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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アジア・オセアニアの民族と文化A
あじあ・おせあにあのみんぞくとぶんかえー
Ethnology of Asia and Oceania A
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2120-042
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 深田淳太郎

Juntaro FUKADA

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 オセアニア地域研究についての入門講義。人間の移動を妨げ、居住を拒むように見える大海原「太平洋」は、いつ、どのように人類の歴史に登場してきたのか、また我々が現在生きている欧米中心の世界にいかに取り込まれてきたのかについて、特に「他者との接触」という点に注目して考える。
学修の目的 オセアニア地域における人々の移動と接触について学ぶ。そもそも「先住民」である太平洋諸島民はどうやって「絶海の孤島」にたどり着いたのか。また彼らは島によって異なる多様な環境にどのように対応して生活を築いていったのか。さらに、そこにヨーロッパ人がどのように訪れ、異なる文化の間での接触がいかなる状況を生み出したのか。具体的な事例を多く取り上げ、人間が「他者」をどのように眺め、また捉えようとするのかについて学ぶ。
学修の到達目標 ・現在のオセアニア地域の歴史的な成り立ちを理解する
・民族が移動する中「他者」との接触が、それぞれの人々の生活にどのような影響を与えているのかを理解する。
・接触の局面における「文化」の変容や意味づけについて考えることが出来る。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末および中間試験(あるいはレポート)60-70%
コメントシート 30-40%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業方法についてあるいは内容についての質問、要望はMoodleのコメントシートに書くか、授業後に直接言いに来て下さい。メールでも構いません。なるべく対応していきたいと思います。
教科書 特定の教科書は用いません。
参考文献などは授業中紹介します
参考書
参考書
オフィスアワー ・メールでアポイントを取ってください。
・Zoomでも対応可能です。
受講要件
予め履修が望ましい科目 教養科目の文化人類学、文化人類学概説
発展科目 アジア・オセアニアの民族と文化B
アジア・オセアニアの社会A、B
アメリカの民族と文化A、B
比較文化論
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13022
キーワード オセアニア、太平洋、人類拡散、文化接触、カーゴカルト、
Key Word(s) Oceania, Pacific, distribution of human-being, cultural encounter, cargo cult
学修内容 授業方法も現時点(1月に執筆しています)では確定していないので、以下の予定はとりあえずのものである。それほど大きくは変わらないが、いずれにしても受講生の様子を見ながら内容は柔軟に変更することがある。

1.オリエンテーション
2.海の世界オセアニアの概要
3.人間は大洋をいかにして渡ったのか?:太平洋への人類拡散史
4.ヨーロッパ世界による太平洋の「発見」
5.太平洋の西洋世界への編入:ハワイの歴史を事例に
6.太平洋から見た西洋人:クック船長はなぜ死んだのか?
7.太平洋文化と西洋文化の相互作用Ⅰ:ポリネシアの神話世界の中の西洋
8.太平洋文化と西洋文化の相互作用Ⅱ:メラネシアにおけるカーゴカルトⅠ
9.太平洋文化と西洋文化の相互作用Ⅲ:メラネシアにおけるカーゴカルトⅡ
10.太平洋文化と西洋文化の相互作用Ⅳ:プリミティブアートと美の基準
11.観光産業とホンモノの文化Ⅰ:南国の楽園の創造
12.観光産業とホンモノの文化Ⅱ:人食い族とバンジージャンプ
13.太平洋国家としての日本:太平洋国家としての日本
14.太平洋国家としての日本:小笠原諸島の歴史
15.太平洋諸島の今日:マイクロ国家とMilab経済
事前・事後学修の内容 講義内で参考文献や映像資料などを指示するので、復習・予習として可能な限り読む(視聴する)こと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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