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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
共生環境学科・全教育コース 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 教職履修学生対象.それ以外でも受講可能(前例はたくさんある). |
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選択・必修 | その他 |
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授業科目名 | 地学総論 | |
ちがくそうろん | ||
General of Geoscience | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Envi-3041-004
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期集中 【重要】この科目は,隔年開講科目である.令和4年度には開講されない.今の2年生は,令和5年度しか受講チャンスがないので,気をつけられたし(3年生は令和3年度,5年度とチャンスがあって,不公平な気はするが). |
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開講時間 |
後期開始早々に履修学生と協議して決める. |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 現在のところ未定. | |
担当教員 | 酒井俊典,渡邊晋生,立花義裕,西井和晃,万田敦昌,飯島慈裕(以上,生物資源学研究科), 葛葉泰久(三重大学地域圏防災・減災研究センター) |
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Kuzuha Yasuhisa, Sakai Toshinori, Tachibana Yoshihiro, Nishii kazuaki, Mannda Atsuyoshi, Iijima Yoshihiro | ||
代表教員葛葉の連絡先は kuzuha(at)crc.mie-u.ac.jp | ||
実務経験のある教員 | 公務員経験のある教員,国家の研究機関に勤務経験のある教員等が担当する.幅広い知識を持った教員の授業が受講できる. | |
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 【本来の簡潔な記述】 教職科目であり,高等学校学習指導要領の理科教科における地学全般に関連する科目である。 【以下フォーマットに準拠した冗長な記述】 〇この授業で取り扱う内容:高校地学教師に必要な地球科学. 〇背景:高校の教職免許取得のためにこの科目が必要だから開講するのである. 〇必要性:同上. 〇授業で育てたい資質や能力:高校生に地学を教えるのに必要な地球科学の知識. 〇学部や研究科の DP や C P、カリキュラムにおける当該科目の位置づけ:教職科目なのでカリキュラムマップに記載がないが,DP1-DP5すべてに関係するのは明らか.一つだけ選ぶのはナンセンスであろう. 〇三重県や地域とのかかわり:特にない. |
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学修の目的 | 地球や地球を取り巻く環境に対する探究心を高め,そこで起こっている現象等を理解するため,地学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,科学的な自然観を育成するとともに,地学探究心を身につけることを目的とする。 |
学修の到達目標 | 【本来の簡潔な記述】 地学が農業の各分野に関連することを理解するとともに,社会的な意義や役割について考え,諸課題を主体的,合理的に解決する科学的な思考を展開できる知識を得ることを目標とする。 【以下フォーマットに準拠した冗長な記述】 〇授業が終了した時点で,学生が「気象学に関わる知識を有している」ことが直接観察できる. 〇授業が終了した時点で,学生が「天文学に関わる知識を有している」ことが直接観察できる. 〇授業が終了した時点で,学生が「固体地球に関わる知識を有している」ことが直接観察できる. 〇授業が終了した時点で,学生が「海洋科学に関わる知識を有している」ことが直接観察できる. 〇授業が終了した時点で,学生が「地質学に関わる知識を有している」ことが直接観察できる. 〇授業が終了した時点で,学生が「地形学に関わる知識を有している」ことが直接観察できる. 〇フォーマットの,認知(知識の獲得と活用に関する目標),精神運動(技能の獲得と熟達化に関する目標),情意(新たな態度の獲得と内面化に関する目標)という項目は意味不明なので記述しないが,この項目に関し,質問があったら説明するので葛葉までどうぞ. 〇「学修の目的」の「地球や地球を取り巻く環境に対する探究心を高め,そこで起こっている現象等を理解するため,地学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,科学的な自然観を育成するとともに,地学探究心を身につける」というのは,本項の「授業が終了した時点で,学生が『気象学に関わる知識を有している』ことが直接観察できる」(以下略)を目指すことで到達できるのである. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 〇成績評価方法 出席点(50%)と期末試験(50%).一回でも欠席したら単位は出ない. 