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開講年度 | 2021 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
共生環境学科・全教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
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選択・必修 | 選択 選択推奨科目(地球コース、土木コース) |
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授業科目名 | 土壌圏循環学 | |
どじょうけんじゅんかんがく | ||
Environmental soil physics | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Envi-3141-012
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 1, 2時限 |
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授業形態 |
ハイブリッド授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | ○取出 伸夫(共生環境学科),渡邊晋生(共生環境学科) | |
○TORIDE Nobuo, WATANABE Kunio | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 農地における水分・熱・化学物質の移動と循環について,土壌物理,土壌化学,土壌微生物の視点から講義する.今まで学んできた基礎知識の発展科目として位置づけ,土壌物理学に関わる現場的課題を紹介する.そのため,不飽和水分移動,溶質移動,熱収支,化学物質の吸着や分解反応などの基礎理論を確認した上で,農地にかかわる環境問題として,窒素循環,土壌微生物の役割,放射性セシウムの移動と除染,塩類化,土の凍結と凍上問題などをとりあげて解説する. |
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学修の目的 | 農地における水循環,物質循環にかかわる環境問題を,土壌物理,土壌化学,土壌微生物の視点から理解し,土中の水分・熱・流れの果たす役割に関する知識を得る. |
学修の到達目標 | 農地における水分・熱・化学物質の移動の基礎理論を理解する.その上で,農地にかかわる環境問題に対する数理モデルの果たす役割を学ぶ. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | レポート100%(60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | レポートにより学生の理解度を確認し,また授業に対する要望等を書いてもらうことにより,適宜,授業改善を行う. |
教科書 | 土壌物理学~土中の水・熱・ガス・化学物質移動の基礎と応用 (ウィリアム・ジュリー+ロバート・ホートン 著 取出伸夫 監訳) 築地書館, |
参考書 | 土壌学の基礎 生成・機能・肥沃土・環境 松中照夫 農文協 |
オフィスアワー | 随時受け付け.部屋番号574. オンラインも可(メール【取出:ntoride@bio.mie-u.ac.jp】で予約してください.) |
受講要件 | 特になし. |
予め履修が望ましい科目 | 土壌物理学,植物・土壌と水,土壌学 |
発展科目 | 土壌圏物質移動論 |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) 高等学校教諭一種免許状(理科)地学 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=5007 |
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キーワード | 溶質移動,不飽和水分移動,熱収支,窒素循環,土壌微生物,放射性セシウム,除染,塩類土壌,土壌汚染,凍結,凍上 |
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Key Word(s) | Solute transport, Unsaturated water flow, Energy balance, Irrigation, Nitrogen cycle, Radioactive cesium, Soil freezing |
学修内容 | 1. 農地における水・熱・化学物質移動にかかわる問題 2. 不飽和土中の水分移動: リチャーズ式 3. 畑地の灌漑水量: 不飽和水分移動におけるTRAMの問題点: レポート 4. 土中の溶質移動: 保存則とフラックス 5. 土中の溶質移動: 移流分散式 6. 土の養分保持と粘土の役割 7. 土中の放射性セシウムの移動: レポート 8. 土中の有機物分解の土壌有機物の役割 9. 土中の炭素窒素循環 10. : 水田と畑地における窒素の形態変化と移動:レポート 11. 土の熱現象: 大気のエネルギー収支 12. 土の熱現象: 地表面エネルギー収支 13. 土中のガス移動 14. 凍土壁による遮水工法 15. 寒冷地における農地の凍結と融解 16. レポート |
事前・事後学修の内容 | 土壌物理の基礎的事項である水分保持,不飽和水分流れ,溶質移動については,「土壌物理」の教科書で復習すること.また,講義で学んだことを元に,レポート作成のための復習,取りまとめを行うこと. |
事前学修の時間:60分/回 事後学修の時間:180分/回 |