シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2021 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 工学研究科(博士前期課程)分子素材工学専攻 | |
領域 | 主領域 : F | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
|
選択・必修 | ||
授業科目名 | 材料物性化学演習Ⅰ | |
ざいりょうぶつせいかがくえんしゅう いち | ||
Seminar in Properties of Polymer Materials I | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EN-PHCH-5
|
|
開放科目 | ||
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
|
|
授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 藤井 義久(工学研究科分子素材工学専攻) | |
FUJII, Yoshihisa | ||
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 最新の文献から高分子材料の物性について、物理化学的および材料化学的立場から演習を行う。 (Course description/outline) Exercise on physical properties of polymer materials from the latest literature from physicochemical and material chemistry perspectives. |
---|---|
学修の目的 | 高分子材料の物性に関する知識を得る。 (Learning objectives) Acquire knowledge on the properties of polymer materials. |
学修の到達目標 | 高分子材料の物性を理解する能力が備わる。 (Achievements) Ability to understand physical properties of polymer materials. |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 出席、発表内容の理解度、質問に答える能力から評価する。 (Grading policies and criteria) Attendance, understanding of presentations, and ability to answer questions are evaluated. |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | 随時、内容の理解度を把握するため双方向の授業進行を心がける。 (Ideas for improving classes) Try to make interactive lessons to understand the level of understanding of the content. |
教科書 | (Textbooks) |
参考書 | (Reference materials) 新・高分子合成実験法 4 高分子材料のキャラクタリゼーション(丸善出版(映像)) 新・高分子合成実験法 5 高分子の物性(丸善出版(映像)) |
オフィスアワー | 随時,分子素材工学棟2階3222室 (Office hour) TBD |
受講要件 | 無し (Prerequisites) None |
予め履修が望ましい科目 | 無し (Courses encouraged to take in advance) None |
発展科目 | (Advanced courses) |
その他 |
英語対応授業である。 英語対応授業である。 This course is English-supported. |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 材料化学、高分子材料物性 |
---|---|
Key Word(s) | Material chemistry, Polymer physical property |
学修内容 | 高分子材料物性に関する最近の論文の紹介と質疑応答 第1-3回 高分子鎖の性質と高分子性 低分子と高分子の違いを熱力学および統計熱力学的に理解し高分子鎖の特徴の把握、高分子鎖の形態と広がりについて簡単なモデルによる比較をしながら理解する。一個の高分子鎖を観察するには高分子の希薄溶液の性質を利用することが不可欠であることを理解する。 第4-6回 高分子の準希薄溶液の性質 高分子の準希薄高溶液の定義、スケーリング理論、高分子の準希薄溶液とスケーリング理論、高分子の準希薄溶液の示す鎖の相関長や熱力学的性質である浸透圧や拡散係数に対して成立するスケーリング則、二次元系における高分子の準希薄溶液におけるスケーリング則と実測値との比較 第7-9回 高分子鎖の絡み合いと粘弾性 高分子鎖の示す力学的応答と高分子鎖の絡み合い効果、高分子鎖に起因する粘弾性の特徴、高分子の粘弾性と金属やセラミックスなどの場合との比較、固体としてのゴムの示すゴム弾性の統計熱力学、ゴムの発見と高分子工業の展開 第10-12回 高分子電解質の特異な性質 高分子電解質の特徴、高分子電解質溶液中の高分子鎖の広がり、排除体積効果、及び溶液の熱力学的性質の特徴、高分子電解質の準希薄溶液 第13-16回 高分子材料の高性能化・高機能化 高分子のブレンドやブロック共重合体による高性能化・高機能化、高性能化・高機能化した高分子材料の示す熱力学的性質、力学的性質、および固体構造と汎用高分子材料の場合との比較チャンピオンデータを有する高分子材料の構築方法、環境に適した高分子材料の開発の現状と目指す姿 (Course contents) Introduction of recent papers on polymer physical properties and Q & A 1-3: Properties and polymer properties of polymer chains 4-6: Properties of semi-dilute solutions of polymers 7-9: Entanglement of polymer chains and viscoelasticity 10-12: Unique properties of polymer electrolytes 13-16: Higher performance and higher functionality of polymer materials |
事前・事後学修の内容 | 関連した最新の原書論文を紹介し、討論することによって内容を深く理解する。 (Contents for pre and post studies) Deepen the knowledge by introducing and discussing about the latest original papers. |
事前学修の時間:60分/回 事後学修の時間:60分/回 |