三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 経済学G
けいざいがくじー
Economics G
授業テーマ 観光と環境の経済学
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-ECON1212-001
開放科目 非開放科目    
分野 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

後期

開講時間 木曜日 7, 8時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 朝日 幸代(人文学部)

ASAHI Sachiyo

実務経験のある教員 【教員名】朝日 幸代
【実務経験の内容】新聞社(日本経済新聞社)では財務・商品・経済データベース構築と経済モデル分析、経済予測の業務を行った。地方公共団体の研究所(四日市地域経済研究所)では地域経済分析研究の業務を行った。
【講義内容との関連性】本講義では、経済理論や観光、環境、経済などの経済データを用いて現状を把握し、観光、環境、経済の関係性をデータや多くの文献から学べるように講義を構成している。また、地域の観光や環境は地域の特性によって異なることから、地域経済の考え方や方法論を学ぶ講義である。

SDGsの目標
連絡事項 「経済学G 観光と環境の経済学」 Moodleのコース 
URL 以下でアクセスしてください。
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=12929

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 観光は経済活動の1つであることから、観光と環境の関係は環境経済学を理解することが重要になる。そのため、本授業は環境経済学の考え方を中心に取り扱う。
観光資源は、自然環境を基盤とした自然資本、長い歴史を含む文化によって人間がつくりだした文化資本、近年の社会的ニーズによってつくりだされた民間資本などがあり、様々な形成過程や特徴がある。これら資本に対する経済学理論による捉え方を講義する。さらに自然環境および環境問題の保全政策や環境評価、観光資源となる文化資本の価値を理解する内容を提示した上で、日本の各地域および海外の観光資源として環境政策や環境への取り組みを利用した事例を紹介する。また、観光と環境に関する世界遺産等の映像によって、様々な観光資源を見る機会を増やす予定である。講義は講義ノートのプリントと資料によってすすめる。
なお、本講義は三重創生ファンタジスタ教養教育機構、地域志向の対象科目である。
学修の目的 経済学の外部性の観点で環境を捉え、観光政策の重要性を理解すること、さらに環境政策の観光への適用を学ぶことにより、観光資源を多様な側面で理解する。地域の資源を理解する。
学修の到達目標 外部性を理解し、環境問題を説明する知識を得る。また、地域の文化資源や自然環境資源を理解する。環境政策の観光への適用事例を説明できるようになる。環境問題の解決策や観光政策で必要とされる要素について自分の意見を述べることができる。
日常生活の環境問題や環境政策、さらに現在の観光の状況、環境政策、地域の問題に関心をもつことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 中間レポート試験(20%)、期末レポート試験(30%)、講義ごとの課題提出(50%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 学生の質問等を聞く機会を出席カードを用いながら、増やしていく予定である。
教科書 配布資料を用いる
参考書 観光マーケティング―理論と実際―,長谷政弘,同文舘,1998年
都市再生を考える,植田和弘他,岩波書店,2004年
公共経済学入門,西垣泰幸 編著,八千代出版,2003年
文化経済学入門,デイビット・スロスビー,日本経済新聞社,2003年
観光経済学の基礎講義 中平 千彦, 薮田 雅弘 (著, 編集)他, 九州大学出版会,2017年
観光経済学入門,ジェームズ マック (著), James Mak (原著), 瀧口 治, 藤井 大司郎 (翻訳),‎ 日本評論社 ,2005年
オフィスアワー 日時:毎週木曜日12:00~13:00、13:00~14:00(予定)場所:人文学部棟5F朝日研究室、詳細は初回の講義で説明する。
受講要件
予め履修が望ましい科目 経済学A(経済学の講義を履修していると、より理解が深まる)
発展科目 地域経済論、地域経済分析
その他 積極的な講義の参加を期待しています。尚、講義に出席せずに、試験およびレポートの提出は、講義で理解したことを評価することができません。本講義の単位をとるには出席が不可欠です。この点を理解した上で、受講して下さい。
本講義は三重創生ファンタジスタ教養教育院、地域志向の対象科目である。
「経済学G 観光と環境の経済学」 Moodleのコース 
URL 以下でアクセスしてください。
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=12929

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=12929
キーワード 経済学、環境経済学、外部性、環境政策、公共財、地域資源
Key Word(s) Economics, Environmental economics, Externality, Environmental policy, Public goods, Regional resources
学修内容 <第1週> イントロダクション
<第2週> 経済活動と資源
<第3週> 経済と環境の関係 
<第4週> 経済と環境、観光の関係
<第5週> 資本の定義と役割 観光資源と環境資源
<第6週> 環境と経済の持続可能性
<第7週> 観光の現状と経済との関係
<第8週> 観光のライフサイクルモデル
<第9週> 外部性の考え方(1)
<第10週> 外部性の考え方(2) 
<第11週> 外部性の考え方(3) 
<第12週> 環境政策の考え方 四日市公害の事例紹介  
<第13週> 環境評価方法  
<第14週> 観光の便益と費用(1)
<第15週> 観光の便益と費用(2)
事前・事後学修の内容 学習内容のトピックスに関連する箇所について、講義時に指示する課題等に取り組むこと。
事前学修:講義テーマに関することについて調べ、テーマについて考えてみる。
事後学修:振り返りとして講義の課題を行い、講義内容を復習する。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:120分/回

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