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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の思想 C
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう C
European Philosophy C
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2130-006
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 5, 6時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 田中 綾乃(人文学部)

TANAKA, Ayano

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ヨーロッパ近代哲学における根本思想を考察することで、近代から現代に至るまでの思考法の基礎を学ぶことを目論見とする。2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、現在、近代以降の私たちのものの見方や価値観が大いに揺らいでいる。近代哲学において確立された<私>の存在や<アイデンティティ>という問いを巡って、近代の西洋哲学者たちの理論を学ぶと共に、コロナ禍での私たちのものの見方や価値観の変容について考察を行う。コロナ禍において自己をどのように保っていけばいいのか?日常的な問いから哲学的なものの見方や考え方を学ぶ。
学修の目的 西洋哲学における主要な主題を歴史的かつ体系的に基礎づける。
物事をじっくり考察するという哲学的思考法や哲学的態度を学ぶ。
先人たちの思想を考察することで、多角的なものの見方や価値観を養う。
学修の到達目標 西洋近代の哲学者たちの考え方を理解することで、近代のヨーロッパに通底する思想を把握する。ヨーロッパの「近代」を哲学的視点から考察することで、<私>や<他者>の問いを深めながら、現代の私たちの生き方や人間関係のあり方を考える。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業時のレスポンスペーパー(レポート)の内容、平常点、期末試験などから総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 テキストは開講時に指示する。
参考書 岩崎武雄『西洋哲学史』(有斐閣)
黒崎政男『哲学者クロサキの哲学超入門』(平凡社新書)
マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』(講談社選書メチエ)
ユヴァル・ノア・ハラリ『パンデミック』(河出書房新社)
斉藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社新書)
『コロナ後の世界』筑摩書房
エマヌエーレ コッチャ『植物の生の哲学:混合の形而上学』(勁草書房0
伊藤亜紗、中島岳志他『「利他」とは何か』(集英社新書)
中島岳志『思いがけず利他』(ミシマ社)
その他、授業中に適宜指示する。
オフィスアワー 水曜日12時〜13時、事前にメールで問い合わせること。
受講要件 ・哲学は「自分自身で考える」学問である。それゆえ、受動的ではなく、能動的に授業に参加すること。
・毎回の授業にレスポンス・ペーパーを配布、回収する。
・哲学カフェ形式(対話型授業)を採り入れる。
予め履修が望ましい科目 哲学・倫理学の科目
発展科目 ヨーロッパ・地中海思想演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13496
キーワード 「西洋哲学」「自己」「他者」
Key Word(s) European Philosophy, Self, Other people,
学修内容 第一回  イントロダクション
第二回  コロナ禍の中で
第三回  <わたし>と<世界>との距離感
第四回  近代における自然とテクノロジー
第五回  魔術的世界観から合理論へ
第六回  <わたし>をめぐる問題(1)
第七回  <わたし>をめぐる問題(2)
第八回  自己同一性とは何か?
第九回  <自己>を保つもの
第十回  <自己>と<他者>との関係(1)
第十一回 <自己>と<他者>との関係(2)
第十二回 <わたし>の身体をめぐって
第十三回 自然の中で
第十四回 コロナ禍の中で<わたし>はどう変化するのか
第十五回 まとめ


ただし、受講生の関心や理解度に応じて授業を進めるので、
必ずしもスケジュール通りに進むとは限らない。
事前・事後学修の内容 事前学修:配布した資料に目を通す。
事後学修:論点整理、身の回りにある哲学的課題を発見する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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