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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
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選択・必修 | 選択必修 選択必修:海洋プログラム 選択科目:水圏プログラム |
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授業科目名 | 海洋化学 | |
かいようかがく | ||
Chemical Oceanography | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Mari-2531-015
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期集中 2022年12月下旬に開講予定 |
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開講時間 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 生物資源学部棟2階 大講義室(受講人数により、教室が変更になる場合があります、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。) | |
担当教員 | 多田 邦尚 | |
TADA, Kuninao | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 本講義では、海洋環境を理解する上で必要な化学の基礎を学ぶとともに,化学的手法を用いて海洋における物質循環を解明する。また、地球表面の約70%を占める海洋で起っている様々な現象には、現場で生息している生物が深く関与している。特に海洋生態系の低次栄養段階における生物活動を海洋の物理化学環境について、海洋を動的にとらえて解説する。 (育てたい資質や能力)本講義を通じて、海洋における構造の理解と物質循環の仕組みを客観的な観測データ解析から考察できる能力を身につけることを目指す。 (DP、CPとの関連)本講義は、三重大学の目標である4つの力の「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力」「生きる力」を身につけるため、生物資源学部のDPである(2)専門基礎知識の修得を目指す。 |
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学修の目的 | 現在の海洋物質循環のメカニズムを化学の視点から理解し、将来の海洋環境がどの様に変動していくのかを自ら考察できるようになることを目指す。 学生が、海洋の構造特性を広く理解することを目的とする。 学生が、海洋における物質循環の知識を深めることを目的とする。 学生が、系内で起きている現象を観測データから解析できる手法を身につけることを目的とする。 |
学修の到達目標 | 海洋における親生物元素(窒素やリンなど)の循環には微小な生物が深く関わっていることを理解するとともに、海洋を動的にとらえることを目標とする。 化学における物質の状態と平衡(溶液と平衡)、物質の変化と平衡(化学反応と化学平衡)ならびに無機物質の性質と利用、有機化合物の性質と利用の項目に関連する講義である。 「知識」:学生が、海洋で起きている現象を説明するために必要な知識を得る。 「態度」:学生が、海洋の仕組みを説明できるようになる。 「技能」:学生が、客観的観測データから海洋の仕組みを論理的に考察する手法を身につける。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業の取組み態度40%と集中講義後の試験60%の計100%で評価する。合計が60%以上で合格と判定する。 (知識)海洋化学に関する基礎的知識を講義中小テストと最終の筆記試験を通じて評価します(60%)。 (態度)講義中の小テストに対する回答と取組みを評価します(20%)。 (技能)講義中及び最終試験の課題における論理展開の手法を評価します(20%)。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | 理解しやすい講義を心がける。 |
教科書 | 海洋科学入門-海の低次生物生産過程-(恒星社厚生閣) |
参考書 | 地球温暖化と海(東京大学出版会),大気・水圏の地球化学(培風館),Marine Geochemistry (Blackwell Science),Aquatic Chemistry (Wiley-Interscience) |
オフィスアワー | 随時、生物資源学部棟6階 639室(世話役教員 田口 和典)にて対応する。 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 浮遊生物学 |
発展科目 | 海洋環境調査実習 |
その他 |
環境教育に関連した科目 教科書は各自で入手の上準備して下さい。開講日は12月の学部授業終了後の3日間を予定していますので土曜または日曜日になる場合もあります。事前に日程を確認の上、受講して下さい。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 海洋、TSダイヤグラム、Broeckerのコンベアベルト、栄養塩、クロロフィル、物質循環、有機炭素、平均滞留時間、一次生産、セジメントトラップ実験、レッドフィールド比、マーチンの鉄仮説 |
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Key Word(s) | Ocean, T-S diagram, Broecker's conveyor belt, Nutrients, Chlorophyll, Cycle of matter, Organic carbon, Residence time, Primary production, Sediment trap experiments, Redfield ratio, Martin's iron hypothesis |
