三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 医学部医学科 ・生体の構造と機能
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 神経解剖学
しんけいかいぼうがく
Neuroanatomy
単位数 「生体の構造と機能」として18 単位
ナンバリングコード
medc-medc-ANAT-2201-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

9月に脳実習のための講義を行なったのち、二班に分けて、各2回ずつ、対面の実習を行う。詳細はスケジュール表を参照。本試験は10月、再試験は12月の予定。

開講時間 火曜日 5, 6, 7, 8, 9, 10時限; 木曜日 5, 6, 7, 8, 9, 10時限; 金曜日 5, 6, 7, 8, 9, 10時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 講義(総合医学教育棟 2階 臨床第2講義室)
実習(先端医科学教育研究棟 2階 解剖実習室)

担当教員 ◯後藤英仁, 稲葉弘哲(医学部) 柏原哲郎(非常勤講師)

◯GOTO, Hidemasa INABA, Hironori KAYAHARA, Tetsuro

実務経験のある教員 後藤英仁は小児科医として5年程度勤務した経験がある。当該授業は正常の解剖学構造を取り扱い、実務経験と直接関係がある。

SDGsの目標
連絡事項 全面対面講義、実習を基本とする。新型コロナウイルス感染症の拡⼤に応じて、講義および実習形態は柔軟に変更する可能性がある。その場合、Moodleを介したメールで通知する。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 人体の解剖学のうち、中枢神経(特に、脳)の解剖を学ぶ
学修の目的 中枢神経組織の解剖学特徴を知り、脳における機能局在および神経回路が理解できるようになることを目的とする。
学修の到達目標 中枢神経の解剖を学ぶと同時に、将来、神経生理学を理解するうえで必要な神経回路についても理解する。また、脳の機能局在を深く理解することで、神経内科および脳外科疾患における機能損傷を理解できる基盤をつくる。さらに、ご尊体に対する感謝および畏敬の念をもって実習することで、医師になるうえで必要な高い倫理観をもって行動できるようになる。

医学教育モデル・コア・カリキュラムに定められる以下の項⽬が学習到達⽬標となる
A. 医師として求められる基本的な資質・能⼒
A-1) プロフェッショナリズム
A-2)医学知識と問題対応能力
A-8)科学的探求
A-9) 生涯にわたって共に学ぶ姿勢
ご献体をご提供いただいた故人およびその家族の尊いお気持ちを深く理解することで、人に対する尊厳を学び、医師の職責を自覚する。また、医学的問題を議論する際に正しい医学的ソースから常に新しい情報を入手し、問題を解決できるようになる。

C. 医学一般
C-1) 生命現象の科学
C-2) 個体の構成と機能
C-4) 病因と病態
中枢神経の正常形態を正確に理解できる。また、神経伝達路を正確に理解し、その機能不全によって引き起こされる神経症状を説明できる。

D. 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療
D-2) 神経系
D-4) 運動器(筋骨格)系
D-5) 循環器系
神経伝達路およびその機能について正確に理解し、その機能不全によって引き起こされる神経症状を説明できる。また、脳の血液循環を理解し、脳出血・脳梗塞などがもたらす症状を説明できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
○「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
 「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
○「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
 「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 成績は、宿題の成績(最大10点)+実習の評価点の平均点(最大10点)+試験の成績(最大80点)の合計(100点満点)で評価し、60点以上を合格とする。ただし、試験の受験資格は学部の規定(講義の2/3以上の出席および実習の全ての出席)に加えて、神経解剖学の宿題を期日までに提出していることで得られる。出席の認定方法は、初回の講義で、もしくは、moodle上に示す。
なお、社会状況等で対面の試験が実施できない場合は宿題の成績(最大50点)+実習の評価点の平均点(最大50点)の合計(100点満点)で評価し、60点以上を合格とする。
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

実地体験型PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫
教科書 もっとよくわかる!脳神経科学(羊土社)
参考書 神経解剖学講義ノート(金芳堂)、神経科学(西村書店)、ブルーメンフェルト カラー神経解剖学(西村書店)、カラー図解脳神経ペディア(羊土社)、ハインズ神経解剖学アトラス(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、ワックスマン脳神経解剖学(西村書店)、プラクティカル解剖実習脳(丸善出版)
オフィスアワー 必ず、事前に予約を取ること。e-mail(連絡先 kaibo-1@med.mie-u.ac.jp)への連絡そのものはいつでも可能であるが、こちらがすぐに対応できない場合もあるので、時間的に余裕をもって連絡すること。面談の場合は返信時に場所および時間を伝える。言うまでもなく、医学部および大学の規則で入構が許可されている時のみ、教室への訪問が可能になるので、訪問当日に急な発熱などの症状があれば、改めて予約し直すこと。
受講要件 神経解剖学の宿題を期限内に提出していること
予め履修が望ましい科目
発展科目 神経生理学、神経内科学、脳神経外科学
その他 本学の教育⽬標である4つの力に対して、以下のウェイトをおいた授業を⾏います。
「感じる力」=30%
「考える力」=30%
「コミニュケーション力」=20%
「生きる力」=20%

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13190
キーワード 大脳、小脳、中脳、橋、延髄、髄膜、脳溝、脳回、皮質脊髄路、内包、体性感覚路、視床、内頸動脈、椎骨動脈、ウィリス動脈輪、大脳動脈、大脳基底核、視覚路、脳神経
Key Word(s) Cerebrum, Cerebellum, Midbrain, Pons, Medulla oblongata, Meninges, Sulcus, Gyrus, Corticospinal tract, Internal Capsule, Somatosensory tract, Thalamus, Internal carotid artery, Vertebral artery, Circle of Willis, Cerebral arteries, Basal ganglia, Visual pathway, Cranial Nerves
学修内容 講義:1日で脳実習に必要な知識を講義する
脳実習:二班に分けて行う
事前・事後学修の内容 予習:Moodleに「神経解剖学」の基礎知識を学ぶための授業資料をアップロードするので、それを読んで勉強すること。その後、「宿題」を行い、Moodleに提出すること。
復習:脳標本写真や実際のご検体でみたものと教科書等にのっている情報を見比べ、全てのヒトに共通した部分と個体差が認められる部分を理解すること。
事前学修の時間:240分/回    事後学修の時間:240分/回

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