〇成績評価基準: (1)出席点については,下述参照のこと (2)課題については,毎回,〇授業が終了した時点で,「気象学に関わる知識を有していること」,「天文学に関わる知識を有していること」,「固体地球に関わる知識を有していること」,「海洋科学に関わる知識を有していること」,「地質学に関わる知識を有していること」,「地形学に関わる知識を有していること」のいずれかを直接観察するために課すもので,100点満点で評価する. (3)定期試験については,「気象学に関わる知識を有していること」,「天文学に関わる知識を有していること」,「固体地球に関わる知識を有していること」,「海洋科学に関わる知識を有していること」,「地質学に関わる知識を有していること」,「地形学に関わる知識を有していること」の全部ができているかどうかを直接観察するような問題を出題して評価する. *備考:「出席点」と書くとしばしば文句を言う人がいる(半年前に随分言われた).「出席するのは当たり前だ」「座っているだけで点数をもらえるのはおかしい」と.それは現状をわかっていない愚かなコメントである.「出席」とは「座っている」ことではなく,「授業に参加する」ことを意味する.ゆえに,座っていると,必ず何らかのプレゼンテーションをさせられているのである.だからずっと座っていることは,「それ自体評価されるべき」ことなのである.さらに,出席したか否かを確認するために毎回課題を課す.つまり,毎回の評価は,それ即ち課題の評価点である. |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | すべての授業終了後に提出された課題の内容を見て次回の授業の構成を考え直す場合がある. |
教科書 | 地学(啓林館) 地学基礎(啓林館) ニューステージ 地学図表(浜島書店) |
参考書 | とくになし. |
オフィスアワー | △「〇曜日〇時に研究室にいる」などと書くのは非現実的(いきなり来られてもいない)で,お互いのためにならないので,書かない. △ 質問等あれば,随時受け付けるので,メイル等で.面談希望の場合も,まずはメイルでアポイントメントを取るよう. △ メイルの宛先だが,上述の代表教員まで送るのが標準的である.内容によって最適な教員に転送する. △ どうしても代表教員以外にメイルを送りたければ,https://kyoin.mie-u.ac.jp/402_KYOIN_Search.aspx でメイルアドレスを検索すること.そのための「教員紹介ページ」である. |
受講要件 | 「理工系学生にとって標準程度」の数学と物理の知識があること. |
予め履修が望ましい科目 | 「理工系学生にとって標準程度」の数学と物理. |
発展科目 | 特にない. |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) 高校一種理科 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 地球,地殻,地層,大気,海洋,太陽系,星,環境 |
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Key Word(s) | Earth, Earth crust, Stratum, Atmosphere, Ocean, Solar system, Star, Environment |
学修内容 | 第1回:地球の構造 第2回:プレートテクトニクス 第3回:地震と地殻変動 第4回:地表の変化 第5回:地層の観察 第6回:地球の歴史 第7回:日本列島の成り立ち 第8回:大気の構造 第9回:大気の運動 第10回:大気と熱収支 第11回:海洋の構造 第12回:海洋の運動 第13回:太陽系 第14回:恒星と銀河 第15回:地球環境 第16回:期末試験 |
事前・事後学修の内容 | (1)まず文科省の設置基準 大学はすべて設置基準に縛られます.その21条,23条には以下のように書いてあります. === (単位) 第二十一条 各授業科目の単位数は、大学において定めるものとする。 2 前項の単位数を定めるに当たつては、一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により単位数を計算するものとする。 一 講義及び演習については、十五時間から三十時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。 二 実験、実習及び実技については、三十時間から四十五時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。ただし、芸術等の分野における個人指導による実技の授業については、大学が定める時間の授業をもつて一単位とすることができる。 三 一の授業科目について、講義、演習、実験、実習又は実技のうち二以上の方法の併用により行う場合については、その組み合わせに応じ、前二号に規定する基準を考慮して大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。 3 前項の規定にかかわらず、卒業論文、卒業研究、卒業制作等の授業科目については、これらの学修の成果を評価して単位を授与することが適切と認められる場合には、これらに必要な学修等を考慮して、単位数を定めることができる。 (各授業科目の授業期間) 第二十三条 各授業科目の授業は、十週又は十五週にわたる期間を単位として行うものとする。ただし、教育上必要があり、かつ、十分な教育効果をあげることができると認められる場合は、この限りでない。 === ここで一番大事なのは,「1単位=45時間の学修」(21条の2)ということです.この45時間というのは,社会人の一週間の就労時間がもとになった等諸説ありますが,基本は「1単位=45時間の学修」ということです.多くの科目の付与単位は「半期で2単位」です.つまり,23条に書いてある15週で90時間学修するのが付与条件になります.ここで,大学・学部の執行部や学務係事務が誤解しているのは,「15回授業をしないといけない」と思っていることで,ここは実は「15週の間に何回授業をやっても良く,計90時間の学修をさせればよい」というのが正しいというのが最近の通説です. (2)授業時間 まず授業時間ですが,三重大学では授業時間は90分です.ですが,授業で120分の学修をしたと計算します.90分に教室の移動等を足して120分とカウントするというのが通説です.つまり半期で15回授業をするなら,2時間x15=30時間,授業で学修したことになります. (3)事前・事後学習 さて,半期2単の科目の場合,45時間×2=90時間の学習時間が必要と書きましたが,そうなると,90-2x15=60時間不足します.今,三重大学執行部・学務系事務は,「お上の逆鱗に触れないよう」この60時間分(半期2単位の場合),事前・事後学習をさせようと躍起になっています.そうなると,土日を使わないならば,1日4時間の事前・事後学習が必要になります.ここで,一日に「半期2単位の科目を2科目とっていた場合」何が起こるか考えてみましょう.事前・事後学習で8時間を使うことになります.不可能ですね.つまり非現実的な規定ということです. (4)このシラバスの「事前学修の時間」「事後学習の時間」 この欄に,お上の逆鱗に触れないように,「事前事後学習時間あせて240分と書きなさい」とずっと言われています(半期2単位の場合).でも,全員が予習・復習を(半期2単位科目で)4時間使うというのは極めておかしな話です.人には作業をこなすのにたくさんの時間を使う人と少ない時間で済む人がいます.皆が4時間机の前に座ってないといけないというのは現実的ではありません.これを文科省の担当官に問い合わせたところ,「必ず4時間というわけではない」と回答しました.では,この次の欄に「合計120分」(半期2単位の場合)と書く意味は何でしょうか?それは「そう書かないとシラバスを受け付けていただけない」,ただそれだけです. (5)卒論などの例外 設置基準の21条3には「前項の規定にかかわらず、卒業論文、卒業研究、卒業制作等の授業科目については、これらの学修の成果を評価して単位を授与することが適切と認められる場合には、これらに必要な学修等を考慮して、単位数を定めることができる。」とあります.つまり,卒論・修論関係科目に関しては,ここまで書いた「事前学修・事後学習ルール」を無視してよいと解釈できます.実際,卒論・修論は,研究室で可能な限りずっと研究に従事するものなので,「従事時間」などというもので縛るのは不適当です. ●結論 以上に鑑み,葛葉が執筆するシラバスにおいては,事前学修・事後学習時間を以下のように解釈していただければと思います. A. 卒論・修論周辺科目:上述(5)のように,ここに具体的な数字を入れるのは不適当なので,[9999]と入れておきますが,その数字に意味はありません.入れないとシステム上投稿したシラバスが受理されないから無意味な数字を入れているだけです.「研究室で可能な限り研究をしなさい」というのが本当のところです. B. 半期2単位の科目:上述の通り,「1回の授業あたり240分の事前事後学習をさせる」と書かないとシラバスを受理してもらえない(何度も突き返されました)のですが,ここでは無意味な数字[9999]を書きます.ですが,具体的には「教員が出した課題はこなすこと,試験で合格したければ,良い評価が欲しければ自己判断で勉強しなさい」ということです.時間で縛るのはナンセンスです. C. 半期4の科目:半期で45x4=180時間学修します.授業が2コマなら,4x15=60時間授業で使ったことになります.そうすると,120時間の不足です.一週あたり120/15=8時間,事前学修・事後学習をすることになるので,次の欄には事前学修240分,事後学習240分以上の数字を書かざるを得ません.ですが,その数字に意味はありません.ここも,「教員が出した課題はこなすこと,試験で合格したければ,良い評価が欲しければ自己判断で勉強しなさい」ということです.時間で縛るのはナンセンスです. ●以下,この科目固有の記述を書きます(それがある場合).なければ空白にします. 各回,その日の内容に応じた予復習をするのが基本である.各回,下記の様な家庭学習をすることを想定している.主にレポートの作成で時間を使うであろう. 第1回:地球の構造の課題 第2回:プレートテクトニクスの課題 第3回:地震と地殻変動の課題 第4回:地表の変化の課題 第5回:地層の観察の課題 第6回:地球の歴史の課題 第7回:日本列島の成り立ちの課題 第8回:大気の構造の課題 第9回:大気の運動の課題 第10回:大気と熱収支の課題 第11回:海洋の構造の課題 第12回:海洋の運動の課題 第13回:太陽系の課題 第14回:恒星と銀河の課題 第15回:地球環境の課題 なお,各回の学習時間については下記を参照されたい.教員は毎回【標準で】240分費やすような課題を課す.ただし,各人の能力ややる気等の違いで,実際に費やす時間は人それぞれであろう.それは織り込み済みである.なお,15回X6時間=90時間という必要学習時間に16回目は入っていないので,原理的には16回目の家庭学習は個人の自由と言うことになろう.試験に合格したかったら学修するものである.【標準で】って何なんだろうか?執筆者も意味がわからないので,気にしなくて良い.再度書くが,次の欄の9999分なる記述に意味はない.そう書かねばシラバスを受け付けてもらえないのでそう書くだけである.全く参考にしないでいただきたい.要は授業で示される内容を理解すべく努力すれば良いのであって,「何時間勉強すれば良い」などという記述に意味はない. |
事前学修の時間:9999分/回 事後学修の時間:9999分/回 |