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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士後期課程)生物圏生命科学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 水圏分子生態学 | |
すいけんぶんしせいたいがく | ||
Molecular Ecology in Aquaculture | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Life-7591-011
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
開講時期については適宜、教員の方から連絡を行う。 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 教室については教員から連絡する。 | |
担当教員 | ○河村 功一(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻) | |
○KAWAMURA, Kouichi | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 本講義では、分子生態学の概念、解析手法ならびに具体的なデーター解釈の方法を学ぶことを目的とする。履修者は毎回、教員により指定された各テーマに関連した科学論文を事前に講読し、指名された演者はセミナー形式で発表を行った後、グループディスカッションを行う事により、分子生態学についての理解を深める事を目標とする。 |
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学修の目的 | 分子生態学の理論、方法論、解析手法を理解・習得することにより、水圏生物に関する分類体系や生物学的基礎知識をより深く学び、研究対象とする生物に関する最新の情報を理解して、博士学位論文作成に役立てることを目的とする。 |
学修の到達目標 | 分子生物学という観点から水圏生物の生命現象を理解すことを目的とし、そのために以下の到達学修目標を設定します。 (知識) 分子生物学についての専門的知識だけでなく、実際の生物を対象に生命現象を遺伝という観点から理解できるようになります。 (態度) 博士論文作成において、生命現象を遺伝という観点から捉えることができるようになります。 (技能) 博士論文作成時に必要とされる分子解析技術が身につきます。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 課題についての発表:50%, セミナーにおける活動等:50%。60点以上を合格とします。 (知識)分子生態学の知識の定着度についてプレゼンの内容で評価します(50点)。 (態度)授業態度については出席で評価します(20点)。 (技能)プレゼンにおける図表の完成度で評価します(30点)。 以上の評価基準を基に60 以上で単位が取得できます。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 グループ学習の要素を加えた授業 Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 理論が難しい主要課題については、適宜、臨時セミナーを行い、個別説明を行う。 |
教科書 | 特に指定しない。参考書については、授業中に適宜紹介する。 |
参考書 | Carroll SB, Grenier JK & Weatherbee SD (2005) From DNA to Diversity - Molecular Genetics and the Evolution of Animal Design -, Second Edition. Blackwell. John C. Avise (2006) Evolutionary pathways in Nature. Cambridge. |
オフィスアワー | 研究室にて随時受け付けている。部屋番号:河村(527室).E-mailによる問い合わせも可. |
受講要件 | 細胞遺伝学,集団遺伝学,水圏動物生理学についての基礎知識を要する事が望ましい. |
予め履修が望ましい科目 | 水圏分子生態学演習 |
発展科目 | 特になし。 |
その他 | 特になし。 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
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第1回 | 概要 | メンデルからゲノム編集まで |
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授業時間内の学修内容 | メンデルの法則からゲノム編集に至る遺伝学の歴史について解説する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | メンデル, ゲノム編集 Mendel, Gene editing |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 遺伝子とゲノムの構造 |
授業時間内の学修内容 | 遺伝子発現という観点からDNAの各領域の違いについて説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ゲノム構造 genome structure |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 |
授業時間内の学修内容 | 生物の分類群間での遺伝子発現(翻訳)の違いについて説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 遺伝子発現 gene expression |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 突然変異 |
授業時間内の学修内容 | DNA配列の突然変異を生じる分子メカニズムならびに突然変異率の意味を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 突然変異、突然変異率 mutation, mutation rate |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | DNA分析で用いられる技術 |
授業時間内の学修内容 | DNA分析の最新の手法について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 次世代シーケンス Next generation sequencing |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | DNAマーカーを用いた多型の検出法 |
授業時間内の学修内容 | DNA多型の種類ならびにその検出法について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | DNA多型 DNA polymorphism |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | 遺伝情報の解釈:個体レベル |
授業時間内の学修内容 | 個体レベルでのDNA解析の内容について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 近交計数、有効集団サイズ Inbreeding coefficient, Effective population size |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | 遺伝情報の解釈:集団の遺伝的多様性 |
授業時間内の学修内容 | 集団の遺伝的多様性の持つ意味とその定量について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 遺伝的多様性 Genetic diversity |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 遺伝情報の解釈:集団間の遺伝的差異 |
授業時間内の学修内容 | 分子分散分析の原理について説明する | |
キーワード(Key Word(s)) | 分子分散分析 AMOVA |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 遺伝情報の解釈:遺伝的距離 |
授業時間内の学修内容 | 進化モデルの解説ならびに遺伝的距離の求め方について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 進化モデル、遺伝的距離 Evolutionary model, Genetic distance |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 遺伝情報の解釈:分子系統樹 |
授業時間内の学修内容 | UPGMA法、近隣結合法、最大節約法による分子系統樹の作成方法を説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 近隣結合法、最大節約法 Neighbor joining, Maximum parsimony |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 遺伝情報の解釈:分子系統樹(続き) |
授業時間内の学修内容 | 最尤法とベイズ法による分子系統樹の作成方法、両者の違いについて説明する、 | |
キーワード(Key Word(s)) | 最尤法、ベイズ法 Maximum likelihood, Bayesian method |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | 系統地理学 |
授業時間内の学修内容 | 系統地理学の概要について説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | "系統地理学 Phylogeography" |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 保全遺伝学 |
授業時間内の学修内容 | 保全遺伝学の意義と応用について説明する、 | |
キーワード(Key Word(s)) | 保全遺伝学 Conservation Genetics |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 景観遺伝学 |
授業時間内の学修内容 | 景観遺伝学的手法の解説並びにそのアドバンテージを説明する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 景観遺伝学 Landscape genetics |
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事前学修の内容 | Moodleに資料を事前に上げておくので、よく予習する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業内容についてレポートを作成し、提出する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第16回 | 概要 | 最終試験 |
授業時間内の学修内容 | これまで学んだ内容についてペーパーテストによる理解度の確認を行う。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ||
事前学修の内容 | これまでの15回で学んだ内容をよく復習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ||
事後学修の時間 | ||
自由記述欄 |