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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
授業科目名 倫理学G
りんりがく じー
Ethics G
授業テーマ エートスの学・倫理学
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

後期

開講時間 木曜日 5, 6時限
授業形態

オンライン授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 伊野 連

INO,Ren

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 西洋倫理学の源流である古代ギリシャの倫理学Ethicsは「エートス(人間性 ethos)」の学として哲学体系の中に位置づけられてきた。この授業では、西洋倫理学の三大分野といわれる、アリストテレスの「徳倫理学」、カントの「義務論」、ミルの「功利主義」を学ぶことで、西洋倫理学の主な流れを把握し、さらには西洋倫理学の全体像を理解できるように備える。
学修の目的 西洋倫理学の主流を把握するとともに、現代社会への応用を可能にするような主体性の獲得を目指す。善悪、正義と不正といった倫理学の様々なカテゴリーについてテキストを通じて学び、実社会に反映させる。
学修の到達目標 西洋倫理学の古典的な教養を身につけることができる。英語を中心とした欧米語で思索し執筆されたテキストを通じて、西洋思想の歴史的展開を深く理解することができる。現代社会に根差した応用倫理についても把握することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末レポート80%、授業時に課すコメント用紙の内容20%で評価する。期末レポートについては、授業で採りあげた内容についての独自の関心と理解の深さについて問う。コメント用紙については、授業の内容について自ら問いかける姿勢を評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 より専門的な学習に備える基礎知識を習得するために、できるだけ具体的なテキストに即し、さらに受講者各自が自らの視点で問題を発見し解決できるよう促す。
教科書 伊野連「哲学・倫理学の歴史」三恵社、2016年 ISBN;978-4864875233
適宜、補助教材を作成して配布する。
参考書 その他については、必要に応じてそのつど指示する。
オフィスアワー 毎週木曜日12時〜13時(事前にアポイントメントをとることが望ましい)
受講要件 ・基礎知識を身につけるとともに、主体的に授業に参加するよう努めること。
・毎回の授業で、レスポンス・ペーパーを配布、回収する。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 徳倫理学、義務論、功利主義、ユダヤ教、キリスト教、応用倫理
Key Word(s) Virtue ethics, Deontology, Utilitarianizm, Judaism, Christianity, Applied ethics
学修内容 第1回:ガイダンス(授業の進め方と成績評価法)
第2-4回:西洋倫理学の三大分野①アリストテレスの徳倫理学①−③
第5-7回:西洋倫理学の三大分野②カントの義務論①−③
第8-10回:西洋倫理学の三大分野③ミルの功利主義①−③
第11-12回:その他の西洋倫理思想①ユダヤ教とキリスト教の倫理①−②
第13-14回:その他の西洋倫理思想②応用倫理①−②
第15回:総括(この授業で学んだこと)

主な原典テキストは、
アリストテレス『ニコマコス倫理学』
カント『実践理性批判』
ミル『自由論』・『功利主義論』
で、いずれも各種の邦訳が出版されており、図書館に所蔵がある。

ただし、受講生の関心や理解度に応じて授業をすすめるため、必ずしもこのスケジュールどおりに進むとは限らない。
事前・事後学修の内容 【事前学習】テキストを熟読した上で、各回で指示される予習をおこなうこと。
【事後学習】授業の論点の整理
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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