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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 電気回路論I及び演習(2018年以前入学生用)
でんきかいろろんいちおよびえんしゅう
Electric Circuit Theory I and Exercise
単位数 1.5 単位
ナンバリングコード
EN-ELEC-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 7, 8時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 藤原裕司

FUJIWARA, Yuji

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 定常状態にある電気回路において,スイッチを入れるなど状態を変化させると,回路は過渡状態を経て,新しい定常状態に遷移する.過渡状態で生じる現象の解析は定常状態の回路解析とともに重要である.また,実際の電気回路ではひずんだ交流波形を扱うことも多い.この講義では,電気回路における過渡現象および非正弦波交流に対する電気回路の動作について学ぶ.
学修の目的 電気回路における過渡現象を理解する.
非正弦波交流に対する電気回路の動作を理解する.
学修の到達目標 ①電気回路の定常状態と過渡状態の概念を理解し,過渡現象を微分方程式で表現できるようになる.
②初期条件を定常状態から物理的に導くことができるようになる.
③過渡現象を微分方程式により解くことができ,その結果をグラフで表し物理的に説明できるようになる.
④過渡現象をラプラス変換の手法を使って解くことができ,さらに回路動作(時間関数)とラプラス変換表現(S関数)の関係を理解できるようになる.
⑤フーリエ級数と記号法を利用して,非正弦波交流に対する電気回路の動作を解析できるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 多面的な思考能力と素養:日本や世界各国の種々の時代や地域には、多様な考え方が存在していることを学び、様々な立場から互いの意見を尊重して相互に理解できる。【認知的領域】
 技術者倫理:電気電子工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【情意的領域】
 基礎知識と専門知識:数学、自然科学、情報技術、並びに電気電子工学に関する基礎及び専門知識を修得し、それらの知識を応用できる。【認知的領域】
 デザイン能力・ものづくり能力:電気電子工学の基礎と専門知識を基にして、関連した情報の収集を図り、課題を解決する手法を提案でき、それに基づいて「ものづくり」を行える。【技能表現領域】
 コミュニケーション能力:実験した内容や考察した内容、調査した内容を図、表等を利用して文書により表現し、他人に説明できる能力、討論を行える。専門とする分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる。【技能表現領域】
 自主的継続的学習能力:電気電子工学に関連する種々の分野に関心を持ち、未知な分野が広がっていることを感じて、自主的、継続的な学習が必要であることを認識できる。【情意的領域】
 制約下での仕事の推進・統括:電気電子工学分野の基礎に関する与えられた課題または自ら設定した課題について、計画的に物事を進め、期限までにまとめて報告書を提出できる。【認知的領域】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
学習教育目標との関連(達成度点検シートの重み):
基礎・専門知識(0.7),自主的継続的学習能力(0.1),制約下での仕事(0.2)
成績評価方法と基準 1.概ね7割以上出席した者を単位授与の対象者とする.
2.毎回の小テスト50%,期末試験50%:計100%で評価する.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 小テストにより学生の理解度を把握し,授業にフィードバックする.
教科書 大学課程 電気回路(2)(第3版) (尾崎弘著,オーム社)
参考書 特になし
オフィスアワー 電子メール(fujiwara@phen.mie-u.ac.jp)で予約してください.
受講要件
予め履修が望ましい科目 基礎電気回路論Ⅰ・Ⅱ
発展科目 電気回路論II
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 過渡現象,微分方程式,ラプラス変換,フーリエ変換
Key Word(s) Transient phenomena, Differential equation, Laplace transform, Fourier transform
学修内容 第1回:ガイダンスと定数係数線形微分方程式の解法
第2回:過渡現象の初等的解法(RC直列回路)
第3回:過渡現象の初等的解法(RL直列回路)
第4回:過渡現象の初等的解法(RLC回路)
第5回:複数のコイルがある回路
第6回:複数のコンデンサがある回路
第7回:基本的回路のパルス特性
第8回:ラプラス変換
第9回:ラプラス変換に関する公式
第10回:過渡現象のラプラス変換による解法(RC直列回路,RL直列回路)
第11回:過渡現象のラプラス変換による解法(RLC回路,はしご型回路)
第12回:繰り返す波形のラプラス変換
第13回:非正弦波交流とフーリエ級数
第14回:非正弦波交流回路の解析
第15回:授業のまとめ
第16回:定期試験
事前・事後学修の内容 Moodleに授業で使用する資料を掲載するので,十分に予習を行うこと.
授業の始めに,前回授業の内容に関する小テストを行うので,十分に復習を行うこと.
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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