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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・森林資源環境学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
グローカル資源利用学教育コース:2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 森林生物学実験
しんりんせいぶつがくじっけん
Laboratory Course in Forest Biology
単位数 1 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2233-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 5, 6, 7, 8時限
各自の進捗によって,終了が9-10限にかかる場合がある.
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 木佐貫博光, 鳥丸猛, 北上雄大, 中井毅尚, 内迫貴幸(生物資源学部)

KISANUKI Hiromitsu, TORIMARU Takeshi, KITAGAMI Yudai, NAKAI Takahisa, UCHISAKO Takayuki

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 (1)樹木の各器官の観察.構内に生育する樹木の種類,特徴および用途についての理解.群落調査法.
(2)土壌生物の観察
(3)木材の肉眼および光学顕微鏡により観察を行う.また,木材の構成要素を標本にする技術や統計処理についても教授する.
学修の目的 沿岸に位置するキャンパスに生育する植物および土壌生物の種多様性を理解し,群落調査の方法を修得する.樹木の各器官のマクロ的観察を行うことで,樹木の様々な形態に関する基礎的知識を習得できる.木材の観察を顕微鏡レベルで行うことで,樹木の基礎知識を習得できる.
学修の到達目標 (1)森林の主要な構成要素である樹木の各器官の観察を通して,樹木の様々な性質に関する基礎的知識を習得する.群落調査をできるようになる.
(2)森林に生育する土壌生物についての種多様性と生態系における重要な機能の理解ができるようになる.
(3)木材の観察およびスケッチを通して樹木の基礎知識を習得する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 各回に提出するレポートの内容90%,受講態度10%.ただし,合格のためには,前半と後半それぞれについて,60%以上の評価を得る必要がある.
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 実験計画を事前に明確に示す.
教科書 古野毅,澤辺攻「木材科学講座2 組織と材質」(海青社)
参考書 後藤太一郎監訳「ワークブックで学ぶ生物学実験の基礎」(オーム社)
亀田龍吉,多田多恵子「調べて楽しむ葉っぱ博物館」(山と渓谷社)
原「植物の形態」(裳華房)
金子 信博・金田 哲・豊田 鮎「土壌動物の多様性と機能解析 生態学フィールド調査法シリーズ 【10】巻」共立出版
オフィスアワー 月曜16時~18時568室
受講要件
予め履修が望ましい科目 植物学,森林微生物機能学,木質資源工学を履修のこと.
発展科目 森林育成学,森林生態学実習,植物微生物学実験,森林物理学実験
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
*前半では野外に出るので,服と履物に注意し,虫刺されや寒さ対策をして臨むこと.
*評価のさい考察を重視します.HPなどコピーしただけのレポートは,評価が非常に低くなる.
*欠席の場合,1週間以内に理由の説明に来ること.

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 樹木,植物形態,森林生態系,生物多様性,造林,野生生物,器官,微視的木材組織構造
Key Word(s) tree, plant morphology, forest ecosystem, biodiversity, silviculture, wildlife, organ, micro-wood anatomy
学修内容 1.ガイダンス、構内の樹木
2.冬芽と葉の観察
3.土壌生物の分離と計数
4.土壌生物の観察
5.トレーニングデータを利用した群落解析法
6.群落調査
7.樹冠投影図の作成
8.群落データの図示
9.木材組織系実験の説明
10.針葉樹材の肉眼での観察
11.広葉樹材の肉眼での観察
12.木材の平均年輪幅および密度の測定とデータの統計処理演習
13.針葉樹材の光学顕微鏡での観察
14.広葉樹材の光学顕微鏡での観察
15.木材の分離プレパラート作製,写真撮影法,繊維長の測定
事前・事後学修の内容 樹木学関係(1~2)については,観察した樹木を復習しレポートにまとめて提出すること.
土壌生物(3~4)については,土壌生物の計数データと観察スケッチをレポートとともに取りまとめて提出すること.
群落解析(5~8)については,毎木データと樹冠投影図をレポートとともに取りまとめて提出すること.
木材組織学(9~15)については、実験中にスケッチしてした組織を木材組織学の配布資料で確認しておくこと.
1.構内の樹木のリストを作成しそれぞれの特徴をまとめる.
2.観察した樹木の冬芽と葉をスケッチし,種間で比較する.
3.土壌生物の分離と計数し,多様性を数値化する.
4.土壌生物を観察し,環境適応した形態の特徴を理解する.
5.机上で群落解析法を練習する.
6.実際に群落調査を行い集計する.
7.個々の樹木について樹冠投影図を作成する.
8.群落データを理解するために図示できるようになる.
9.木材組織系実験の方法論について詳しくなる.
10.針葉樹材を肉眼で同定できるまで特徴をつかむ.
11.広葉樹材の肉眼で同定できるまで特徴をつかむ.
12.年輪幅および密度を測定し,特徴を数値で示す.
13.針葉樹材を光学顕微鏡で観察し,微細な構造を把握する.
14.広葉樹材を光学顕微鏡で観察 ,微細な構造を把握する.
15.木材の分離プレパラートを作製できるようになり,写真撮影し,繊維長の測定を行う.
事前学修の時間:30分/回    事後学修の時間:60分/回

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