三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
2010年度以降の入学生用
選択・必修
授業科目名 地域経済論
ちいきけいざいろん
Regional Economics
単位数 4 単位
ナンバリングコード
humn-laec2240-010
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 5, 6時限; 木曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 朝日 幸代(人文学部法律経済学科)

ASAHI Sachiyo

実務経験のある教員 朝日幸代
日本経済新聞社で経済データ・情報を扱い分析した業務経験がある。講義では地域経済学の考え方や理論について、身近な社会の事象や経済問題を経済データやメディア情報を用いて研究に活用できる内容を扱っている。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 地域における経済現象とその主要な経済理論・モデルについて学ぶ。
経済のグローバル化のもとで、先進工業国の産業は付加価値の高い技術革新のための競争を行っている。その中で地域の産業政策、地域政策は大変重要である。また地方分権の進展で、地域の自立可能な方策や地域間連携によって地域の役割が重視されてきている。地域内、地域間という空間の中でヒト、モノ、カネ、情報の移動、大都市と農村など様々な地域特性を踏まえた形態により地域を把握する必要がある。地域経済に関わる諸活動や地域の構造を理論的な観点から学び、地域の事例も加えながら、地域の経済構造や経済成長、地域経済問題の考え方を学ぶ講義である。
学修の目的 経済学の基礎理論・モデルに基づいた地域経済の実態と地域政策について理解する。 地域経済の問題に対する多面的な見方を培い、それに対処するための考えを検討できる能力を養う。さらに、日常での生活でもつ地域経済に関する疑問を経済学視点で捉える。
学修の到達目標 経済学の基礎理論・モデルに基づいた地域経済の実態と地域政策について理解したことを、説明することができる。そして、地域経済の問題に対する多面的な見方をすることができることによって、地域の経済問題について、分析するモチベーションを得ることができる。また、地域経済におけるテーマ設定や問題点の指摘をする能力を得る。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
○現代社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート(20%)、期末試験(50%)、講義中の小テスト(30%)
出席は一定回数に達しないもの、および期末試験を受けない場合は単位を認定しないので注意すること。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

地域理解・地域交流の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫  講義中に小テストを行い、理解不足の点について講義で復習する。地域の現状をパワーポイントでまとめたもの、映像も利用する。
教科書 第1回講義中に指示する.
参考書 黒田達朗・田淵隆俊・中村良平(2008)『都市と地域の経済学(新版)』有斐閣.
山田浩之編(2009)『地域経済学入門[新版]有斐閣コンパクト、有斐閣.
オフィスアワー 木曜日12:00~13:00、研究室
受講要件
予め履修が望ましい科目 統合科目:社会、経済学、専門科目:経済政策、マクロ経済学、ミクロ経済学
発展科目 地域経済分析
その他 地域経済論AとB、「地域経済論」は同一時限・同一内容の開講である、また、地域経済論AとBをセット履修のこと

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=13045
キーワード 地域経済の現状把握、地域経済学の理論および考え方
Key Word(s) Understanding the current state of the regional economy, theory and ideas of regional economics
学修内容 第1回     イントロダクション 地域とは何か
第2回 ~5回 都市と都市化の概念
第6回 ~7回 都市集積の理論
第8回 ~9回 都市規模と都市システム
第10回 ~11回 都市の空間構造、産業の立地
第12回 ~14回 地域経済の基本構造
第15回~18回地域経済の成長理論、地域の経済成長と社会資本
第19回    地域間格差と人口移動
第20回~22回 地域間交易と空間経済学
第23回~24回 社会資本の整備 公共部門と都市・地域政策
第25回 都市集中のメカニズム
第26回 都市集積の経済性
第27回 地域経済循環と産業連関
第28回 産業連関表の考え方
第29回 四日市公害と地域政策
第30回 まとめ総括
事前・事後学修の内容 事前に地域の課題や問題に関心を持つように努めてください。そのためには、新聞やネットの様々な情報収集を行うことが必要になります。
事後学習は講義で扱った内容を復習すること、それに関連する書籍で理解を深めるように努めてください。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

Copyright (c) Mie University