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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・グローカル資源利用学教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
国際・地域資源学、海洋生物資源学教育コース指定科目
授業科目名 水産経済学
すいさんけいざいがく
Fisheries Economics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2331-010
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 後で通知する

担当教員 常 清秀(生物資源学部資源循環学科)

jyo seisyu

実務経験のある教員 授業担当者は、長年に渡り、漁村地域をフィールドとして、漁業・養殖業の生産から流通販売に至るまで幅広い実態調査を行い、多くの関連業績を有する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 当講義では、水産経済学全般における基礎知識を講義形式で教授する。                                     水産資源は自律更新的資源の典型であると同時に、強い資源の制約を持っている。こうした特徴を持つ産業(=漁業)を正しく理解してもらうために、水産資源の利用方法、管理手法および生産・流通・販売・消費の仕組みなどについて解説し、受講生の皆さんと一緒に経済学の観点から水産業界で生じた諸経済現象について考える。
学修の目的 漁業の多面的機能を理解したうえ、漁業が産業とする特性、海洋資源が商品とする特性を把握し、産業としての漁業を正しく理解することと、水産業界において生じた諸経済現象に対する理解力と考察力を高めることを目的としている。
学修の到達目標 上記の学修の目的を達成するために、以下の到達目標を設定します。 
【知識」経済学の基本的考え方と理論的枠組、水産経済学研究の目標、水産資源の特徴、水産業の特質、水産経済に関わる諸仕組みと制度などの基本的知識を修得する。
【技能】修得した知識を用いて、強い資源の制約を持っている産業(=漁業)を正しく理解し、水産業界で生じた諸現象を専門知識に基づき、ある程度説明できるようになること。
【態度】環境問題、資源利用問題、食料問題を積極的に考えるようになること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 取組姿勢と出席(20%)、事前小テスト(20%)、課題(50%)、期末試験(10%)の計100%(60%以上で合格)
具体的評価基準、評価内容と評価方法は下記の通り                                               【知識】食品流通に関する基礎知識の修得状況については、毎回の講義前の小テストで確認し評価する(20%)
【技能】毎回の講義後に課した課題(50%)と期末試験(10%)で評価する。
【態度】課題に対する取組姿勢と授業出席により評価する(20%)。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 ①授業アンケートの結果を踏まえて、授業改善をすること。
②定期的に授業内容に対する「理解度チェック」(チェックシートを用いて)を行うこと。
③学生とのコミュニケーションをとれるように、授業中、なるべく質疑の時間を増やすように考慮していること。
教科書 教科書なし。自分で作成した講義資料をPDFファイル形式でMoodleとTeams上で配布する。
参考書 ・大海原宏・長谷川彰・志村賢男・八木庸夫・高山隆三編著「現代水産経済論」北斗書房(1982)
・桜本和美著「漁業管理のABCーTAC制がよく分かる本ー」成山堂(1998)
・廣吉勝治・佐野雅昭編著『ポイント整理で学ぶ水産経済』北斗書房(2008)
オフィスアワー 毎週金曜日12:00-13:00  場所:341号室
事前予約が必要。
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 農業経済学、農業経営学、フードシステム論を履修することが望ましい。
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 漁業資本、漁業権、排他的経済水域、漁協、漁業所得、水産物の需給、水産物の流通システム、市場流通、市場外流通
Key Word(s) Fishery capital, Fishery Right,Exclusive economic zone, Fishery cooperative association, Fishery income, Supply and demand of seafood, Seafood system, distribution in wholesale market , outside market distribution.
学修内容 第1回:水産業の特質と水産経済学研究の目標
第2回:漁業部門別(沿岸・沖合・遠洋)漁業種類と漁法の特徴(海面漁業)
第3回:漁業部門別(海面養殖と内水面養殖)漁業種類と漁法の特徴(養殖業)
第4回:漁法部門別の経済生産性
第5回:漁業制度と漁業管理の基本的考え方
第6回:漁業管理の手法・ルールと仕組み
第7回:水産物流通の仕組み 
第8回:取引方法と価格形成
第9回:市場動向と消費者ニーズ 
第10回:漁業経営組織(家族経営・組合自営・会社経営等)の特徴 
第11回:経営組織別の賃金制度
第12回:漁業就業と後継者問題
第13回:漁業の国際関係
第14回:漁業協定(日韓・日中・日ロ・日米)
第15回:漁業・水産業をめぐる環境問題
期末試験
事前・事後学修の内容 事前学修
・前回講義内容の復習 (毎回、講義開始前に、前回講義の内容に限定し、10-15分間の小テストを行い、小テストの結果により前回講義の修得度を確認すると同時に、学生の事前復習を促す。)                                                                                                   ・公式サイトで公表されている関連統計資料を用いて、事前に現状把握できるように適宜に課題を与える。                   
事後学修
・授業関連の情報の検索と収集                                                                                                  ・課題作成(各回講義後、課題を課す。課題作成のため、先行研究や新聞記事およびその他の関連情報の収集する必要があり、場合によって、授業で学んだことを日常生活の中で考察し、レポートしてもらうこともある)
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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