスの展望と課題
事前・事後学修の内容 第1回:履修希望者は必ず出席のこと。
第2回から第11回までは、ソーシャルビジネスと関連概念をめぐる全般的な議論について学習します。毎回、配布資料を復習すること。次回まで、授業で紹介された参考文献や事例に目を通しておくこと。
第12回から第14回までは日本国内のソーシャルビジネス事例を取り上げ、ゲスト講演または受講生同士のディスカッションを行います。活発なディスカッションのために、提示された事例について各自、事前に基本情報を調べておくこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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