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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士前期課程)共生環境学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 共生環境学特論 | |
きょうせいかんきょうがくとくろん | ||
Advanced Environmental Science and Technology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Envr-5061-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
月曜日 7, 8時限 上述の改稿時間は変わりうる.クラスごとに,教員と相談の上,決定する. |
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授業形態 |
ハイブリッド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 未定である. | |
担当教員 | 大野研(生物資源学研究科共生環境学専攻)・葛葉泰久(三重大学地域圏防災・減災研究センター) 村上克介・保世院座狩屋(生物資源学研究科共生環境学専攻) |
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OHNO, Ken, KUZUHA, Yasuhisa, MURAKAMI, Katsusuke, HOSEIN, Zakariya |
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kuzuha(at)crc.mie-u.ac.jp(KUZUHA) murakami(at)bio.mie-u.ac.jp(MURAKAMI) |
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実務経験のある教員 | それぞれの教員,大学以外の研究機関等で研究を行った経験,公務員であった経験等々を持っているが,詳細については個別に説明する. | |
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 共生環境学専攻は,母なる地球が育む多様な生態系から成る地球生命圏の環境を理解し,保全・修復しつつ,人間活動と生態系が調和する持続的な生物生産システム構築を目指している.このため,陸圏・海洋圏・大気圏が複雑に連動する地球生態システムを対象に,「微生物相」から「地球そのもの」というようなミクロスケールからマクロスケールまでをカバーする気象学・環境科学・生態科学などの基礎サイエンスに根ざした授業を行う.具体的には少人数クラスで資料を輪読し,それぞれの問題に対してさらに調べて議論を行うことにより,環境問題に対して,科学,持続性,社会的責任の視点から考える力を身につけることを目的とする. 基本的に,下述のような2つのコースを設け(所属している講座とは無関係)るので,学生はそのうちの一つを選ばれたい. 1.地球環境学的な議論を行うクラス(大野,葛葉) 2.英文資料を用い、日本語で議論を行うクラス(村上,保世院) |
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学修の目的 | 資料を少人数クラスで輪読し,担当箇所をさらに調べて発表し,自分の意見,考えを示す.それに対して違う立場からの質問,議論をお互いに行うことにより,環境問題に対する科学的な視点から考える力を身につける.前半,後半と専門の異なる教員が担当することにより,様々な視点からの考え方を学ぶことを目指す. 英文資料を用い、日本語で議論を行うクラスでは、日本語を話さない学生に配慮した授業を行う.もちろん,日本人学生がこのクラスに参加することも可能である. |
学修の到達目標 | 共生環境学の基礎となる幅広い教養を学び,議論できる力をつける. ただし,クラスによって,多少,テーマ,用いるテキスト等々異なる.ただ,「環境について学び,議論ができるようになる」という目標は同じである. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 80%以上の出席を前提とし,発表内容とレポートで評価する. |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 Moodleを活用する授業 教員と学生、学生相互のやり取りの一部が英語で進められる授業 |
授業改善の工夫 | 随時,学生の意見を聞き,改善を図ってゆく. |
教科書 | 教員ごとに用いるテキストは異なる.以後,各教員が使用する教科書類が確定し次第,ここに明記する. 大野研(未定) 葛葉泰久(環境倫理学 ISBN-10 : 4130623117,購入不要) 村上克介(英文資料を配布) 保世院座狩屋(英文資料を配布) |
参考書 | |
オフィスアワー | 担当教員にメイルでアポイントメントを取ること.アポイントメントをとれば,随時受付可能. 専攻内の学生が担当教員のメイルアドレスが分からないわけがないので省略する.それ以外の人が問い合わせをされたい場合は,葛葉宛(上掲のメイルアドレス宛)に連絡されたい. |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 各講座の科目. |
