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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・森林資源環境学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 森林育成学
しんりんいくせいがく
Silviculture
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2231-008
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 木佐貫博光(生物資源学部)

KISANUKI, Hiromitsu

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 落葉樹や常緑樹,針葉樹や広葉樹,高木や低木などの数多くの特徴が認められる樹木を対象として,光環境,水分環境,温度環境に対する生理学的機能を解説し,さまざまな自然環境への適応を可能にする生理的特徴について講義する.
学修の目的 身近な樹木を通して,植物の水分生理,光環境への適応,低温環境への適応に関する知識を得ることで,森林を育成することが単純なことではなく,樹木の生理的特性に応じた対応が必要であることを理解できるようになる。
学修の到達目標 森林に内在するさまざまな自然環境を把握し,樹木において多様な生理学的機能の違いがあることを理解する.それらの機能における違いが,樹種の分布を制限することについて理解する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 中間テスト1(33%),中間テスト2(33%),期末試験(34%),計100%.
オンラインの場合,小テスト(70%),講義中の質問回答(10%),講義後提出物(20%),計100%.
いずれも合計が60%以上で合格.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 中間テストを行い,習熟度の確認をする.総括を行う.
教科書
参考書 Larcher:植物生態生理学.シュプリンガー・フェアラーク東京
畑野健一・佐々木恵彦:樹木の生長と環境.養賢堂
酒井昭:植物の分布と環境適応.朝倉書店
小池孝良編:樹木生理生態学.朝倉書店
丹下健・小池孝良編:造林学.朝倉書店
オフィスアワー 毎週火曜日16:30~18:00,場所568号室.
受講要件 樹木名が頻出するため,植物学を履修のこと
予め履修が望ましい科目 植物学
発展科目 森林生態学
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 生理生態,生物季節,耐凍性,光合成,水分生理,森林環境,森林生態系,生物多様性,生態系保全
Key Word(s) physiological ecology, phenology, cold hardiness, photosynthesis, environment, forest ecosystem, biodiversity, ecosystem conservation
学修内容 1. 樹木の生理生態
2. 樹木を取り囲む自然環境
3. 水ポテンシャル
4. 樹木の水分生理 
5. 樹木の乾燥耐性
6.樹木の冠水耐性,中間試験1
7. 森林における光環境-光の量-
8. 森林における光環境-光の質-
9. 光環境と樹木の葉の光合成
10. 光環境と樹木の光合成,中間試験2
11. 樹木の越冬様式と耐凍性
12. 樹木の分布と耐凍性
13. 樹木の耐凍性の獲得
14. 生育地の季節性に適応した樹木の生理的特性
15. 1~14についての総括
16. 期末試験
事前・事後学修の内容 1. 樹木の生理とは何か?
2. 森林における環境には何があるか?
3・4. 樹木はどのように水分をとり込むか?
5. 樹木はどのように乾燥に耐える?
6. 水が多すぎることに耐えるには
7. 森林における光環境の量は?
8. 森林における光環境の質は?
9. 光合成速度の日変化や葉の着生位置による違いは?
10. 光合成の年変化は?
11. 樹木の越冬様式によって耐凍性はどの程度異なるのか?
12. 樹木の分布は耐凍性で説明できるか?
13. 樹木は耐凍性をどのように獲得するのか?
14. 生育地での季節性に対し樹木はどのような生理的適応をしているか?
15. 樹木の生理の総まとめ
16. 試験
事前学修の時間:30分/回    事後学修の時間:60分/回

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