三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 エレクトロニクス概論
えれくとろにくすがいろん
Introduction to Electronics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-EMAT-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 5, 6時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 工学部12番教室

担当教員 中村浩次(工学研究科物理工学専攻),松井 龍之介(工学研究科電気電子工学専攻),○青木 裕介(工学研究科電気電子工学専攻),元垣内 敦司(工学研究科電気電子工学専攻)

NAKAMURA, Kohji, MATSUI, Tatsunosuke, ○AOKI, Yusuke, MOTOGAITO, Atsushi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本授業により,先端エレクトロニクスやナノテクノロジーの理解に必要な,電子・光材料に関する基礎的知識を習得することを目指す。具体的には、以下の内容について理解することを目標とする。
①化学結合と結晶構造の種類
②導電体,半導体,絶縁体の違い
③磁性と磁性材料,超電導
④光材料
⑤ディスプレイ,光記録素子
学修の目的 電気電子工学を専攻する学生として習得しておくべき電子・光材料の基礎的知識を得る。
学修の到達目標 学習・教育目標:以下の「基礎知識と専門知識」、「自主的継続的学習能力」および「制約下での仕事」に関する能力を得ることを目標とする。

「基礎知識と専門知識」
 ・電子・光材料のもつ基本的な性質について説明ができる。
 ・電子・光材料がどのように応用されているかを説明できる。
「自主的継続的学習能力」
 ・与えられたレポート課題について、自主的に資料収集を行い、整理してレポートとしてまとめることができる。
「制約下での仕事」
 ・与えられたレポート課題について、限られた期日までに限られた文章量にまとめて提出することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 多面的な思考能力と素養:日本や世界各国の種々の時代や地域には、多様な考え方が存在していることを学び、様々な立場から互いの意見を尊重して相互に理解できる。【認知的領域】
 技術者倫理:電気電子工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【情意的領域】
○基礎知識と専門知識:数学、自然科学、情報技術、並びに電気電子工学に関する基礎及び専門知識を修得し、それらの知識を応用できる。【認知的領域】
 デザイン能力・ものづくり能力:電気電子工学の基礎と専門知識を基にして、関連した情報の収集を図り、課題を解決する手法を提案でき、それに基づいて「ものづくり」を行える。【技能表現領域】
 コミュニケーション能力:実験した内容や考察した内容、調査した内容を図、表等を利用して文書により表現し、他人に説明できる能力、討論を行える。専門とする分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる。【技能表現領域】
○自主的継続的学習能力:電気電子工学に関連する種々の分野に関心を持ち、未知な分野が広がっていることを感じて、自主的、継続的な学習が必要であることを認識できる。【情意的領域】
○制約下での仕事の推進・統括:電気電子工学分野の基礎に関する与えられた課題または自ら設定した課題について、計画的に物事を進め、期限までにまとめて報告書を提出できる。【認知的領域】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

電気電子技術者として必要な先端電子・光材料に関する基礎的知識を習得することを目標とします。
ここで習得した知識が電磁気学や電気電子物性論などの関連科目と深くつながっていることを理解し、技術者となった時に直面するさまざまな問題解決に生かせるようにしてください。

○ JABEE 関連項目
学習・教育目標との関連(達成度点検シートの重み):「基礎専門」(0.8)、「自主的継続的学習能力」(0.1)、「制約下での仕事」(0.1)
成績評価方法と基準 中間試験40%,期末試験40%,レポート20%,計100%=100点とし,総計点/10を四捨五入して最終成績とし,6以上を合格とする。
原則として,授業(試験を含む)を5回以上欠席した場合は不合格とする。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業担当教員4名それぞれの専門分野に関連する内容について、きめ細かく授業を行い、学生の電子材料分野への興味・関心を高める。

学生の授業評価アンケートの結果を参考に,次期の授業内容の改善を行う。また,授業で配布する課題レポート用紙に感想・要望記入欄を設け,受講生からの希望を随時,可能な限り授業内容に反映させる。
教科書 「電子・光材料 基礎から応用まで(第2版)新装版」 澤岡昭著 (森北出版株式会社)
参考書 「固体物性入門」沼居貴陽著 (森北出版)
「新インターユニバーシティ 電気電子材料」 鈴置保雄編著 (オーム社)
オフィスアワー 中村 浩次
毎週金曜日 12:00-13:00,場所:第2合同棟4階 6402室
電子メール nakamura.kohji@mie-u.ac.jp

松井 龍之介
毎週金曜日 12:00~13:00,場所:電気電子棟3階 1320室
電子メール:matsui@elec.mie-u.ac.jp

青木 裕介
毎週金曜日 12:00~13:00,場所:電気電子棟3階 1315室
電子メール yaoki@elec.mie-u.ac.jp

元垣内 敦司
毎週水曜日 16:30~18:00,場所:電気電子棟1階 1118室
電子メール motogaito@elec.mie-u.ac.jp
受講要件
予め履修が望ましい科目 基礎物理学Ⅰ,基礎物理学Ⅱ,基礎物理学ⅢA,化学Ⅰ,化学Ⅱ
発展科目 量子力学Ⅰ,量子力学Ⅱ,物性物理学Ⅰ,物性物理学Ⅱ,電気電子材料,半導体工学,電子デバイス工学,光エレクトロニクス,ナノ計測学,材料科学
その他 今日のエレクトロニクスを支える材料科学を網羅する基礎の科目です。2年生後期以降に学習する専門科目の材料物性分野の導入科目になります。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13197
キーワード 電気電子材料,導電体,半導体,誘電体,磁性体,ナノ材料,太陽電池,光材料,ディスプレイ,有機エレクトロニクス材料
Key Word(s) Electronic Materials, Conductors, Semiconductors, Insulators, Magnetic Materials, Nano Materials, Solar Cell, LED, Display, Organic Functional Materials
学修内容 第1回 ガイダンス(中村)

第2回 エレクトロニクス基礎:材料・物性と電子デバイス(中村)

第3回 スピントロニクス:磁気材料と磁性(中村)  

第4回 スピントロニクス:スピンデバイス (中村)  

第5回 オプトエレクトロニクス:半導体エレクトロニクス (元垣内)   

第6回 オプトエレクトロニクス:半導体光デバイス(元垣内)  

第7回 オプトエレクトロニクス:オプティックス・フォトニクス (元垣内)

第8回 中間試験 

第9回 エレクトロニクスを支える導電材料・絶縁材料 (青木)

第10回 フェロエレクトリックス:コンデンサ・強誘電体メモリ (青木)

第11回 フェロエレクトリックス:アクチュエータ・表面弾性波デバイス (青木) 

第12回 超伝導技術:エネルギー・交通・医療・エレクトロニクスへの応用 (青木)

第13回 フラットパネルディスプレイ:液晶と有機EL (松井) 

第14回 エナジーハーベスティング:太陽電池と人工光合成 (松井)

第15回 ウェアラブルデバイス:有機エレクトロニクス (松井)

第16回 期末試験

(  )は担当教員名です。
 
事前・事後学修の内容 事前学修:教科書の各回授業の内容に関連する箇所を読んでおくこと。
事後学修:moodleを利用した小テストや演習課題などを通して、授業で学んだ内容について振り返りを行い、学んだことを整理する。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:180分/回

Copyright (c) Mie University