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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択必修
教育コース選択必修:水圏P指定科目
授業科目名 水族発生遺伝学実験
すいぞくはっせいいでんがくじっけん
Practice of developmental genetics in aquatic animals
単位数 1 単位
ナンバリングコード
BIOR-Mari-2533-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 5, 6, 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物第一実験室

担当教員 ○河村 功一(生物資源学部海洋生物資源学科),古丸 明(生物資源学部海洋生物資源学科), 宮崎多恵子(生物資源学部海洋生物資源学科)、伯耆匠二(生物資源学部海洋生物資源学科)

○KAWAMURA, Kouichi, KOMARU, Akira, MIYAZAKI Taeko,HOUKI Shoji

実務経験のある教員 河村:水産庁養殖研究所に於いて10年間、魚類の遺伝育種に関する研究を行った。これらの実務経験から得た知識、技術を生かし、基礎的知識だけでなく、水産業における応用面についても解説する。
古丸:水産庁養殖研究所に於いて10年間、二枚貝類について、生殖年周期、染色体調査、形質評価、遺伝的変異性の検出、倍数体作出による育種、選抜育種等に従事した。これらの実務経験
により得られた知識経験を活用して、二枚貝類の解剖、顕微鏡の操作法、ウニや貝類の発生実験等の指導を行なっている。
宮崎:放射線医学総合研究所において、様々な海産魚の臓器や脳神経についての解剖学的並びに組織学的解析に5年間従事した。こえっらの実務経験により得た知識、技術等を活かして、解剖や組織標本作製技術、顕鏡の要領と組織像の判定方法など、海洋生物生理を理解するための実務的な指導を行う。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 代表的な水生生物を材料に発生実験,顕微鏡観察,比較解剖,遺伝子実験を行い,水生生物の各分類群の生物学的特徴について発生学と遺伝学の観点から理解を深める。
学修の目的 発生実験、比較解剖を通して水生生物の初期発生と形態的特徴を理解すると共に、発生遺伝学の基礎について学ぶことを目的とします。
学修の到達目標 魚類、軟体動物についての初期発生を理解すると共に、比較解剖学における実験手法の修得、生物の形態の意味が理解出来るようになります。そのために以下の学修到達目標を設定します。
(知識)
魚類、軟体動物について形態、発生、遺伝についての知識だけでなく、適応・進化という観点から水圏生物を理解することができるようになります。
(態度)
実習中に与えられたテーマについてのグループディスカッション、プレゼンテーションを通じ、問題探求能力、ディベート能力、プレゼン能力が向上します。
(技能)
水生生物を用いた発生、解剖における基礎的実験技術が習得できるだけでなく、レポート作成能力(文章力、図表作成力)が身につきます。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 出席:50%、スケッチ・レポート:30%、課題発表のプレゼンテーション:20%
(知識)
実習中に学んだ内容の理解度をレポートを通じて評価します(20%)
(態度)
実習の出席だけでなく、グループディスカッション、プレゼンテーションの取り組み姿勢について評価します(50%)
(技能)
スケッチの完成度(写生の正確さ、実習内容の理解度)、プレゼンテーションの中身について評価します(30%)。
以上の評価基準を基に60%以上で単位が取得できます。
授業の方法 実験 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業アンケートの結果に基づき、適宜、実験内容の見直しと改善を行います。
教科書 実習時に適宜,プリントを配布(Moodleから配布)。
参考書 授業時に適宜、紹介する。
オフィスアワー 部屋番号5階 530(古丸)、 527(河村), 531(伯耆)、6階 宮崎(628):E-mailによる問い合わせも可。教員の居室訪問の際は、事前にメールでアポを取ること。
受講要件 水族発生学を履修済であることが望ましい.
予め履修が望ましい科目 細胞生物学,水族発生学
発展科目 分子生態学、水族神経科学
その他 環境教育に関連した科目

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9663
キーワード 無脊椎動物 脊椎動物 顕微鏡観察 初期発生 比較解剖学 摂餌生態
Key Word(s) invertebrate, vertebrate, microscopic observation, development, comparative anatomy, feeding ecology
学修内容 1 回: ガイダンス+スケッチの書き方
2 回: 二枚貝(ホタテ・ハマグリ)の解剖
3 回: 生物統計の基礎
4 回: 魚の解剖(鱗、鰓、脳)
5 回: 魚類の骨格系の観察(透明標本)
6 回: 魚類の脳部位とはたらき
7 回: さまざまな魚種の脳外形
8 回: 魚類の嗅覚・味覚器官
9 回: 魚類の視覚器官
10 回: 図鑑利用とドライラボ
11 回: マガキの発生
12 回: ウニの発生(Ⅰ)
13 回: ウニの発生(Ⅱ)
14 回: 水産無脊椎動物の摂餌・消化器官の観察(Ⅰ)
15 回: 水産無脊椎動物の摂餌・消化器官の観察(Ⅱ)
事前・事後学修の内容 事前:Moodleコースから配布する毎回の資料に目を通しておくこと。
事後:実習で判らなかったこと、もう少し知りたかった等をA4のレポートにまとめMoodleコースに提出すること。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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