シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2022 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 全学が開講する教職に関する科目(教育学部学生を除く) | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
|
選択・必修 | ||
授業科目名 | 【遠隔】道徳教育論 | |
どうとくきょういくろん | ||
Moral Education | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
火曜日 5, 6時限 |
|
授業形態 |
オンライン授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 井上 兼一(非常勤講師) | |
INOUE Kenichi | ||
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 道徳教育に関する基礎編として、授業前半において、わが国の道徳教育の歴史について講じる。戦前期の「教育ニ関スル勅語」に基づいた修身教育から、戦後教育への転換、さらに現行の学習指導要領に至った経緯について概観する。それに関連して、教育課程における道徳の位置づけの変化について理解を深める。授業後半は実践編として、小学校・中学校での授業づくりの手法を取り上げる。学習指導要領の内容と合わせて、指導案の書き方や実際の実践記録を用いて、授業展開について理解を深める。道徳教育と生徒指導の関係性、海外における道徳教育の取り組みなどについても、適宜、扱うものとする。これらの講義を通じて、受講生は道徳教育の意義や課題について理解することができる。 |
---|---|
学修の目的 | 教育現場における道徳教育の意義や課題について、正しく理解することができる。新しい学習指導要領において、道徳は教育課程に「特別の教科 道徳」という領域として位置づけられた。これまでの道徳教育をふまえ、新しい道徳教育ではどのような指導や授業展開、評価が求められているのか基本的知識を習得することができる。さらにそれらの事項について説明することができる。 |
学修の到達目標 | 学校において展開される道徳教育について、その基本となる理論を修得し、実践における基本的指導法を理解する。道徳に関する諸概念の検討、道徳教育の理論や実践の歴史などを踏まえて、教育現場が直面している道徳的課題の把握と解決策について主体的に考える。 平成27年3月の学習指導要領の一部改正を受けて、教育課程に「特別の教科 道徳」が位置づけられた。新しい道徳教育において、児童生徒が多様な価値を認め合い、他者との対話を通じて道徳的諸価値について深く学び、さらに道徳的行為を行うための意欲や態度を育むことが求められている。それらを実現するために、どのような指導や授業が実施可能であるか、受講生は基本事項を習得し、また説明することができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | レポート20%、期末試験80% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | 講義内容は前半が基礎編、後半が実践・応用編となっている。道徳教育だけでなく、他の教職科目と関連する内容を扱うことがある。受講生の理解をはかるため、質疑応答するなど双方向の授業を展開したい。また学習のポイントやキーワードを説明して、学びの促進をはかる。授業後の感想・意見、問い合わせについては、次の授業時にフィードバックするように努める。 |
教科書 | 文部科学省『小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』平成29年3月告示 文部科学省『中学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』平成29年3月告示 |
参考書 | 貝塚茂樹・関根明伸編『道徳教育を学ぶための重要項目100』教育出版 、平成28年 鈴木由美子・宮里智恵編『やさしい道徳授業のつくり方 改訂版』溪水社、令和元年 貝塚茂樹『新時代の道徳教育:「考え、議論する」ための15章』ミネルヴァ書房、令和2年 |
オフィスアワー | |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
教職にかかる重要な科目です。受講生は、真剣に取り組んでください。 授業中の飲食、スマートフォンなどの使用を禁止します。 授業と無関係のことをしている学生については、受講を制限する場合があります。 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13327 |
---|
キーワード | 道徳教育の歴史、道徳教育の全領域主義、道徳性発達理論、宗教的情操教育 |
---|---|
Key Word(s) | History of Moral Education Moral Education through all the Activities in School Theory of Moral Development Education of Religious Sentiments |
学修内容 | 授業計画 第1回:はじめに 第2回:道徳、道徳教育とは 第3回:道徳教育の歴史(1)-戦前における修身教育の展開- 第4回:道徳教育の歴史(2)-戦後における「道徳の時間」の特設- 第5回:教育課程における道徳の位置づけ-領域論- 第6回:学習指導要領の改訂と道徳教育の変化 第7回:「道徳の時間」から「特別の教科 道徳」へ 第8回:道徳性の発達理論 第9回:道徳の指導計画および指導案 第10回:小学校における教育実践 第11回:中学校における教育実践 第12回:道徳教育と生徒指導 第13回:道徳教材・資料の活用 第14回:海外における道徳教育事情 第15回:現代における道徳教育の諸問題 定期試験・総括 |
事前・事後学修の内容 | 授業で扱う内容や紹介する文献について、事前・事後に主体的に読み深め、自ら理解するように努める。 日頃から道徳に関する諸問題に関心をもち、その解決にどのような手立てが考えられるか、常に意識するよう心がける。 教育改革の方針や『学習指導要領』の改訂など、政府・文部科学省の動向にも注目し、日頃から新聞などを読むようにしてもらいたい。 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |