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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士前期課程)資源循環学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 土壌圏生物機能学研究室に所属する大学院生対象のゼミである |
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選択・必修 | 選択必修 |
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授業科目名 | 土壌圏生物機能学演習 | |
どじょうけんせいぶつきのうがくえんしゅう | ||
Seminar on Soil Science and Plant Nutrition | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Reso-5272-003
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
通年 |
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開講時間 |
受講生と協議の上決定する |
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授業形態 |
ハイブリッド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 水野 隆文(生物資源学研究科資源循環学専攻) | |
Mizuno Takafumi | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 土壌とその上に生育する植物の相互関係を、学生に、より明確にかつ深く理解し把握させるため、主として植物のミネラル吸収に関して述べた最新の論文を紹介し、又は学生に紹介させ、授業で学んだ知識を身に付いたものとさせる。また土壌・植物栄養学の発展として、植物の環境適応や荒地緑化などに関する研究についても紹介もしくは発表を行う。また,植物栄養(植物の元素分析)の最新技術として蛍光X線分析を紹介し,植物標本と組み合わせた元素集積データベースの構築とその利用についても学習する。 |
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学修の目的 | 植物の重金属獲得、汚染土壌の浄化、土壌の物質循環、植物と環境、緑化、菌根菌などに関する英語論文を読解できるようになる。 |
学修の到達目標 | 大学院生として進めつつある研究内容と紹介する論文とを対比させることにより、自身の研究の学会における位置づけ(レベル)を理解できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 受講実績と発表の内容および質問に対する回答の的確性で評価する。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | 受講生から授業の進め方について意見を求め、その都度適宜対応する。 |
教科書 | 特になし |
参考書 | |
オフィスアワー | 7階742に教員が在室の場合適宜対応 |
受講要件 | 土壌学・植物栄養学・無機化学を受講していること。 |
予め履修が望ましい科目 | 学部の土壌学・植物栄養学・無機化学 |
発展科目 | 特になし |
その他 | 基本的に土壌圏生物機能学研究室の大学院生を対象としている。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 土壌、植物栄養、植物分子生物学、環境科学 |
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Key Word(s) | Soil science, Plant Nutrition, Plant molecular biology, environmental science |
学修内容 | 事前学習について:以下の内容をそれぞれの授業の前の授業時に提示し,予習させる(2時間) また,修論研究のプレゼン,および最近の研究事例報告についてはそれぞれ30分程度の発表ができるようPowerPointスライドを作成する。(2時間) 第1回:学生による修論研究のプレゼン①研究内容の確認 第2回:土壌圏生物機能学研究室の研究の歴史(北村・小畑教授の研究を中心に) 第3回:微量必須元素の研究(亜鉛の必須性,亜鉛とカドミウムの問題,公害問題など) 第4回:ニッケル輸送体とZIPファミリートランスポーター(当該研究室によるニッケル輸送の解明について,ニッケルと鉄の競合に関する各種研究の紹介) 第5回:学生による最近の英語論文発表① (BoydおよびRajakarunaの論文を例にした論文読解技術の指導) 第6回:植物におけるニッケル毒性(北海道の農地における被害例,エンバクを使ったニッケル毒性の研究) 第7回:学生による修論研究のプレゼン②(中間発表) 第8回:ニッケル過剰症の発生メカニズム(鉄とニッケルの競合,特にニコチアナミンによる輸送メカニズムの競合と関連する研究の紹介) 第9回:蛇紋岩植生の形成とニッケルの関係(ニッケルによる発芽抑制の研究,蛇紋岩土壌に適応した植物種の研究) 第10回:学生による最近の英語論文発表② 第11回:日本の蛇紋岩土壌地帯とその植生(日本における蛇紋岩土壌の分布,北海道および東海・近畿の蛇紋岩土壌植生の特徴) 第12回:三重県鳥羽市菅島の蛇紋岩植生(ツゲ原生林の形成に関する研究・赤ツゲの発生メカニズムに関する研究) 第13回:菅島の採石場緑化問題(蛇紋岩採石による希少植生の破壊,景観問題など) 第14回:学生による修論研究のプレゼン③(中間発表) 第15回:イブキジャコウソウとは(イブキジャコウソウの分布地とその特徴,ハーブ・漢方薬としてのイブキジャコウソウ) 第16回:イブキジャコウソウによる採石場緑化の可能性と関連研究(イブキジャコウソウの荒れ地適応性,緑化植物としての利用に向けた取り組み,アスベスト鉱山緑化への応用など) 第17回:イブキジャコウソウの香気成分とシカ獣害回避型緑化植物としての利用 第18回:学生による修論研究のプレゼン③(中間発表) 第19回:緑化と植物の生物多様性(緑化による植生攪乱・生物多様性侵害の可能性とその防止に向けた取り組み) 第20回:XRFの原理,データベース構築の可能性に関する討議(農業分野への応用など) 第21回:蛍光X線分析による植物の元素集積データベース構築方法に関するディスカッション 第22回:植物標本作成と保存方法(国立科学博物館 村井先生の指導) 第23回:修論作成の指導(修士論文の構成についての説明) 第24回:植物の元素集積データベースの解析①SPSSを用いた統計分析(t検定,u検定など) 第25回:植物の元素集積データベースの解析②Rを用いた統計分析(主成分分析,線形判別分析など) 第26回:日本の重金属超集積性植物の探索と応用①ファイトレメディエーション用植物の探索 第27回:日本の重金属超集積性植物の探索と応用②ファイトマイニング用植物の探索 第28回:学生による修論研究のプレゼン④(中間発表) 第29回:修士1年目の研究成果のまとめ(学生によるプレゼン) 第30回:修士2年目の研究計画のまとめ(学生によるプレゼン) |
事前・事後学修の内容 | 事後学習について 修論内容の発表および学生によるプレゼン以外の授業は,教員が授業内容をテスト様式でまとめたプリント(A3サイズ1枚)を配布し,授業内容を復習させる(2時間)。土壌および植物栄養学研究で必須となる分析技術について、原理や応用等をレクチャーする。さらに特殊土壌環境やそこに生育する植物などに関する論文(英語)を読みこなせるよう、輪読などを行うほか、学生の研究発表の練習を行う。 授業評価:授業への出席状況とプレゼンテーションの内容により評価する なお、輪読には次の資料を用いる Nishanta Rajakaruna and Bob Boyd, Serpentine Soils http://scholarworks.sjsu.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1053&context=biol_pub |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |