シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2022 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
生物圏生命化学科・海洋生命分子化学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
|
選択・必修 | 必修 教育コース必修科目(海洋生命コース) 選択推奨科目(生命機能コース) |
|
授業科目名 | 生物物性学 | |
せいぶつぶっせいがく | ||
Biophysical Science | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Life-2231-002
|
|
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
火曜日 7, 8時限 |
|
授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | 生物資源学部校舎(教室番号は、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。) | |
担当教員 | 大井淳史(生物資源学部) | |
OOI Atsushi | ||
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 生命現象には多種類の物理的・化学的な反応が複雑に係わっており,それらの素過程を理解することが重要である。この授業では,1年次に細胞生物学で履修したさまざまな生命現象を題材にして,分子間に起きる物理的・化学的現象から理解できるよう掘り下げて学習する。 (育てたい資質や能力)この講義を通じて,生命現象に関わるさまざまな反応を物理現象として理解できるような資質を養うことを目指す。 (DP,CPとの関連)この講義は,三重大学の教育目標である4つの力「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力」を身に付けるため,生物資源学部のDPである(3) 科学的で論理的な思考を展開する力および計画的に問題の解決に取り組む資質の習得を目指す。 |
---|---|
学修の目的 | 生体を構成する分子の力学的・電気的な性質を学び,細胞内で起きるエネルギー変換や物質移動現象を分子レベルで理解するための物理化学的な考え方を身につける。 |
学修の到達目標 | 具体的な学修到達目標を下記のように設定している。 (知識) ・生体高分子内・生体高分子間に働く力を理解できる。 ・酸・塩基平衡について定量的に理解できる。 ・細胞生物学の現象を物理的に理解できる。 (態度) グループ学習や発表を通じて各種課題に対して議論したものを的確に発表し,学習した内容をさらに深めることができる。 (技能) ・濃度計算が素早く確実に行えるようになる。 ・濃度計算と各種濃度表記の使い分けができる。 ・各種の化学平衡の概要がイメージできるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 小テストおよび期末試験70%,レポート課題30%,計100% (知識)小テストおよび期末試験で評価する(70%)。 (態度)レポート課題の発表で評価する(10%)。 (技能)レポート課題で評価する(20%)。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
グループ学習の要素を加えた授業 Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | 講義資料をMoodleに掲載し配布する。 |
教科書 | 特に指定しない |
参考書 | エッセンシャル細胞生物学 ヴォート生化学 |
オフィスアワー | 月曜および水曜の12:00から13:00 723室 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 細胞生物学、生化学I、生化学II、物理化学 |
発展科目 | |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 化学平衡,熱力学,静電学,生体高分子,生体膜,細胞骨格 |
---|---|
Key Word(s) | chemical equilibrium, thermodynamics, electrostatics, biomacromolecule, biological membrane, cytoskeleton |
学修内容 | 授業計画 第1回:細胞のなかの物理現象(復習),濃度とはー化学的・物理的意味 第2回:濃度と分子間距離,分子間力 第3回:酵素反応,生体分子モータにおける酵素反応 第4回:生命現象の時間スケール,ブラウン運動と拡散 第5回:第1から4回の振り返り 第6回:平衡系のさまざまな計算(復習) 第7回:酸・塩基平衡 第8回:酸・塩基平衡(続き) 第9回:酸・塩基平衡のグラフィカルな取り扱い 第10回:多塩基酸・多酸塩基の解離平衡 第11回:第6から10回の振り返り 第12回:アミノ酸の復習 第13回:アミノ酸の等イオン点 第14回:タンパク質の等電点 第15回:生体高分子の物理化学 定期試験 |
事前・事後学修の内容 | 講義は板書とプレゼンテーションソフトを併用するので、復習としてノートと配布されたプリントをうまく整理してまとめておく。出された演習問題については必ず取り組んで理解を深めること。疑問に感じた点や不明な点があれば、自ら参考書等を用いて調べ、それでも不明な点は教員に質問すること。 第1回 予習:特になし,復習:濃度に関する演習問題(4時間) 第2回 予習:これまでに学習してきた分子間力についてまとめておく(2時間),復習:演習問題(2時間) 第3回 予習:分子描画ソフトのインストールとテスト(4時間) 第4回 予習:配布資料の内容の確認(1時間),復習:演習問題(3時間) 第5回 予習:第1~4回の演習問題の確認(4時間) 第6回 予習:高校の化学,化学基礎,分析化学で学習した化学平衡を復習しておく(4時間) 第7回 復習:課題を解く(4時間) 第8回 復習:課題を解く(4時間) 第9回 予習:配布資料の内容確認(1時間),復習:演習問題(3時間) 第10回 表計算ソフトによる計算課題(4時間) 第11回 予習:第6~10回の演習問題の確認(4時間) 第12回 予習:タンパク質の構成アミノ酸の構造を書く(1時間),復習:配布資料の整理(3時間) 第13回 予習:特になし,復習:演習問題(4時間) 第14回 予習:特になし,復習:演習問題(4時間) 第15回 予習:配布資料の熟読(4時間),復習:特になし |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |