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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 医学部医学科 ・社会と医学
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 衛生学
えいせいがく
Hygiene
単位数 「社会と医学」として3 単位
ナンバリングコード
medc-medc-HYGI-2201-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期前半

開講時間 火曜日 3, 4時限; 水曜日 3, 4, 5, 6時限; 金曜日 3, 4時限
衛生学講義:火曜日、金曜日 5月26日木曜日;  衛生学実習:水曜日
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 衛生学講義:基礎第1講義室
衛生学実習:多目的講義室

担当教員 ○村田 真理子(医学部医学科)、及川 伸二(医学部医学科)、小林 果(医学部医学科)、非常勤講師(川西 正祐教授、井上 純子元准教授、 平工 雄介教授)

MURATA,Mariko, OIKAWA,Shinji, KOBAYASHI,Hatasu,
KAWANISHI,Shosuke, INOUE, Sumiko, HIRAKU,Yusuke,

SDGsの目標
連絡事項 新型コロナウイルス感染症の拡⼤に応じて、授業形態は柔軟に変更する可能性があります。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 衛生とは「生を衛る」ことを意味し、衛生学は生命および生活を守り、Quality of Life を向上させることを目的とする。衛生学は環境科学と生命科学を含む学際的な学問領域であり、環境保全および疾病予防、健康増進、寿命延長を目指す。要因と宿主との相互作用を理解し、予防医学的見地を踏まえた環境医学および健康科学を学ぶ。
学修の目的 社会と医学: 健康に影響を与える環境要因および遺伝要因について理解し、疾病を予防する対策を説明できる。
 健康を集団レベルで保持・増進する法制度について説明できる。

衛生学実習: 環境測定の方法と理論を理解し、測定結果の意義とあるべき対策を科学的に考察できる。
 グループで協調性と自主性を持って目的を遂行できる。
学修の到達目標 医学・医療の科学性と倫理性を学ぶとともに、社会制度と保健・医療に関する法について理解することを目標とする。

医学教育モデル・コア・カリキュラムに定められる以下の項目が学習到達目標となる。
B 社会と医学・医療
B-1-5) 生活習慣とリスク
B-1-6) 社会・環境と健康

C 医学一般
C-4 病因と病態
C-4-1) 遺伝的多様性と疾患
C-4-6) 腫瘍

E 全身に及ぶ生理的変化、病態、診断、治療
E-5 物理・化学的因子による疾患
E-5-3) 疾患
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
 「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
 「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
 「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
 「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 試験は各教員が担当した講義内容の範囲から別々に出題し、それを合計して100%とする。
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 学生の授業評価アンケート結果を参考にして、講義内容などを改善する
教科書
参考書 国民衛生の動向, 厚生統計協会.
分子予防環境医学, 分子予防環境医学研究会編, 本の泉社, 2003.
オフィスアワー 随時、環境分子医学(電話あるいは電子メールにて予約すること)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 「感じる力」= 10%、「考える力」= 50%、「生きる力」= 30%、「コミュニケーション力」= 10%

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 環境保全、疾病予防、健康増進、寿命延長
Key Word(s) Environment preservation, Diseases prevention, Health promotion, Life extension.
学修内容 衛生学総論:環境要因・遺伝要因による健康への影響を理解し、健康リスクアセスメントができるようになる。地域特性を知る。

環境衛生(1):ヒトと環境との相互作用による健康影響について、個人衛生環境を中心に学ぶ。

環境衛生(2):環境基本法、公害問題とその対策を理解する。

環境衛生(3):地球環境汚染による諸問題およびSDGsについて理解する。

騒音・振動の生体影響:振動・騒音による健康への影響、産業現場における環境測定、健康障害の把握と被害防止について理解する。

重金属、微量元素:金属中毒の歴史・現状、職業病と公害病の類似点と相違点、好発部位、金属中毒(鉛中毒、金属発がん、金属アレルギーなど)の機構について学び、産業現場における健康障害の状況と被害防止について理解する。

職業がん:化学物質の毒性作用とその発現機構、特に職業がんについて学び、環境毒性学の基礎を習得することにより、産業中毒について理解する。

環境発がん:環境化学物質や生活習慣とがんの関係について学び、発がん機構について理解する。

食品保健:食生活と健康について理解し、栄養摂取と疾病・健康増進との関係を学ぶ。

食とがん:食による発がんとその機構について学ぶと共に、食事による積極的ながん予防について考える。

遺伝要因と環境要因:疾患における環境要因・遺伝要因の役割を理解し、両要因に対する予防医学的アプローチについて学ぶ。

学校保健:学校保健の意義を知り、学校保健行政および学校医の役割について理解する。

試験

衛生学実習:温熱条件の測定、照度および騒音の測定、室内空気環境中の汚染物質の測定
事前・事後学修の内容
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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