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開講年度 | 2022 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 2年次に水族発生学を受講していることが望ましい. |
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選択・必修 | 選択必修 教育コース選択必修:水圏P指定科目 選択科目:海洋P指定科目 |
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授業科目名 | 分子生態学 | |
ぶんしせいたいがく | ||
Molecular Ecology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Mari-2531-009
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
月曜日 7, 8時限 |
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授業形態 |
オンライン授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | 開講教室は、掲示にて、確認すること。 | |
担当教員 | ○河村 功一(生物圏生命科学科) | |
○Kouichi Kawamura | ||
実務経験のある教員 | 水産庁養殖研究所に於いて10年間、魚類の遺伝育種に関する研究を行った。これらの実務経験から得た知識、技術を生かし、基礎的知識だけでなく、水産業における応用面についても解説する。 | |
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 分子生態学の原理,方法,実践,解釈について具体的実例を交えながら解説する。 |
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学修の目的 | 生物の遺伝,進化,生態,行動,保全といった様々な生命現象を理解する上で、分子生物学の重要性を理解すると共に、応用学としての分子生物学の解析手法等について学ぶことを目的とします。 |
学修の到達目標 | 分子生態学の概要を学ぶと共に、分子生物学という視点から生命現象を理解することができるようになります。そのために以下の到達学修目標を設定します。 (知識) 分子生物学の基礎的知識の修得だけでなく、実際の生命現象を理解するのに必要な知識が身につきます。 (態度) 卒業研究等において、生命現象を遺伝という観点から捉えることができるようになります。 (技能) レポート作成時に分子情報を用いたデーター解析の基礎的技能が身につきます。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 期末試験100%(出席は7割以上を必要とする。60点以上が合格) (知識)分子生態学の知識の定着度について期末試験の筆記試験で評価します(50%) (態度)授業態度については出席で評価します(20%) (技能)授業中に出された課題についてのレポートの内容について評価します(30%) 以上の評価基準を基に60%以上で単位が取得できます。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | 授業アンケートによる「学生からの意見」を取り入れ、随時改善に取り組む。 |
教科書 | 教科書は特に指定しません。 適宜,資料を配付します。 |
参考書 | 井鷺 ・陶山 (著) 生態学者が書いたDNAの本 ―メンデルの法則から遺伝情報の読み方まで. 文一総合出版. |
オフィスアワー | 指定時間なし.随時 527室.E-mailによる問い合わせも受け付ける. |
受講要件 | 特になし。 |
予め履修が望ましい科目 | 水族発生学、水族発生遺伝学実験、水産生物学実習 |
発展科目 | 生物統計学 |
その他 |
環境教育に関連した科目 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=12264 |
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第1回 | 概要 | 分子生態学とは:分子生態学の内容ならびに目指すもの |
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授業時間内の学修内容 | 分子生態学がどういう学問であるか、その概要について説明します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 適応、進化、保全 adapation, evolution, conservation |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業でならったことを、配布資料を使い、知識の再確認をおこなうこと。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 分子情報の種類とその応用範囲 |
授業時間内の学修内容 | 分子情報とはいかなるものであり、その応用可能範囲について理解する事を目的とします。 | |
キーワード(Key Word(s)) | ミトコンドリアDNA、マイクロサテライト、制限酵素切断多型解析、一塩基多型 mtDNA, microsatellite, RFLP, SNP |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業でならったことを、配布利用を用いて、完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 分子生態学における実験の原理 |
授業時間内の学修内容 | 分子生態学における実験とはいかなるものかを知ることを目的とします。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 電気泳動、PCR、DNA抽出、シーケンシング electrophoresis, DNA extraction, sequencing |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 当日の授業でならったことを、配布資料を使い完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 生態学における分子マーカーの種類と特徴(1):ミトコンドリアDNA |
授業時間内の学修内容 | ミトコンドリアDNAの分析により、どういった生命現象が理解出来るかを学ぶ。 | |
キーワード(Key Word(s)) | PCR、ミトコンドリアDNA、制限酵素切断多型解析 mtDNA, RFLP |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 当日の授業でならったことを、配布資料を使い完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | 生態学における分子マーカーの種類と特徴(2):共優性マーカー |
