三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 医学部医学科 ・初期医学科目
基礎科目
その他
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
1年後期で医学医療Cにて、慢性疼痛についての講義を履修した学生は、ぜひ参加して、チーム医療についての理解を深めてください。
授業科目名 いたみのチーム医療・集中コース
いたみのちーむいりょう・しゅうちゅうこーす
Interdisciplinary workshop for chronic pain care
単位数 1 単位
ナンバリングコード
medc-medc-IWFC-2202-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 鈴鹿医療科学大学白子キャンパス(新型感染症の状況に応じて適宜変更)

担当教員 横地歩、平松真由子、船尾浩貴(医学系研究科・医学部附属病院)、荒井信行、山口太美雄、若杉悠佑、浅田啓嗣、伊藤和寛、齋藤恒一、草川裕也、菅原秀次、髙木久代、長岡伸征、丸山淳子、三浦高市、田中和奈、松崎かさね、森山小統子、河尻純平、鈴木聡、上條史絵(鈴鹿医療科学大学)、他

実務経験のある教員 丸山一男、丸山淳子、横地 歩、坂本 正 : 三重大学附属病院麻酔科ペインクリニック外来、及び、三重大学医学部附属病院痛みセンターにて、医師として、慢性疼痛や癌性疼痛の臨床業務の経験がある。
上條史絵 : 三重大学医学部附属病院麻酔科慢性疼痛心理外来外来にて、臨床心理士、公認心理師として、慢性疼痛や癌性疼痛の臨床業務の経験がある。
船尾浩貴 : 三重大学医学部附属病院にて、看護師として、慢性疼痛や癌性疼痛の臨床業務の経験がある。

SDGsの目標
連絡事項 ワークショップの性質上、希望者が多すぎる場合は、履修生の人数を制限することがあります。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ・早期より、教養教育と並行して選択受講できる「慢性疼痛医療者育成プログラム」です。
・慢性の痛み治療を志す「きっかけとなる体験」を意図しています。体験型シミュレーションを通じて、チーム医療を学びます。
・本授業は、本学の医学科・看護学科の学生と、鈴鹿医療科学大学の多専攻(理学療法、看護、鍼灸、薬学、栄養、心理、医療福祉、臨床工学、放射線技術、等)の学生が、合同で同時に受講する3日間の集中ワークショップです。
学修の目的 ・1日目:視野を広くして慢性疼痛の治療法を学習します。西洋医学だけではなく東洋医学を。薬だけでなく食事や理学療法を。医学だけではなく心理学を。
・2・3日目:シミュレーション型の体験学習をとおして、チーム医療の基礎となるディスカッションスキルやコミュニケーションについて学びます。
・多職種の連携により患者さんや家族・パートナーを支えることの意義を、ワークショップを通して「実感」することがねらいです。
学修の到達目標 1.慢性疼痛への多角的アプローチについて学び、その知識を慢性疼痛事例の検討で活かし、理解を深める。
2.立場や専門性の違いに関わらず、話し合いで問題を解決する現実的能力(チーム医療の基礎)を育む。
3.ともに学ぶことで、多職種間での相互理解と信頼関係の構築(チーム医療の基盤)のきっかけを作る。
4.多職種連携が、患者や家族・パートナーの治療や支援に役立つことを実感する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
○「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
○「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
○「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
○「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
○「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

患者さん本人や家族・パートナーの力、及び、多職種がもつそれぞれの力を、チームとして連携させていくことが出来る医療人を目指す。

成績評価方法と基準 出席、授業中の学習態度、レポートと課題提出を総合的に考慮して判断します。
授業の方法 講義 演習 実習 実技

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 参考資料を配布します。
参考書
オフィスアワー 第3火曜日 16:00~16:15 059₋232₋1111(代表)→ 麻酔科 横地 歩。
受講要件 慢性疼痛とチーム医療に興味がある人の参加を求めます。
ワークショップ全体で50名を募集しています。1年次医学医療C慢性疼痛についての講義を履修された方に、優先的に参加を認めています。3日間すべて参加できることを条件とします。
ワークショップの性質上、希望者が多すぎる場合は、履修生の人数を制限することがあります。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 慢性疼痛、東洋医学的アプローチ、チームアプローチ、チーム医療、多職種チーム連携教育
Key Word(s) chronic pain care, oriental medicine, team approach, team medicine, interdisciplinary team education
学修内容 痛みに対する生活者としてのアプローチを学ぶ。オリエンテーション、痛みのメカニズム、 身体に対する東洋医学的な見方、薬膳、体操、姿勢、ストレッチの効果の理論 など。
具体的で、やや困難な慢性疼痛事例についてチームで考える。模擬患者に参加してもらい、慢性疼痛を抱える患者とその家族を、どのように支えていくかを検討する。患者や家族とのコミュニケーション、職種間のコミュニケーションを円滑に行い、患者にとって重要な関心や課題に焦点を当てて、共通の目標を設定できるようになることを目指す。職種の違いに関する気付き、患者側と医療者側のずれに関する気付きなど、体験に基づく学びを意図しています。
事前・事後学修の内容 WS参加前に痛みの理論について、各自事前学習を行う(詳しい内容はmoodleにて指示する)。
事前学修の時間:30分/回    事後学修の時間:60分/回

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