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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ドイツの文学A | |
どいつのぶんがくA | ||
German Literature A | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
木曜日 7, 8時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 鈴木 啓峻(人文学部) | |
SUZUKI, Keishun | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 「〜世代」という言葉が現れては消えてゆく私たちの社会には、「新しいものに乗り遅れたくない」という焦燥と、時代の流れにとらわれず「成熟した存在になりたい」という心情の矛盾が常に存在するのではないでしょうか。このような矛盾は多かれ少なかれ、宗教や社会秩序における全体的な世界観が掘り崩されて行く「近代」の宿命と言えます。この講義では、近代以降のドイツの文学と思想において、人間の〈成熟〉の可能性と不可能性がどのように描かれて来たかを辿ります。その際、ドイツ文学史上の登場人物たちが、それぞれどのような歴史的変化の文脈で自らの思想を紡いだかを多面的に捉えることを目標とします。 |
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学修の目的 | 「若さ」や「成熟」という言葉が持つイメージが時代によっていかに異なるか、またその差異が文学テクストの中でどのように現れているかを読解し、理解する。 |
学修の到達目標 | テクストの歴史的・社会的な文脈を理解した上で文学作品を解釈する視点を養う。近代ドイツにおける「成熟」をめぐる言説の歴史性を理解した上で、それらを各自の視点から意味付ける。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 各回のミニレポート50%、学期末レポート50% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 授業資料を配布する。 |
参考書 | 授業中に指示する。 |
オフィスアワー | 毎週木曜10時30分〜11時30分、場所:鈴木研究室。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 異文化理解II(ドイツ語)、ドイツの文学B(後期)、ドイツ文学演習、文学概論 |
その他 | 授業の中で読むテクストは全て翻訳を用いるので、ドイツ語を学んでいない方でも受講可能です。 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13400 |
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キーワード | ドイツ文学 宗教改革 教養小説 デカダンス アイデンティティー |
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Key Word(s) | German Literature, Reformation, Liberal Arts, Bildungsroman, Decadence, Identity |
学修内容 | 文学を中心に、「成熟」というテーマに関わる以下の人物と作品を取り上げる予定です。講義スケジュールは状況により変更する場合があります。 1. オリエンテーション 2. ルターの宗教改革と父親殺し 3. ルターの宗教改革と近代ドイツの国民意識 4. ゲーテと教養小説 5. シラーの美的教育の理念 6. ヴィルヘルム・ミュラーとシューベルトの『冬の旅』―― 成熟の挫折 7. 世紀末思想とデカダンス―― 成熟の拒否 8. ニーチェの歴史思想 9. ニーチェの超人思想とデカダンスの超克 10. トーマス・マン『ブッデンブローク家の人々』と「弱い父親」像 11. トーマス・マン『魔の山』における「若さ」の表象 12. カフカと実存主義 13. エーリヒ・ケストナーの「子ども」像 14. ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』の「子ども」像 15. まとめ――それでも成熟は可能か |
事前・事後学修の内容 | ドイツ文学をはじめ、文学、思想全般に興味を持っていることが望ましい。講義で扱った作品や参考文献の中でそれぞれの興味と交わるものを実際に手に取ることがレポートの準備となります。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |