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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・共通科目 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 必修 教育実践力開発コース特別支援教育分野の学生は必修です。他コースは選択となります。 |
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授業科目名 | 授業研究の理論と方法(特別支援教育) | |
じゅぎょうけんきゅうのりろんとほうほう(とくべつしえんきょういく) | ||
Theory of Research Method in Teaching (Special Needs Education) | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EDUC-Prac5203
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 9, 10時限 |
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授業形態 |
* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 教育学部2号館5階 特別支援教育図書室 | |
担当教員 | 松浦直己, 菊池紀彦, ○郷右近歩, 栗田季佳, 森浩平 | |
MATSUURA Naomi, KIKUCHI Toshihiko, ○GOUKON Ayumu, KURITA Tokika, MORI Kohei | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 障害児の課題を改善・克服するためには、授業づくりと共に教材教具の工夫や代替機能の活用が重要である。この授業は、1)特別支援学校や小中学校の特別支援学級を訪問し、授業における児童生徒の指導場面を見学する、2)障害種別に応じた教材教具の工夫や代替機能を理解する、3)事例検討と教材教具の開発を行う、から構成され、障害のある児童生徒に対する教材を開発し、活用できる実践力を身につけさせることを目的とする。 |
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学修の目的 | 1)特別支援学校や小中学校の特別支援学級の訪問では、障害のある児童生徒に対し、指導場面においてどのような教材・教具が使われているかを知ることができる。 2)障害種別の教材・教具の工夫や代替機能の理解では、それぞれの障害児の特徴に応じて、教材が開発され日常で使用されていることを学修する。 3)事例検討と教材・教具の開発では、最初に教材の事例報告を行い、次に、障害のある児童生徒に応じた教材・教具を構想しながら作成することができる。 最後に、受講者による発表を行い、教員および受講者間で教材・教具の改善を図り、知識や技能を深めることができるようになる。 |
学修の到達目標 | 【現職教員学生】 1)障害のある児童生徒の特徴を把握し、その障害に応じた教材・教具が使用されていることを理解できる。 2)障害種別に応じた教材・教具を作成し、活用できる実践力を身につけることができる。 【学部新卒学生】 1)特別支援学校や小中学校の特別支援学級を訪問し、障害のある児童生徒に対する指導場面の見学を通して、様々な教材・教具が使用されていることが理解できる。 2)障害のある児童生徒の特徴を把握し、その障害に応じた教材・教具が使用されていることを理解できる。 3)障害種別に応じた教材・教具を作成することができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | プレゼンテーション(35%)およびレポート(65%)により評価する。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 グループ学習の要素を加えた授業 Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所. 特別支援教育の基礎・基本 新訂版. −共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築−. ジアース教育新社, 2015. 文部科学省. 特別支援学校幼稚部教育要領 小学部・中学部学習指導要領. 2018. 文部科学省. 特別支援学校高等部学習指導要領. 2019. 文部科学省. 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編(幼稚部・小学部・中学部). 2018. |
オフィスアワー | 毎週月曜日 14時40分〜16時10分 教育学部専門校舎2号館4階 特別支援(心理)第2研究室 郷右近 歩 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 特になし |
発展科目 | 特別支援教育の課題解決演習Ⅰ〜Ⅳ |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 教材・教具、障害の理解、事例検討 |
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Key Word(s) | teaching materials, teaching tools, understanding special needs, case study |
学修内容 | 特別支援学校や小中学校の特別支援学級において、障害のある児童生徒に対する授業を見学して、どのような教材・教具が使われているかを知る。その上で、受講者自身が教材・教具を作成して活用の仕方を学ぶ。 第1回:発達障害児や知的障害児に対する実際の指導場面の見学①(指導目的、指導全体計画を中心として) 第2回:発達障害児や知的障害児に対する実際の指導場面の見学②(教材教具の工夫、教材の内容を中心として) 第3回:障害種別の教材教具と代替機能の理解① 視覚障害の理解と教材教具(視覚障害の特徴、教材教具の活用<点字、白杖、音声拡張器など>) 第4回:障害種別の教材教具と代替機能の理解② 聴覚障害の理解と教材教具(聴覚障害の特徴、教材教具の活用<手話、シンボルマークなど>) 第5回:障害種別の教材教具と代替機能の理解③ 知的障害の理解と教材教具(知的障害の特徴、教材教具の活用<国語・算数教材など>) 第6回:障害種別の教材教具と代替機能の理解④ 肢体不自由の理解と教材教具(肢体不自由の特徴、教材教具の活用<歩行器、車椅子など>) 第7回:障害種別の教材教具と代替機能の理解⑤ 病弱・虚弱の理解と教材教具(病弱・虚弱の特徴、教材教具の活用<温度調整、空調設備、健康保持器具など>) 第8回:障害種別の教材教具と代替機能の理解⑥ 学習障害(LD)の理解と教材教具(LDの特徴、教材教具の活用<読み書き・算数、絵・写真など>) 第9回:障害種別の教材教具と代替機能の理解⑦ 注意欠如多動性障害(ADHDの特徴、教材教具の活用<教室環境、ブロックなど>) 第10回:障害種別の教材教具と代替機能の理解⑧ 自閉症スペクトラム障害(ASDの特徴、教材教具の活用<SSTカードなど>) 第11回:事例検討会・・・教材教具の事例報告(個人ごとに発表し討論する) 第12回:教材教具の作成①(教材教具を作成するために障害児の特徴と課題を整理し、構想を練る) 第13回:教材教具の作成②(各自で障害に応じた教材を作成する) 第14回:教材教具の作成③(各自で障害に応じた教材を作成し完成させる) 第15回:プレゼンテーション(障害種別の応じた教材教具の発表) |
事前・事後学修の内容 | それぞれの授業について、参考書をもとに障害の特性や教材教具について調べておくこと。授業終了後は、配付資料及びノートの確認・整理を行うこと。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |