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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 医学系研究科(博士課程)生命医科学専攻
受講対象学生 大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次
選択・必修 選択
授業科目名 腫瘍病理学Ⅰ
しゅようびょうりがくⅠ
Pathologic Oncology Ⅰ
単位数 6 単位
ナンバリングコード
medc-medc-PAON7101-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間
授業形態


* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 ○渡遺昌俊(医学系研究科),広川佳史(医学系研究科)

WATANABE,Masatoshi HIROKAWA,Yoshifumi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 受講生の専門性を尊重し、下記学修内容の内から、年度ごとにテーマを調整する。
学修の目的 腫瘍病理学の研究者として必要な知識を獲得する。
学修の到達目標 腫瘍病理学の研究に必要な情報を適切に参照できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業への参加姿勢、課題の達成度、プレゼンテーション、レポートなどを総合的に評価する。
授業の方法 講義 演習 実験 実習 実技

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 学修の進捗状況に基づき、継続的な改善を行う。
教科書 授業中に適宜指示する。
参考書 授業中に適宜指示する。
オフィスアワー 各授業担当教員により異なる。
受講要件 修士課程修了程度の基礎知識があることが望ましい。
予め履修が望ましい科目 医学・生物学の基礎知識を持っていることが望ましい。
発展科目 腫瘍病理学Ⅱ
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 生命医科学、基礎医学、臨床医学、社会医学
Key Word(s) Medical Life Science,Basic Medicine,Clinical Medicine,
Public Health and Social Medicine
学修内容 【研究内容】
1.前立腺がんを含めたがん微小環境を模したin vitro代替モデルの開発
2.前立腺がんを含めたがん進展に関わる遺伝子の同定
3.進行性前立腺がんに対するホルモン療法の効果を予測可能なバイオマーカーの探索
4.がん治療への応用を目指した磁性体ナノ粒子と関連遺伝子の機能解析
本講座では「がん」の病態解明を目指しています。「がん」は遺伝子病であると定義されていますが,「がん」の増殖能や浸潤・転移能は遺伝子・分子異常によって一義的に決定されるものではなく,例えば「がん」細胞のおかれた微小環境が重要な役割を担います。腫瘍環境は多彩な細胞と基質で構成される不均一な集合体で
あり,この複雑な構造こそが「がん」組織の不均一性の本態と考えています。本講座では前立腺がんの微小環境を構成する脂肪細胞や active な線維芽細胞の機能的な役割を解明し,がん微小環境を標的にした新規治療法の開発を目指しています。
古くから,がん微小環境を病理組織学的に解析するためには実験動物の利用を余儀なくされてきました。しかし,近年では動物代替の動きが強まり,in vitro実験系での生体環境の再構築が求められています。そこで,本講座では前立腺がんの微小環境をin vitroで再構築し,前立腺がん進展に関わる遺伝子を抽出し,臨床病理へ応用する橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ)を実践しています。
【指導内容】
がん微小環境を構成するがん細胞,脂肪細胞,線維芽細胞を用いた細胞培養実験を基本とし,そこに分子生物学的手法,生化学的手法を加えて,in vitro実験系での生体環境の再構築を行います。もちろん,in vitro実験系で再構築されたがん微小環境を病理組織学的に解析し,動物実験の結果やがん患者の組織像と比較することで橋渡し研究として成り立っていることを評価します。さらに,昨今の病理学研究では次世代シークエンス解析による,がんゲノム解析が積極的に取り入れられているため,ゲノム病理という新たな分野に精通した病理医・研究者の育成にも力を入れています。
事前・事後学修の内容 授業中に適宜指示する。
事前学修の時間:    事後学修の時間:

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