授業時間内の学修内容 | 共優性マーカーの仕組みとその解析意義について理解する事を目的とします。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 顕性、マイクロサテライト、一塩基多型 dominancy, microdatellite, SNP |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 生態学における分子マーカーの種類と特徴(3):優性マーカー |
授業時間内の学修内容 | 共優性マーカーと優性マーカーの違い、応用可能範囲について理解する事を目的とします。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 共優性、ホモ接合、ヘテロ接合、ハーディ・ワインベルグの法則 codominacy, homozygosity, heterozygosity, Hardy-Weinberg's law |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | 集団遺伝学の基礎(1):遺伝子頻度からハーディワインベルグの法則まで |
授業時間内の学修内容 | 遺伝子頻度、遺伝子型頻度、ハーディ・ワインベルグの法則がどのようなものであるかを理解することを目的とします。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 遺伝子頻度、ハーディ・ワインベルグの法則 Gene frequency, Hardy-Weinbeg's law |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | 集団遺伝学の基礎(2):ハプロタイプネットワークから分子系統樹まで |
授業時間内の学修内容 | 遺伝子の配列情報を用いた分子系統樹の作成原理を理解する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 分子系統樹、近隣結合法、最尤法 molecular tree, Neighbor-joining、 Maximum likelihood |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 遺伝情報を用いた集団解析(1):単一集団を対象とした特性解析 |
授業時間内の学修内容 | 集団解析の意味、単一集団内における遺伝的多様性、血縁度、有効集団サイズ等について学ぶことを目的とする。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 遺伝的多様性、有効集団サイズ、血縁度 genetic diversity, effective population size, relatedness |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。特に遺伝的パラメータの計算方法をちゃんと理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 遺伝情報を用いた集団解析(2):複数集団を対象とした特性解析 |
授業時間内の学修内容 | 集団間での遺伝的関係をいかにして調べるかを理解する | |
キーワード(Key Word(s)) | 遺伝的関係、遺伝子流動、移動 genetic relationship, gene flow, migration |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。特に遺伝的パラメータの計算方法を理解する、 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 系統地理学(1):その原理と解析方法 |
授業時間内の学修内容 | 系統地理の意味するもの、またその解析原理についてまなぶ | |
キーワード(Key Word(s)) | 系統地理、景観遺伝学 Biogeography, landscape genetics |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。特に遺伝的パラメータの計算方法を理解する、 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 系統地理学(2):系統地理解析の実践とその成果 |
授業時間内の学修内容 | 前回に引き続き、系統地理学の解析方法、分析結果の読み方について学ぶことを目的とする。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 生物地理、隔離、分断 Biogeography, Isolation, fragmentation |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | 行動生態学:分子マーカーを用いた行動解析,配偶様式から食物連鎖 |
授業時間内の学修内容 | 生物の行動生態を遺伝情報を用い、いかに理解するかを学ぶ。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 行動、配偶様式, 親子関係 Behavior, mating system, kinship |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 保全遺伝学(1):希少種問題における分子情報の有用性 |
授業時間内の学修内容 | 希少種保護における分子情報の重要性を理解する | |
キーワード(Key Word(s)) | 保全遺伝学,保全単位 Conservation genetics, managiment unit |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 保全遺伝学(2):分子情報による外来種問題のアプローチ |
授業時間内の学修内容 | 外来種問題を理解する上での分子情報の重要性について学ぶ | |
キーワード(Key Word(s)) | 外来種、交雑、絶滅 alien species, introgression、extinction |
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事前学修の内容 | moodleに資料をアップロードしておきますので、事前に目を通しておいて下さい。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 配布資料を使い、授業で習ったことを完全に理解する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第16回 | 概要 | 定期試験 |
授業時間内の学修内容 | 分子生態学の授業における理解度を確認するための定期試験です。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 分子生態学 Molecular Ecology |
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事前学修の内容 | 定期試験の受験前に際し、15回の学習内容を再確認する。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ||
事後学修の時間 | ||
自由記述欄 |