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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)共生環境学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 フューチャー・アース学演習
ふゅーちゃーあーすがくえんしゅう
Seminar on Future Earth
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envr-5172-005
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間
開講時間と場所については、追って受講者全員と相談の上、決定する。
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 飯島慈裕(生物資源学研究科共生環境学専攻)

Yoshihiro Iijima

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地球規模で懸念される環境問題に対して、現在の科学は社会に「わかりやすい」情報として浸透し、将来の適応・対処を考える上で適切に扱われているでしょうか?その反省から、地球環境科学は地球生命圏の多様な環境を理解し、さらに社会と協働する"超学際的"な思考を発展させる必要があります。本講義では、近将来の時間スケール(30年)を念頭に、地球生命圏で起こりえる変化や、その中で人間社会の持続可能性・脆弱性・可塑性の考え方について、近年実施されている超学際研究の事例を講読し、それらの目的・方法・成果・課題を批判的思考で理解したうえで、望ましい将来展開について議論を行います。

(DP、CPとの関係)この講義は、三重大学の目標の4つすべての力を身につけます。また、地球的課題の理解に基づく、三重県や地域の特性を把握し、課題を設定して方向性を示す議論展開能力の習得も目指します。
学修の目的 将来の地球環境変化に対応した問題解決に向けて、大学での専門知識や技術と社会とがどのように協働していくべきかを深く考え、実行にむけた共同作業を立案するための考え方の習得をめざします。最近(10年間ほど)活発に行われている、社会との協働を包摂した超学際研究プロジェクトの実際から、これらの具体的な方法論と考え方について理解を深めます。
学修の到達目標 本講義を通じて、将来の地球環境変化に対応した問題解決に向けて、大学での専門知識や技術と社会とがどのように協働していくべきかを深く考え、実行にむけた共同作業を立案するための考え方とその能力を身につけることができます。そのため、以下の学習到達目標を設定します。
(知識)現在の地球環境変化と人間活動の持続可能性の実態と問題点を理解する。地球規模と地域の環境問題のつながりを理解する。
(態度)毎回の講義の課題をとりまとめ、講義開始時の解説と照らし合わせて理解することで、フューチャー・アースの考え方を様々な課題に適用する際の内容を深めることができます。
(技能)フューチャー・アースの考えに基づく地域で取り組むべき課題を議論し、その結果を取りまとめて示す能力を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 すべての講義時間での発表,課題レポートにより評価を行います。
(知識)課題ごとに実施する資料作成と発表内容を通じて評価します
(態度)毎回の課題の発表の質疑応答、そのフィードバックコメントで評価します
(技能)課題の発表後の修正レポートに対する内容と論理展開の改善状況によって評価します
以上の評価基準をもとに、60%以上で単位が取得できます。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫 大学院生として,ディスカッションへの積極的な参加を促す.
教科書
参考書
オフィスアワー メール等でのアポイントメントを取ることが望ましい.
受講要件 すべての授業時間への出席と発表が原則
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード フューチャー・アース、持続可能性、脆弱性、超学際
Key Word(s) Future Earth, sustainability, vulnerability, trans-disciplinary
学修内容 第1回 フューチャー・アースの考え方の理解
第2回 解析手法の説明と解析の練習(その1)
第3回 解析手法の説明と解析の練習(その2)
第4回 解析手法の説明と解析の練習(その3)
フューチャー・アースとしての国際的・地域(日本)的課題の検討
第5回 問題の設定と文献・データ集め(その1)
第6回 問題の設定と文献・データ集め(その2)
第7回 統計解析とGIS解析作業(その1)
第8回 統計解析とGIS解析作業(その2)
第9回 統計解析とGIS解析とりまとめ作業(その1)
第10回 統計解析とGIS解析とりまとめ作業(その1)
第11回 各課題の発表と議論・講評(その1)
第12回 各課題の発表と議論・講評(その2)
地球規模の超学際研究から考える(データ解析と議論・解説)
第13回 問題の設定と文献・データ集め(その1)
第14回 問題の設定と文献・データ集め(その2)
第15回 統計解析とGIS解析作業(その1)
第16回 統計解析とGIS解析作業(その2)
第17回 統計解析とGIS解析とりまとめ作業(その1)
第18回 統計解析とGIS解析とりまとめ作業(その1)
第19回 各課題の発表と議論・講評(その1)
第20回 各課題の発表と議論・講評(その2)
日本主体の超学際研究から考える(データ解析と議論・解説)
第21回 問題の設定と文献・データ集め(その1)
第22回 問題の設定と文献・データ集め(その2)
第23回 統計解析とGIS解析作業(その1)
第24回 統計解析とGIS解析作業(その2)
第25回 統計解析とGIS解析とりまとめ作業(その1)
第26回 統計解析とGIS解析とりまとめ作業(その1)
第27回 各課題の発表と議論・講評(その1)
第28回 各課題の発表と議論・講評(その2)
全体のまとめ
第29回 地球と人類にとって実践すべきフューチャー・アースとは(議論と講評:その1)
第30回 地球と人類にとって実践すべきフューチャー・アースとは(議論と講評:その2)
事前・事後学修の内容 毎回の講義中に、文献資料とそれに関連した解析作業を提示するので、それらを読むと同時に関連した課題についてデータ解析を進め、その内容をレポートにまとめる。これらの作業については毎回4時間程度の学習時間を想定する。授業の配布資料と講義内容をよく理解し、議論に活発に参加すること。参考文献、授業中に紹介する引用文献にも積極的に触れること。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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