学修内容 | 第1回:海洋化学とは? 第2回:科学としての海洋化学の始まり 第3回:海水の動き~海流と潮流~ 第4回:海水の物理的性質、海流と海洋深層大循環 第5回:海水の塩分、主要化学組成 第6回:海洋生物生産、栄養塩の分布と循環:生物地球化学的循環 第7回:海洋の生態系と物質循環 第8回:生物活動の化学方程式 第9回:植物プランクトンと栄養塩 第10回:マーチンの鉄仮説 第11回:新生産と再生産 第12回:海洋環境中の有機物 第13回:沈降粒子と懸濁粒子 第14回:海洋堆積物中の有機物とその分解 第15回:1~14回の復習、試験説明 第16回:試験 |
事前・事後学修の内容 | キーワードについての知識を事前に調べておくことで、講義を深く理解できる。海洋学の基礎を総合的に復習しておくことが望ましい。 事前学修:集中講義開始前までに指定された教科書を熟読しておく(30時間)。 事後学修:講義後、特に疑問や興味を持った箇所についてより詳細な文献を調べてさらに理解を深める(30時間)。 _____________________________________________ 第1回 概要:海洋化学とは? 学修内容:海洋学のイントロダクション 事前学習の内容:教科書で扱う項目を整理して把握しておく。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や興味がわいた箇所等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第2回 概要:科学としての海洋化学の始まり 学修内容:海洋と低次生物生産過程の研究 事前学習の内容:教科書の第1~2章を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第3回 概要:海水の動き1 学修内容:海水の動き~海流と潮流~ 事前学習の内容:教科書の第3章3.1を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第4回 概要:海水の動き2 学修内容:海水の物理的性質、海流と海洋深層大循環 事前学習の内容:教科書の第3章3.1.を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第5回 概要:海水の塩分、主要化学組成 学修内容:海水の物理化学 事前学習の内容:教科書の第3章3..2を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第6回 概要:海洋生物生産1 学修内容:世界の海の一次生産量の分布とその支配要因、栄養塩と溶存酸素の鉛直分布 事前学習の内容:教科書の第4章4.1~4.2を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第7回 概要:海洋生物生産2 学修内容:海洋の生態系と物質循環 事前学習の内容:教科書の第4章4.1~4.2を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第8回 概要:生物活動の化学方程式 学修内容:プランクトンの示性式とレッドフィールド比 事前学習の内容:教科書の第4章4.3を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第9回 概要:植物プランクトンと栄養塩 学修内容:光合成と海洋の光条件、植物プランクトンの季節変動 事前学習の内容:主に教科書の第4章4.5~4.6と第5章を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第10回 概要:マーチンの鉄仮設 学修内容:植物プランクトンの増殖とマーチンの鉄仮設 事前学習の内容:教科書の第4章4.7を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第11回 概要:海洋の一次生産 学修内容:新生産と再生生産 事前学習の内容:主に教科書の第4章4.4を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第12回 概要:海洋環境中の有機物 学修内容:海水中の有機物質と物質循環 事前学習の内容:教科書の第6章を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第13回 概要:沈降粒子と懸濁粒子 学修内容:海水中の沈降粒子の有機物とその役割 事前学習の内容:教科書の第6章を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第14回 概要:海底堆積物 学修内容:海底堆積物中の有機物とその分解 事前学習の内容:教科書の第9章を熟読する。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:講義を受けて疑問を持った点や質問等をA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 _____________________________________________ 第15回 概要:全体の復習 学修内容:1~14回の項目において理解不足の内容について詳しく説明する。 事前学習の内容:講義全体を通してわからなかった箇所を整理しておき、A4用紙1枚にまとめMoodleコースに提出しておく。 事前学修の時間:120分 事後学修の内容:わからなかった箇所に関しての再説明を受けて、理解できたかどうかをA4用紙1枚にまとめてMoodleコースに提出する。 事後学修の時間:120分 |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |