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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ドイツ文学演習C | |
どいつぶんがくえんしゅうC | ||
Seminar in German Literature C | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 3, 4時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 鈴木 啓峻(人文学部) | |
SUZUKI, Keishun | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | ドイツの小説家・詩人であるエーリヒ・ケストナー(1899-1974)の児童小説『点子ちゃんとアントン』(1931)をドイツ語で講読する。この作品が発表された1931年はヴァイマル時代末期、世界恐慌の引き金となった1929年のニューヨークの株価大暴落と、ナチスが政権を奪取した1933年のちょうど間の年に当たる。ケストナーはこの作品で、親友同士の少年少女が貧しさや家庭の問題を乗り越え逞しく生きてゆく様を物語りながら、同時代の世相に対して彼特有の乾いた視線を投げかけている。この授業では、中級レベルのドイツ語力を養いながら、社会的・政治的分断という現代にも通じるテーマを持った作品の背景について考察する。 |
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学修の目的 | ドイツの文学作品を原語で読むことで、初級で身につけた基本文法の復習と再定着を図るとともに、上級への橋渡しをする。文学テクストの背後にある歴史的背景について理解する。 |
学修の到達目標 | 教材用ではない生のドイツ語を理解できるようになる。ドイツ語で書かれた文学作品のニュアンスを理解する。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 普段の授業への取り組み50%、期末試験50%。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | エーリヒ・ケストナー(池田香代子訳)『点子ちゃんとアントン』、岩波少年文庫。 |
参考書 | 授業中に適宜示します。 |
オフィスアワー | 毎週木曜10時30〜11時30分、場所:鈴木研究室。 |
受講要件 | 異文化理解I(ドイツ語) |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 異文化理解II(ドイツ語)、ドイツの文学、ドイツ文学論、文学概論、 |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13401 |
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キーワード | ドイツ語、ドイツ文化。 |
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Key Word(s) | German, German Culture |
学修内容 | 岩波少年文庫から出版されている『点子ちゃんとアントン』の翻訳を参照しつつ、一部抜粋したドイツ語のテクストを読み進める。受講者の実力を見つつ抜粋箇所の分量、難易度を勘案するが、半年を通じて作品を最後まで読み通すことを目標とする。テクスト講読前に、中級への導入として文法の補足をする。 1. オリエンテーション 2. 文法の補足(関係代名詞・接続法) 3. 文法の補足(分詞・受動態・冠飾句) 4-14. テクストの読解 15. まとめ |
事前・事後学修の内容 | 毎回の1〜2章分の翻訳を読み、指示した箇所のドイツ語テクストを予習して来る。 |
事前学修の時間:180分/回 事後学修の時間:60分/回 |