三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アジア・オセアニアの思想E
あじあ・おせあにあのしそういー
Asian and Oceanian Philosophy E
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2120-012
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 7, 8時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 西信康

NISHI,Nobuyasu

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 古代中国の戦国時代に活躍した諸子百家の思想について概説する。
学修の目的 1,諸子百家と呼ばれる思想家達が、どのような問題意識をもち、どのような見解を表明したのかを理解する。
2,上記を通し、古代中国人のものの考え方を理解し、自分の価値観を相対化する視点を身につける。
3,様々なテーマについて熱く論争する諸子百家の議論を追体験することで、「批判」と「非難」の違いを理解する。
学修の到達目標 1,諸子百家の基本的な論点と各学派の主張について、説明できるようになる。
2,古典を読むこと、乃至は人文学の意義や楽しみについて、自身の見解を表明できるようになる。
3,漢字及び訓読文(書き下し文)に慣れる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 毎回の小レポート(20%)及び学期末レポート(80%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 プリントを配布する。
参考書 井ノ口哲也『入門 中国思想史』(勁草書房、2012年)
湯浅邦弘『概説中国思想史』 (ミネルヴァ書房、2010)
湯浅邦弘『諸子百家』 (中公新書、2009年)
浅野裕一『諸子百家』(講談社学術文庫、2004年)
冨谷至『韓非子―不信と打算の現実主義』(中公新書、2003年)
楠山春樹『老子の人と思想』(汲古選書31、汲古書院、2002年)
溝口雄三・丸山松幸・池田知久編『中国思想文化事典』(東京大学出版会、2001年)
森三樹三郎『老子・荘子』 (講談社学術文庫 講談社、1994年)
赤塚忠・金谷治ほか『思想概論』(《中国文化叢書》2、大修館書店、1968年)
赤塚忠・金谷治ほか『思想史』(《中国文化叢書》3、大修館書店、1967年)
貝塚茂樹『諸子百家―中国古代の思想家たち』(岩波新書 岩波書店、1968年)
オフィスアワー 授業後。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13262
キーワード 古代中国思想
Key Word(s) Ancient Chinese philosophy
学修内容 古代中国の戦国時代に活躍した諸子百家の思想を概説する。諸子百家は、当時の社会にあって、何を根本的な問題と見定め、人間にとって何を最も重要な価値と見極め、そして、どのようにそれぞれの主張を繰り広げたのかについて、相互批判の応酬の産物として、その過程を一次資料に遡り追体験する。

第1回  諸子百家とその時代
第2回  孔子と儒家思想の興起─文化の衰退と、思想の誕生─
第3回  墨子と墨家思想①─「非楽」説と儒家批判─
第4回   墨子と墨家思想②─「節用」「節葬」説と儒家批判─
第5回   墨子と墨家思想③─「兼愛」「交利」「非攻」説と儒家批判─
第6回  孟子と儒家思想①─孟子の「非楽」批判─
第7回  孟子と儒家思想②─孟子の「四端」説─
第8回  老子と道家思想①─善悪の相対性と「道」の思想─
第9回  老子と道家思想②─価値の転変と「無」の思想─
第10回 荘子と道家思想①─「万物斉同」説─
第11回 荘子と道家思想②─人間性の回復と「真性」説─
第12回  荀子と儒家思想①─荀子の「非楽」「節用」「節葬」批判─
第13回  荀子と儒家思想②─「天人の分」と「性偽の分」─
第14回  韓非子と法家思想─国家と個人─
第15回  孫子と兵家思想─戦闘回避の戦術─
事前・事後学修の内容 事前に高等学校の世界史や倫理の教科書、乃至は上記参考文献に挙げた概説書に目を通し、人物や諸子百家に関する知識を再確認しておくことが望ましい。また、この確認作業は、レポート作成を視野に入れ、学期を通して継続することが望ましい。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University