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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
共生環境学科・農業土木学教育コース 学部(学士課程) : 2年次 共生環境学科の学生が対象です。 |
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選択・必修 | 必修 教育コース必修科目(農業土木コース) |
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授業科目名 | 測量学 | |
そくりょうがく | ||
Surveying for Terrestrial Information | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Envi-2331-004
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
月曜日 5, 6時限 |
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授業形態 |
ハイブリッド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | ○森本英嗣(生物資源学部共生環境学科) | |
MORIMOTO Hidetsugu | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 自然環境を安全に保つために「土地資源情報」は必要かつ重要な情報となる。この授業では、土地資源情報すなわち地形情報を得る技術の一つである地形測量(平面測量)、および得られた情報の解析法、利用法等について学習する。 速行学は、三重大学のディプロマポリシーである4つの力の「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力「生きる力」を身に付けるため、学部のDPである(3)の習得を目指します。 |
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学修の目的 | 土地資源情報すなわち地形情報を得る技術の一つである地形測量(平面測量)、および得られた情報の解析法、利用法等を理解する。 |
学修の到達目標 | (知識) 測量学の基礎的技術論,測量に関する各種技術の内容・意義・解析方法等の知識を得る。 (態度) 誤差ならびに精度を理解し,身の回りにある構造物や地物がいかに緻密に作られているかを知ることができる。 (技能) 精密測定機器の構造と操作法等、土地資源情報の基礎に関わる技能を習得することができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 単元ごとの小テスト(40%)および期末試験(60%)を総合して評価(100%)する。詳しくは授業中に解説・通知する。 (知識) 測量学の基礎的技術論,測量に関する各種技術の内容・意義・解析方法等の知識を期末テストを通じて評価します(60%)。 (態度) 誤差ならびに精度を理解し,身の回りにある構造物や地物がいかに緻密に作られているかについて小テスト等を通じて評価します(20%)。 (技能) 精密測定機器の構造と操作法等、土地資源情報の基礎に関わる技能をについて小テスト等を通じて評価します(20%)。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
インターンシップ 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 谷口光廣、岡島賢治、森本英嗣、中村光司、成岡市(2020):改訂2版 実務測量に挑戦!! 基準点測量、電気書院、ISBN:978-4-485-30254-5 |
参考書 | (1) 岡島賢治、谷口光廣、森本英嗣、成岡市(2020):改訂新版 測量実習ポケットブック、電気書院、ISBN:978-4-485-30255-2 (2) 谷口光廣、岡島賢治、森本英嗣、成岡市(2020):ドローンポケットブック、電気書院、ISBN:978-4-485-30258-3 |
オフィスアワー | 曜日・時間:金曜日の15時~17時 場所:327室(居室) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 測量学演習 |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) 環境教育に関連した科目 ・測量士補資格取得必修科目 ・高等学校教諭一種免許状(理科)に関する科目 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
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第1回 | 概要 | ガイダンス(授業の進め方、教科書の紹介ほか) |
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授業時間内の学修内容 | 測量学の基礎知識として確率統計,線形代数の必要性を簡単に説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 測量,確率統計学,線形代数学 Survey, Probability statistics, Linear algebra |
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事前学修の内容 | 確率統計学,線形代数学について復習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | Webならびに書籍等で「測量」について関連知識を得る。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 測量の歴史 |
授業時間内の学修内容 | 教科書の1章に沿って説明する。さらに動画を使って測量技術の難しさ,重要性そして,人間社会の生活基盤となる学問であることを解説する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | 教科書1章を予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 地球の形状と表し方(緯度経度,ジオイド) |
授業時間内の学修内容 | 教科書の2章に沿って説明する。測量とは何か,測量の基準を説明しながら,地形を測定する世界標準基準を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 緯度・経度,地形 Latitude / Longitude, Geography |
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事前学修の内容 | 教科書2章を予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 基準点と誤差 |
授業時間内の学修内容 | 教科書2章に沿って説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 国家三角点,国家水準点,電子基準点 National triangulation point, National benchmark, Electric benchmark |
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事前学修の内容 | 教科書2章を予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | 誤差と期待値 |
授業時間内の学修内容 | 測量では必ず誤差が生じる。その誤差はどのように起こりえるかを説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 誤差,期待値 Error, Expected value |
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事前学修の内容 | 確率統計学の期待値についての復習をする。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 最確値の精度 |
授業時間内の学修内容 | 実際の測定値から真値に対する最確値を求めることは難しい。わずかな測定値から最確値とその精度を推定する方法を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 最確値,精度 Most probable value, Accuracy |
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事前学修の内容 | 確率統計学の分散を復習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | GNSS測量(観測方法) |
授業時間内の学修内容 | GNSS測量の概念と観測方法の種類を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | GNSS,単独測位,相対測位 Global Navigation Satellite System, Single-point positioning, Relative positioning |
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事前学修の内容 | 教科書7章を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | GNSS測量(原理①) |
授業時間内の学修内容 | 衛星による位置情報の取得原理を説明する。特に単独測位による位置の特定の論理を解説するする。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 位置情報,単独測位 Positional information, Single-point positioning |
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事前学修の内容 | 教科書7章を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | GNSS測量(原理②) |
授業時間内の学修内容 | 衛星による位置情報の取得原理を説明する。特に相対測位による位置の特定の論理を解説する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 相対測位,干渉測位 Relative positioning, Interferometric positioning |
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事前学修の内容 | 教科書7章を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 角測量(水平角) |
授業時間内の学修内容 | 教科書6章に沿って説明する。測定によって生ずる誤差の消去法とその論理を解説する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 水平角 Horizonal angle |
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事前学修の内容 | 教科書6章を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 角測量(鉛直角) |
授業時間内の学修内容 | 教科書6章に沿って説明する。鉛直角の測定方法と地物の高さの計測方法を解説する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 鉛直角 Vertical angle |
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事前学修の内容 | 教科書6章を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 水準測量 |
授業時間内の学修内容 | 教科書8章に沿って説明する。標高の高低差を測定する方法を説明し,基準点から標高を求める計測方法を解説する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 水準測量 Level survey |
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事前学修の内容 | 教科書8章を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | トラバース測量①(座標の計算) |
授業時間内の学修内容 | 既設の基準点を用いてある特定の位置(座標)を観測するためのトラバース測量を説明する。既知点から未知点の座標を計算する方法を解説する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 既知点,トラバース測量,座標 Benchmark, Traverse survey, Geographic coordinate |
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事前学修の内容 | 教科書11章を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | トラバース測量②(誤差の計算) |
授業時間内の学修内容 | 既設の基準点を用いてある特定の位置(座標)を観測するためのトラバース測量を説明する。既知点から未知点の座標を計算する方法を解説する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 既知点,トラバース測量,誤差 Benchmark, Traverse survey, error |
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事前学修の内容 | 教科書11章を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | UAVの基本と応用 |
授業時間内の学修内容 | UAV(ドローン)の基本知識と法規制について解説し,UAVの応用例を紹介する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | UAV Unmanned Aerial Vehicle |
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事前学修の内容 | 教科書UAV編を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業後に課す課題についての小レポートを提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 |