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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 人文社会科学研究科(修士課程)社会科学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 2021年度およびそれ以前の入学生が対象となります。2022年度入学生は「特殊講義」でない「非営利組織論特講」を履修してください。 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 特殊講義[非営利組織論特講] | |
とくしゅこうぎ[ひえいりそしきろんとっこう] | ||
Advanced Lecture on Non-Profit Organization | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
水曜日 11, 12時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 洪 性旭(ホン ソンウク、人文学部) | |
HONG, Sung Wook | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | グローバリゼーションの進展や行き過ぎた市場原理主義の修正の必要性などから、新自由主義的市場経済の見直しの研究が進んでおり、そこでは社会問題の解決の担い手として非営利組織の活動領域の拡大が期待されています。 非営利組織は営利追求を第一義としない点で営利企業とは異なり、組織である点で個人のボランティアとも異なります。非営利組織は、広く捉えれば政府や地方自治体なども含まれますが、本講義では主に「民間の非営利組織」を対象とします。日本では、1998年にNPO法(特定非営利活動促進法)が成立して20年が過ぎ、「NPO法人」という名称も一般化してきていますが、民間非営利組織にはNPO法人のみならず一般社団/財団法人や公益法人、医療法人、学校法人、社会福祉法人、ボランティア活動や地域づくり活動などを行う無数の任意団体なども含まれます。 本講義では、非営利組織の種類、理論、制度などの理解を深めるとともに、非営利組織がどのような目的、どのような組織体制の下で活動しており、どのように資金を調達しているのかについて学習します。また、自らの生み出す社会的価値をどのように定義し、発信できるかについても確認します。政府規制の改革に伴って非営利組織の新たな事業領域が生まれていることから、公共政策との関連についても取り上げます。後半は、いくつかの事例を通じて、様々な非営利組織が現代社会で果たす役割について学びます。 |
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学修の目的 | 本講義の目的は以下の通りです。 ①非営利組織の社会・経済上の位置づけを理解する。 ②非営利組織がどのような事業を担うべきか、またどのように実現できるかについて理解する。 |
学修の到達目標 | 本講義では、以下の4点を履修者の到達目標とします。 ①営利企業や行政と比較しながら、非営利組織の特徴を把握する。 ②非営利組織が現代社会で果たす役割について理解する。 ③非営利組織がどのような事業を担い運営していくべきなのかについて、基礎的な仕組みを説明できるようになる。 ④上記①-③の理解を基に、具体的な非営利組織の事例について自分の言葉で説明できるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業及びディスカッション等への参加40%、期末レポート60%(計100%) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
問題提示型PBL(事例シナリオ活用含) Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 田尾雅夫,吉田忠彦,2009『非営利組織論』有斐閣 後房雄,2009『NPOは公共サービスを担えるか:次の10年への課題と戦略』法律文化社 原田晃樹,藤井敦史,松井真理子,2010『NPO再構築への道:パートナーシップを支える仕組み』勁草書房 後房雄,藤岡喜美子,2016『稼ぐNPO:利益をあげて社会的使命へ突き進む』カナリアコミュニケーションズ 後房雄,坂本治也,2019『現代日本の市民社会:サードセクター調査による実証分析』法律文化社 雨森孝悦、2020『テキストブックNPO(第3版):非営利組織の制度・活動・マネジメント』東洋経済新報社 |
オフィスアワー | |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | ソーシャルビジネス論特講 |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13520 |
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キーワード | 非営利組織、NPO、NGO、ソーシャルインパクト |
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Key Word(s) | Non-Profit Organization, NPO, NGO, Social Impact |
学修内容 | 第1回 ガイダンス 非営利組織とは何かを喚起する、講義概要、成績評価、テキスト等について 第2回 非営利組織とは何か① 非営利組織の意味と登場の背景 第3回 非営利組織とは何か② 国内と海外の非営利組織 第4回 非営利組織とは何か③ 非営利組織の種類と関連制度 第5回 非営利組織とは何か④ 非営利組織の種類と関連制度、非営利組織の社会・経済上の位置づけ 第6回 非営利組織の特徴:非営利組織のマネジメント 第7回 非営利組織の特徴:非営利組織のガバナンス構造 第8回 非営利組織の資金調達方法① NPOの収入構造(「稼いだ収入」と「もらった収入」ほか) 第9回 非営利組織の資金調達方法② 寄付金、公的制度(事業委託契約、指定管理者制度、バウチャー制度) 第10回 非営利組織の事業計画と評価① ソーシャルインパクト評価の取り組み 第11回 非営利組織の事業計画と評価② ロジックモデルによる事業計画 第12回 国内・海外の非営利組織の事例① ゲスト講演 第13回 国内・海外の非営利組織の事例② ゲスト講演 第14回 国内・海外の非営利組織の事例③ ゲスト講演 第15回 まとめ:授業で取り扱った内容の確認、今後の展望など |
事前・事後学修の内容 | 第1回:履修希望者は必ず出席のこと。 第2回から第11回までは、非営利組織をめぐる全般的な議論について学習します。毎回、配布資料を復習すること。次回まで、授業で紹介された参考文献や事例等に目を通しておくこと。 第12回から第14回までは日本国内の非営利組織の事例を取り上げ、ゲスト講演または受講生同士のディスカッションを行います。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |