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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の思想 D
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう D
European Philosophy D
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2130-007
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 5, 6時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 田中 綾乃(人文学部)

TANAKA, Ayano

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ヨーロッパ近代哲学における根本思想を考察することで、近代から現代に至るまでの思考法の基礎を学ぶことを目論見とする。後期の授業では「美とは何か?」をテーマにして、美と芸術をめぐって近代から現代に至るまでの哲学者たちの理論を考察する。
普段当たり前だと思っていることを疑い、身近なところから問いをたてることで、哲学的なものの見方とは、どのような見方であるのかを学び、クリアに考える力をゼロから学ぶ。
学修の目的 西洋哲学における主要な主題を歴史的かつ体系的に基礎づける。
物事をじっくり考察するという哲学的思考法や哲学的態度を学ぶ。
先人たちの思想を考察することで、多角的なものの見方や価値観を養う。
学修の到達目標 「美」とは何かという問いを、近代から現代に至るまでの哲学者たちの美学を理解することで、自らの思考を深める。実際に美術や芸術作品を鑑賞する際、鑑賞がより深められるように導く。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業時のレスポンスペーパー(レポート)の内容、平常点、期末試験などから総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 テキストは授業開講時に指示する。
参考書 渡邊二郎『芸術の哲学』(ちくま学芸文庫)
小田部胤久『美学』(東京大学出版会)
小田部胤久『西洋美学史』(東京大学出版会)
小田部胤久『象徴の美学』(東京大学出版会)
バウムガルテン『美学』松尾大訳、(講談社学術文庫)
小田部胤久『芸術の逆接』(東京大学出版会)
ディータ—・イェーニッヒ『芸術は世界といかに関わるか』(三元社)
ヘーゲル『美学講義』(法政大学出版局)
佐々木健一『美学への招待』(中公新書)
佐々木健一『美学辞典』(東京大学出版会)
『美学の事典』美学会(丸善出版)
オフィスアワー 毎週水曜日12時〜13時
事前にアポイントメントをとること
受講要件 ・哲学は「自分自身で考える」学問である。それゆえ、受動的ではなく、能動的に授業に参加すること。
・毎回の授業にレスポンス・ペーパーを配布、回収する。
・哲学カフェ形式(対話型授業)を採り入れる。
予め履修が望ましい科目 哲学・倫理学の科目
発展科目 ヨーロッパ・地中海思想演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 「美」「芸術」「感情」
Key Word(s) Beauty, Art, Feeling
学修内容 第一回  イントロダクション
第二回  美とは何か?
第三回  快の感情としての美
第四回  バウムガルテンの<美学>
第五回  <芸術家>の誕生
第六回  カントの美の定義(1)
第七回  カントの美の定義(2)
第八回  カントの天才論(1)
第九回  カントの天才論(2)
第十回  美と崇高をめぐる問題
第十一回 <生>を促進させるもの
第十二回 ヘーゲルの美学
第十三回 ニーチェ『悲劇の誕生』
第十四回 芸術と哲学の可能性
第十五回 まとめ



ただし、受講生の関心や理解度に応じて授業を進めるので、
必ずしもスケジュール通りに進むとは限らない。
事前・事後学修の内容 事前学修:配布した資料を読み込む
事後学修:論点整理、日常の身近なことから哲学的問いを発見する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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