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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・社会
科目名 政治学
せいじがく
politics
受講対象学生 教育学部, 教育学研究科
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
~71 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 政治学特殊講義
せいじがくとくしゅこうぎ
Special Lecture of Politics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-JURI-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 社会科学演習室

担当教員 馬原潤二(教育学部)

MAHARA JUNJI 

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  人間文化の歩みは自身の思いを絵や文字をもって表現し記憶するところからはじまった。自然という得体のしれない世界を言葉をもって「概念化」し、世界を神々の物語として説明しようと試みたのが神話である。世界最古の神話とされるシュメール神話をはじめ、世界中の神話は人間にさまざまなことを教えた。永遠の真理、世界の仕組み、そして、人間の生きる意味をも。神話は人間が神(=宇宙)と一体となって生きるよう教えることによって、人間のアイデンティティ欲求に応答する役割を果たしていたのである。
 やがて人間は宗教を作り出し哲学を語ることによって,神話という「母胎」から離れていった。しかし、見通しの利かない生の不安から逃れたい人間の欲求は、唯一確実なものとの神秘的合一という神話的願望をたえず呼び覚ましてきた。そして、今日のような合理主義万能の時代においてもなお、その力は人間の思考と行動に有形無形の影響を及ぼす通奏低音として作用しているのである。神話的な考え方(神話的思考)は,今なお人間にとって「生ける力」でありつづけている。殊に政治という人間の願望を集団規模で実現しようとする舞台にあっては、その「力」のはたらきは看過しえないほど著しい。
 では、人間の神話的思考は政治の領域にどのように影響しているのか。より具体的には、人間の政治的行動の指針を示す政治哲学の領域にあって、神話的思考はどのようなかたちで作用してきたのであろうか。本講では、このような問題意識のもと、政治と神話の関わり合いを概観していくことにしたい。前期は政治哲学の起源としてのバビロン神話から宗教改革までの流れを見ていくことにする。後期の続編と合わせて受講されたい。
学修の目的 古典的教養を政治思想の側面から涵養すること。
学修の到達目標 テクスト読解に習熟するとともに、情報を整理して自分で考える習慣をつけるための方法論を獲得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末レポート(100%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 教科書は使用しない。
参考書 適宜紹介する。
オフィスアワー いつでも。
受講要件 知的好奇心をもつこと。
予め履修が望ましい科目 政治思想史と現代政治論の履修が必須である。
発展科目 後期にも同じく「政治学特殊講義」(日本版)を開講する。必ずセットで受講すること(片方の受講は原則として認めない)。
その他 講義の性質上、原則として欠席は認めない。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 文芸
Key Word(s) humanities
学修内容 第1回:問題提起:もうひとつの政治哲学のために
第2回:予備的考察・神話とは何か
第3回:政治哲学の起原
第4回:ギリシア的世界の展開
第5回:プラトン哲学の反神話的神話
第6回:ヘレニズムのシンクレティズム的世界
第7回:中括
第8回:原始キリスト教とグノーシス主義
第9回:教父神学と中世的世界観の成立
第10回:中世的世界のシンクレティズム
第11回:ルネッサンス・インパクト
第12回:マキャヴェリ問題
第13回:大転換・宗教改革の衝撃①
第14回:大転換・宗教改革の衝撃②
第15回:まとめ
事前・事後学修の内容 事前学修
特に必要ない。
事後学修
講義の要点を確認すること。
事前学修の時間:    事後学修の時間:120分/回

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