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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 全学科・全教育コース
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修 選択
授業科目名 紀伊黒潮流域圏航海実習
きいくろしおりゅういきけんこうかいじっしゅう
Practical cruise in the Kii-Kuroshio region
単位数 1 単位
ナンバリングコード
BIOR-Comn-1044-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 前川陽一(附属教育研究施設)、中村亨(附属教育研究施設)、他生物資源学部教員(拠点事業支援室)

MAEKAWA Yoichi, NAKAMURA Toru, etc.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本実習は1泊2日(もしくは日帰りの実習を2日間)の日程で実施します。前半は勢水丸に乗船し1泊2日(もしくは日帰り)の航海を行い、漁業体験や海洋観測などの水産学や海洋学に関する洋上実習を行います。
下船後(もしくは翌日)の1日で陸上実習を行います。陸上実習では、海洋生物資源の加工や流通に関する施設の見学や関係者による講演を行う予定です(調理実習は削除)。陸上実習地域により2回の実習を実施する予定で、いずれかの1回(洋上実習から陸上実習まで通して)の参加で単位は取得できます。
学修の目的 海洋食文化教育を念頭に置き、洋上実習における漁業体験や海洋観測、陸上実習における加工や流通に関する施設見学、関係者講演等を通じて、水産物の生産現場から採集方法(漁労体験)、処理方法、流通、加工現場、消費までを一連して学ぶことを目的とします。
学修の到達目標 黒潮流域における海洋生物と海洋環境に関する洋上実習(「海洋観測・漁業体験」)と陸上実習(「魚市場や加工工場など水産関連施設や専門家による講演」)を通じて、黒潮がもたらした気候風土と魚食文化を体験し、資源・環境・文化について考えて体験的な理解を得られる場となることを目指します。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
○(4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 実習作業への取り組み(80%)、レポート(20%)
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 航海期間中は気象・海象による船体動揺の軽減に努め効果的な実施を図ります。
教科書 実習テキスト(参加者に配布する)
参考書
オフィスアワー
受講要件 学生教育研究災害保険または生協の保険に加入して下さい。当年度内の健康診断にて欠格事由のない健康な者に限ります。
予め履修が望ましい科目 海洋生物資源学概論、水産学総論
発展科目 卒業研究
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
内容は天候によって変更されることがあります。運動性に優れ汚れても良い服装で参加して下さい(出来れば長袖長ズボンが好ましい)。必ず運動靴で参加して下さい。
当実習は、練習船勢水丸の教育関係共同利用拠点事業(黒潮流域における生物資源と環境・食文化教育のための共同利用拠点)における「公開・海洋食文化実習航海」の実施を含みます。この実習航海には他大学の学生が乗船することがあります。そのため、学内の学生の受講可能数を調整することがあります。とくに履修申告期間より前に、履修調整を行う可能性がありますので、掲示に注意していてください。
 履修申告は修正申告期間ではなく、最初の履修申告期間に行って下さい。船の定員を無駄にしないため、履修を認められた人は、履修を取り消さないようにお願いします。
 また、特別聴講学生としてこの授業科目を受講した他大学の学生に対しては、所定の受講認定書(成績評価付き)を発行します。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 食文化、水産加工、産地市場流通、漁業生産
Key Word(s) food culture,seafood processing,distribution between production region and market,fishery production
学修内容 1. 乗船式および船内生活区画案内
2. 安全教育(船内一般諸注意、乗船のしおり)
3. 船内生活一般(ラジオ体操、デッキウォッシュ、食事当番、船内清掃等)
4. 出港作業および入港作業、投錨作業および抜錨作業
5. 各種観測の紹介、見学、実践(各種採泥器、ネット類など)
6. 海洋観測の実践①(基本観測、CTD観測)
7. 海洋観測の実践②(CTD観測オペレーション、気象観測および観測野帳記入)
8. 洋上一次生産現場の見学(実習海域での操業漁船観察、同海域設置漁具の判別や解説)
9. 漁業体験①(小型桁網の構成、使用方法、操業順序など) 
10. 漁業体験②(小型桁網の操業見学、漁獲物仕分け作業、同定、計測、記録など)
11. 陸上施設見学①(水産研究所、水産実験所など) 
12. 陸上施設見学②(水産加工工場、加工施設など)
13. 陸上施設見学③(水産加工流通現場など)
14. 洋上実習および陸上実習で得た黒潮流域圏としての漁業、水産加工、流通、食文化に関する課題作成および提出
15. 黒潮流域圏における漁業、水産加工、流通、食文化に関する解説と統括、下船・終了式 
事前・事後学修の内容 事前に実習ガイダンスを行い、実習に関する注意事項などを説明します。これも事前学習とするので必ず出席して下さい。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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