発展科目 | 各講座の科目. |
その他 | 農業工学系の講座の学生が,村上・保世院クラス,地球環境系の学生が,大野・葛葉クラスを受講するというような安易な選択ではなく,内容で受講クラスを決めて欲しい. |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 環境科学,持続性,社会的責任 |
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Key Word(s) | Environmental Science, Sustainability, Stewardship |
学修内容 | 環境科学の最新の資料から環境問題と研究の動向を学び,科学,持続性,社会的責任の視点からの議論を行う.ク各コース,前後半,異なる教員が担当し,資料を輪読後,議論を行う. 1. イントロダクション,クラス分け 2回目~16回目はそれぞれに教員による講義と討論. 例えば,葛葉は6回の授業を担当するが,仮に15回まで担当するとしたら,下述のようなテーマによる討論を行う.あくまで例である.この通りになるはずがないことに留意されたい. 2.環境と「死」:なぜ人を殺してはいけないのか. 3.環境と「死」:なぜ牛を殺していいのか? なぜくじらを殺すと文句言われるのか? 4.環境と「死」:なぜ「外来種殺し」を推奨する人がいるのか?ブルーギルやブラックバスって,なんか悪いことしたのでしょうか? 5.エネルギー問題:石油を使うのをやめたら,この世の中はどう変わってゆくのか? 6.「地球温暖化問題」:世間でいうように本当に二酸化炭素排出を削減するとすべて解決するのか? 7.農業って究極の環境破壊とは思いわないか?例えば,自分の気に入った植物だけを育て,品種改良して他所に持ってゆく.これって「皆が忌み嫌う」「外来種」を作ってばらまいてるんでは? 8.再度,農業って究極の環境破壊とは思いわないか?例えば,自分の気に入った植物だけを育て,品種改良して他所に持ってゆく.これって「皆が忌み嫌う」「外来種」を作ってばらまいてるんでは? 9.「生物多様性」って,実は人間のエゴから来ているって知ってるか?本当に「生物多様性を守る」のは大事でしょうか? 10.再度,「生物多様性」って,実は人間のエゴから来ているって知ってるか?本当に「生物多様性を守る」のは大事でしょうか? 11.「持続可能」って便利な言葉を使う時って,実は「人間のエゴ」が前面に出ているときではないか? 12.「マグロに名前はついてない.クジラに名前がついている(あくまで比喩)」って話. 13.ソーラーパネルって実はかなりの環境破壊かも.ハイブリッド車ってほんとうに環境のためになってるのか? 14.国力が落ちた20年後の日本でそう生きていくのか? 15.国力を落とさないために,今から何をすべきか? 16.試験に相当する総合討論 なお,各教員の扱うテーマは以下の様である.本当に実施する内容は,以下を参照して想像してください. 1.地球環境学的な議論を行うクラス(大野,葛葉) 大野:景観と生態を重視した地球環境の考え方 葛葉:環境倫理学に関する内容(「石油の枯渇について」,「生物多様性を守ることが本当に必要か?」,「保全と保存について」など) 2.英文資料を用い、日本語で議論を行うクラス(村上,保世院) 村上:開講時英文資料を配布 保世院:開講時英文資料を配布 |
事前・事後学修の内容 | (1)まず文科省の設置基準 大学はすべて設置基準に縛られます.その21条,23条には以下のように書いてあります. === (単位) 第二十一条 各授業科目の単位数は、大学において定めるものとする。 2 前項の単位数を定めるに当たつては、一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により単位数を計算するものとする。 一 講義及び演習については、十五時間から三十時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。 二 実験、実習及び実技については、三十時間から四十五時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。ただし、芸術等の分野における個人指導による実技の授業については、大学が定める時間の授業をもつて一単位とすることができる。 三 一の授業科目について、講義、演習、実験、実習又は実技のうち二以上の方法の併用により行う場合については、その組み合わせに応じ、前二号に規定する基準を考慮して大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。 3 前項の規定にかかわらず、卒業論文、卒業研究、卒業制作等の授業科目については、これらの学修の成果を評価して単位を授与することが適切と認められる場合には、これらに必要な学修等を考慮して、単位数を定めることができる。 (各授業科目の授業期間) 第二十三条 各授業科目の授業は、十週又は十五週にわたる期間を単位として行うものとする。ただし、教育上必要があり、かつ、十分な教育効果をあげることができると認められる場合は、この限りでない。 === ここで一番大事なのは,「1単位=45時間の学修」(21条の2)ということです.この45時間というのは,社会人の一週間の就労時間がもとになった等諸説ありますが,基本は「1単位=45時間の学修」ということです.多くの科目の付与単位は「半期で2単位」です.つまり,23条に書いてある15週で90時間学修するのが付与条件になります.ここで,大学・学部の執行部や学務係事務が誤解しているのは,「15回授業をしないといけない」と思っていることで,ここは実は「15週の間に何回授業をやっても良く,計90時間の学修をさせればよい」というのが正しいというのが最近の通説です. (2)授業時間 まず授業時間ですが,三重大学では授業時間は90分です.ですが,授業で120分の学修をしたと計算します.90分に教室の移動等を足して120分とカウントするというのが通説です.つまり半期で15回授業をするなら,2時間x15=30時間,授業で学修したことになります. (3)事前・事後学習 さて,半期2単の科目の場合,45時間×2=90時間の学習時間が必要と書きましたが,そうなると,90-2x15=60時間不足します.今,三重大学執行部・学務系事務は,「お上の逆鱗に触れないよう」この60時間分(半期2単位の場合),事前・事後学習をさせようと躍起になっています.そうなると,土日を使わないならば,1日4時間の事前・事後学習が必要になります.ここで,一日に「半期2単位の科目を2科目とっていた場合」何が起こるか考えてみましょう.事前・事後学習で8時間を使うことになります.不可能ですね.つまり非現実的な規定ということです. (4)このシラバスの「事前学修の時間」「事後学習の時間」 この欄に,お上の逆鱗に触れないように,「事前事後学習時間あせて240分と書きなさい」とずっと言われています(半期2単位の場合).でも,全員が予習・復習を(半期2単位科目で)4時間使うというのは極めておかしな話です.人には作業をこなすのにたくさんの時間を使う人と少ない時間で済む人がいます.皆が4時間机の前に座ってないといけないというのは現実的ではありません.これを文科省の担当官に問い合わせたところ,「必ず4時間というわけではない」と回答しました.では,この次の欄に「合計120分」(半期2単位の場合)と書く意味は何でしょうか?それは「そう書かないとシラバスを受け付けていただけない」,ただそれだけです. (5)卒論などの例外 設置基準の21条3には「前項の規定にかかわらず、卒業論文、卒業研究、卒業制作等の授業科目については、これらの学修の成果を評価して単位を授与することが適切と認められる場合には、これらに必要な学修等を考慮して、単位数を定めることができる。」とあります.つまり,卒論・修論関係科目に関しては,ここまで書いた「事前学修・事後学習ルール」を無視してよいと解釈できます.実際,卒論・修論は,研究室で可能な限りずっと研究に従事するものなので,「従事時間」などというもので縛るのは不適当です. ●結論 以上に鑑み,葛葉が執筆するシラバスにおいては,事前学修・事後学習時間を以下のように解釈していただければと思います. A. 卒論・修論周辺科目:上述(5)のように,ここに具体的な数字を入れるのは不適当なので,[9999]と入れておきますが,その数字に意味はありません.入れないとシステム上投稿したシラバスが受理されないから無意味な数字を入れているだけです.「研究室で可能な限り研究をしなさい」というのが本当のところです. B. 半期2単位の科目:上述の通り,「1回の授業あたり240分の事前事後学習をさせる」と書かないとシラバスを受理してもらえない(何度も突き返されました)のですが,ここでは無意味な数字[9999]を書きます.ですが,具体的には「教員が出した課題はこなすこと,試験で合格したければ,良い評価が欲しければ自己判断で勉強しなさい」ということです.時間で縛るのはナンセンスです. C. 半期4の科目:半期で45x4=180時間学修します.授業が2コマなら,4x15=60時間授業で使ったことになります.そうすると,120時間の不足です.一週あたり120/15=8時間,事前学修・事後学習をすることになるので,次の欄には事前学修240分,事後学習240分以上の数字を書かざるを得ません.ですが,その数字に意味はありません.ここも,「教員が出した課題はこなすこと,試験で合格したければ,良い評価が欲しければ自己判断で勉強しなさい」ということです.時間で縛るのはナンセンスです. ●以下,この科目固有の記述を書きます(それがある場合).なければ空白にします. 各回,その日の内容に応じた予復習をするのが基本である. 各回,(学生と協議してて決めた講義内容のうち,当該日に当たる部分の)内容に相当する部分について,ネットや図書館で調べ,授業後にその補足を行う.標準者で合計4時間かかるはず.標準者でない者がそれより長く時間を使おうが,短く使おうが,それは個々の事情に任せる. 1回目については,ガイダンスであるから,特段の予復習は必要としない.ただし,第2回に向けて,指示された準備をすることになろう.16回目については,半期90時間という設置基準の精神に鑑み,16回目に(課題的意味を有する)予復習は生じ得ない.合格したい者が好きなだけ学習すればよい. 再度書くが,次の欄の9999分なる記述に意味はない.そう書かねばシラバスを受け付けてもらえないのでそう書くだけである.全く参考にしないでいただきたい.要は授業で示される内容を理解すべく努力すれば良いのであって,「何時間勉強すれば良い」などという記述に意味はない. |
事前学修の時間:9999分/回 事後学修の時間:9999分/回 |