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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
共生環境学科・地球環境学教育コース 学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 教育コース必修科目 |
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授業科目名 | ローカル気象学 | |
ろーかるきしょうがく | ||
A first course in dynamic meteorology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Envi-2131-006
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
水曜日 1時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 211教室(生物資源学部2階)(受講人数により、教室が変更になる場合があります、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。) | |
担当教員 | 万田敦昌, 西井和晃 | |
MANDA, Atsuyoshi, NISHII, Kazuaki | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 本講義では気象変化のメカニズムを解明するための基礎知識を学習する。特に異常気象と密接な関係のある地球規模の大気波動や,大気中の熱収支について学習する。 (DP, CPとの関連)本講義は,本学の目標である4つの力の「考える力」を身につけるため,生物資源学部のDPである(3)科学的で論理的な思考を展開することを目指す。 本講義は,数学基礎,環境系数学,物理学基礎I,II,化学基礎I,II,将来気候予測論の学習内容が本講義を履修する際の基礎知識となる。本講義で学習した内容は,環境解析基礎III, グローバル気象学,自然災害科学 ,大気海洋循環学,大気海洋科学,気象・水文・水資源学,地球環境リモートセンシング,陸海空・環境科学実習を履修する際の基礎知識となる。 |
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学修の目的 | 気温,風,降水等の気象の変化は生物資源の生息環境を変化させ,農作物の収量にも大きな影響を与える。本講義の目的は気象変化のメカニズムを正しく理解することである。このことは種々の生産活動における環境変化への対応策,農作物の適切な生産計画を立案するために必要不可欠な能力である。 本講義では気象変化に関わる自然法則を理解し,気象変化に関わる物理現象を定量的に評価すること,気象変化のメカニズムを自然法則に基づいて考察できるようになることを目的とする。 |
学修の到達目標 | (知識)気象変化に関わる基本的な自然法則を文章,数式,図を使って説明することができる (態度)気象変化のメカニズムを,自然法則に基づいて直感的に分かりやすい図表と文章,数式で表現することができる (技能)気象変化のメカニズムに基づいて,気象データの解析結果に関する考察を行うことができる |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 筆記試験40%,小テスト10%,課題発表20%, レポート課題30%, 計100%。(合計が60%以上で合格) (知識)気象変化に関わる基本的な自然法則を文章,数式,図を使って説明することができるか,ミニテストで評価する。また,気象変化に関わる基本的な自然法則に関する知識の定着度を筆記試験で評価する。 (態度)気象変化のメカニズムを,自然法則に基づいて直感的に分かりやすい図表と文章,数式で表現することができるか, 筆記試験とレポート問題で評価する。 (技能)気象変化のメカニズムに基づいて,気象データの解析結果に関して考察を行うことができるか,筆記試験と課題発表で評価する。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
グループ学習の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | MOODLEにて電子ファイルを配布 |
参考書 | ジョナサン E. マーティン. 大気力学の基礎 中緯度の総観気象, 東京大学出版会, 2016. 一般気象学 第2版補訂版, 小倉 義光, 東京大学出版会, 2016. 天気と海の関係についてわかっていることいないこと, 和田章義・筆保弘徳 (編) , ベレ出版, 2016. 下記もご参照ください https://sites.google.com/site/infoaofd/Home/book |
オフィスアワー | 随時(メール【am@bio.mie-u.ac.jp】での予約必要) 場所 生物資源学部376号室 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | ローカル気象学 グローバル気象学 大気海洋科学 大気海洋環境科学 |
その他 |
環境教育に関連した科目 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
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第1回 | 概要 | 気象学の基礎概念 |
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授業時間内の学修内容 | ・気象学が対象とする現象 ・気象学におけるスケールの概念 ・気象力学における諸分野 ・他分野との関連 |
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キーワード(Key Word(s)) | ・時空間スケール | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 地球大気の空間構造 |
授業時間内の学修内容 | ・地球の大気の鉛直構造・水平構造 | |
キーワード(Key Word(s)) | ・鉛直プロファイル, 帯状平均, 等圧面高度 | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 地球大気の熱力学 |
授業時間内の学修内容 | ・気圧変化の影響を補正した気温とその鉛直構造 | |
キーワード(Key Word(s)) | ・温位 | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 大気の大規模な流れ |
授業時間内の学修内容 | ・地球規模の大規模な流れを特徴づける地衡風, 温度風について学ぶ | |
キーワード(Key Word(s)) | ・コリオリ力,気圧傾度力 | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | 学習内容の振り返り |
授業時間内の学修内容 | 質問事項と補足事項の解説を行う | |
キーワード(Key Word(s)) | Review | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 気象力学の基本法則 |
授業時間内の学修内容 | ・大気の大規模運動を支配する自然法則について | |
キーワード(Key Word(s)) | ・テイラー・プラウドマンの定理, 渦位保存則 | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | 低気圧の構造 |
授業時間内の学修内容 | 温帯低気圧と熱帯低気圧の特徴 | |
キーワード(Key Word(s)) | 総観規模, 傾圧性, 擾乱,台風, 凝結加熱 | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | ||
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | 温帯低気圧発達のメカニズム |
授業時間内の学修内容 | 自然法則を用いて温帯低気圧の発達メカニズムについて考察する | |
キーワード(Key Word(s)) | 収束, 発散, 渦位保存則 | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | ||
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 海洋が温帯低気圧発達に及ぼす影響 |
授業時間内の学修内容 | 海洋が温帯低気圧の発達メカニズムにどのような影響を及ぼすか考察する | |
キーワード(Key Word(s)) | 海面水温,非断熱加熱 | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く.質問事項をまとめたレポートを作成する. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 学習内容の振り返り |
授業時間内の学修内容 | 質問事項と補足事項の解説を行う | |
キーワード(Key Word(s)) | Review | |
事前学修の内容 | 講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | レポート問題を解く. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 黒体放射 |
授業時間内の学修内容 | ・大気中の放射について ・黒体放射 ・ウイーンの変位則 |
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キーワード(Key Word(s)) | 黒体放射(black body radiation),ウイーンの変位則(Wien’s displacement low) | |
事前学修の内容 | Moodleコースから配布する講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義中に出題するレポート問題を解く. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 長波と短波 |
授業時間内の学修内容 | 長波と短波 | |
キーワード(Key Word(s)) | 長波(long wave),短波(short wave) | |
事前学修の内容 | Moodleコースから配布する講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義中に出題するレポート問題を解く. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | 大気中の散乱 |
授業時間内の学修内容 | ・散乱 | |
キーワード(Key Word(s)) | レイリー散乱(Rayleigh scattering),ミー散乱 (Mie scattering) | |
事前学修の内容 | Moodleコースから配布する講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義中に出題するレポート問題を解く. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 温室効果 |
授業時間内の学修内容 | ・地球大気の熱収支 ・温室効果 |
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キーワード(Key Word(s)) | アルベド(albedo),ステファン・ボルツマンの法則(Stefan Boltzmann low),温室効果(greenhouse effect) | |
事前学修の内容 | Moodleコースから配布する講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義中に出題するレポート問題を解く. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 顕熱と潜熱の輸送 |
授業時間内の学修内容 | ・顕熱輸送 ・潜熱輸送 |
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キーワード(Key Word(s)) | バルク式(bulk formula),顕熱輸送(sensible heat flux),潜熱輸送(latent heat flux) | |
事前学修の内容 | Moodleコースから配布する講義資料の内容に関するミニテストを行う. | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 講義中に出題するレポート問題を解く. | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 |