シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2021 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
|
選択・必修 | 選択必修 教育コース選択必修:水圏増殖プロ指定科目 選択必修:海洋生産プロ指定科目 |
|
授業科目名 | 魚類増殖学 | |
ぎょるいぞうしょくがく | ||
Fish Stock Enhancement | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Mari-2531-003
|
|
開放科目 | 開放科目
市民開放科目, 三重大学生物資源学部特別教育プログラム-水産関連特別プログラム |
|
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
水曜日 3, 4時限 |
|
授業形態 |
ハイブリッド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 淀 太我(生物資源学部海洋生物資源学科) | |
YODO,Taiga | ||
実務経験のある教員 | 水産総合研究センター中央水産研究所を勤務地として,淡水魚の生態の調査研究に関する実務職に3年間従事した経験を活かし,魚類の生態のみならず,増殖の現状と課題について実務的な視点を盛り込んで指導を行う。 | |
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 魚類の増殖に関する概念や原理に加え,魚類増殖の歴史的発展過程を含む現状や問題点,魚類増殖に必要な技術や理論について解説する。 |
---|---|
学修の目的 | 漁業を中心とした水産業が水圏生態系におよぼしている影響について認識し,適切な魚類資源の増殖・管理に向けた提言を行い,実行できるようになる。 |
学修の到達目標 | 魚類増殖の意義や必要性について理解するとともに,現状と問題点について理解できるようになる。また,主要な対象種の増殖の手法と成立過程および現状について理解できるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 期末試験70%,小テスト30%,計100%。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | 魚類種苗生産学実習の内容とリンクさせる。 Moodleを活用して,事前事後学修を改善・強化する。 |
教科書 | 指定せず |
参考書 | 水産増養殖システム1「海水魚」(熊井英水編,恒星社厚生閣) 水産増養殖システム2「淡水魚」(隆島史夫・村井衛編,恒星社厚生閣) 水産脊椎動物学II魚類(岩井保著,恒星社厚生閣) 水産大百科事典(水産総合研究センター編,朝倉書店) 水産資源の増殖と保全(北田修一等編著,成山堂書店) |
オフィスアワー | 毎週金曜日12:00~12:50,613室 |
受講要件 | 魚類の増殖について理解するためには,魚類および他の水生生物に関する基礎的な知識を有していることが必要である。 |
予め履修が望ましい科目 | 海洋生物学,魚類学,水産学総論,水族発生学,水族繁殖学 |
発展科目 | 魚類種苗生産学実習,水産飼餌料学,栽培漁業学 |
その他 |
環境教育に関連した科目 高等学校教諭一種免許(水産)-水産の関係科目 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 増殖,魚類,種苗生産,海水魚,淡水魚,漁業管理,環境改善・管理,種苗放流,生態的特性 |
---|---|
Key Word(s) | Stock enhancement, Fish, Seed production, Freshwater fishes, Marine fishes, Stock management, Environmental improvement, Seed stocking |
学修内容 | 第1回:魚類増殖とは?-増殖・養殖・栽培漁業の概念と違い 第2回:魚類増殖手法1-漁業管理 第3回:魚類増殖手法2-環境改善・管理 第4回:魚類増殖手法3-種苗放流 第5回:魚類増殖の実際-シロザケ 第6回:魚類増殖の実際-ヤマメ/サクラマス 第7回:魚類増殖の実際-アマゴ/サツキマス 第8回:魚類増殖の実際-ニジマス 第9回:魚類増殖の実際-アユその1 第10回:魚類増殖の実際-アユその2 第11回:魚類増殖の実際-マダイ 第12回:魚類増殖の実際-ヒラメ 第13回:魚類増殖の実際-その他の海水魚 第14回:魚類増殖の現状と課題その1 第15回:魚類増殖の現状と課題その2 第16回:期末試験 ・本講義で取り上げる内容にはメディアで報じられるようなものも多々含まれるので,日頃より新聞・テレビなどでも関連する記事に興味を持つようにし,それらの知見や課題が現実に我々の生活と関わっていることを実感するように心がける。 |
事前・事後学修の内容 | 予習項目: 第1~4回 参考図書等を読んで,各回のテーマについて専門用語などを予習する(120分/週) 第5~13回 次回の対象魚種の生活史および生物としての特性について,図鑑や専門書籍を読んで ノートに整理する(120分/週) 第14回 第1回~13回の講義内容を振り返って整理する。また,種苗放流による増殖のメリットと デメリットについてノートに整理する(120分) 第15回 下記の文献を通読する(120分)。 北田修一.2016.種苗放流の効果と野生集団への影響.日本水産学会誌,82 巻 3 号, p. 241-250. 復習項目: 第1~13回 板書の書き取りを清書する。また,スクリーンに投影した各種資格的資料(グラフ等) について,インターネットで検索,入手し,必要に応じて印刷する等してノートに付け加える。 また,講義内で3回実施する小テストに向けて復習する(120分/週)。 第14回 板書の書き取りを清書する。また,スクリーンに投影した各種資格的資料(グラフ等) について,インターネットで検索,入手し,必要に応じて印刷する等してノートに付け加える。 順応的管理の概念が用いられた資源管理あるいは生物多様性保全の例を専門書籍や論文, インターネットで検索して,ノートに整理する。(120分) 第15回 板書の書き取りを清書する。また,スクリーンに投影した各種資格的資料(グラフ等) について,インターネットで検索,入手し,必要に応じて印刷する等してノートに付け加える。 主要な水産エコラベル認証について情報を収集し,その特徴と違いをノートに整理する。 (120分) ※情報収集にインターネットを使用する際は,必ず一次資料にあたること |
事前学修の時間:120分/回 事後学修の時間:120分/回 |