三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次
授業科目名 言語学F
げんごがくえふ
Linguistics F
授業テーマ 言葉の意味と伝え合い
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-LING1211-001
開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期集中

開講時間
8月19日(木)、20日(金)、23日(月)、24日(火)8:50-16:10(24日のみ14:30まで)の集中講義
授業形態

オンライン授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 井口 靖(教養教育院)

INOKUCHI, Yasushi

inokuchi@ars.mie-u.ac.jp

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 思いを言葉で伝えようとしても伝わったり伝わらなかったりします。それは「意味」のしわざです。この授業では「意味」とは何か、それがどう伝わるかを身近な例を通して探ります。
最初に、コミュニケーションにおける話し手の意図の伝え方から言語のしくみについて概観します。次に、意味どおしの関係や意味の広がり、さらには文の意味の成り立ちについても具体例で学びます。最後に、それが実際の場面では意味がどのように伝わり、理解されるのかを考察し、そこに「会話のルール」のようなものが存在することを学びます。
教員が一方的に話をするのではなく、各時間の後半ではグループで具体的な例を用いた課題を検討することにします。
学修の目的 日常生活において言語に興味を持つようになり、言語表現の意味を深く考察する習慣をつけ、実際のコミュニケーションに役立てるだけではなく、見えない事象についても自ら考察する力を持つことができる。
学修の到達目標 意味についての基本的な知識を習得し、それに関する具体的な例を挙げたり、それについて説明できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 毎時間の課題60%、最終課題40%(合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 独自に作成した資料を配布します。
参考書 鈴木 孝夫『ことばと文化』(岩波新書)岩波書店
池上 嘉彦『記号論への招待』 (岩波新書) 岩波書店
池上 嘉彦『意味の世界  現代言語学から視る』(NHKブックス)NHK出版
野矢 茂樹, 西村 義樹『言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学』(中公新書)中央公論新社
オフィスアワー 毎週水曜日10:00~12:00 教養教育研究室
集中講義期間中は授業終了後
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 PBL言語学(国際・現代)
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 意味論、記号論、語用論、コミュニケーション、記号、意味、カテゴリー、コロケーション、反義語、類義語、多義語、比喩、モダリティ、辞典
Key Word(s) semantics, semiology, pragmatics, communication, semiosis, meaning, category, collocation, antonym, synonym, polyseme, metaphor, metonymy, modality, dictionary
学修内容 8月19日【コミュニケーションと記号】
第1回 1・2限 導入:日本語の親族名称(鈴木孝夫)
第2回 3・4限 記号とコミュニケーション
第3回 5・6限 非言語コミュニケーション
第4回 7・8限 言語記号とコミュニケーション
8月20日【意味の関係】
第5回 1・2限 類義関係
第6回 3・4限 反義関係
第7回 5・6限 カテゴリー
第8回 7・8限 コロケーション
8月23日【意味の拡大】
第9回 1・2限 多義
第10回 3・4限 比喩
第11回 5・6限 文構造と意味(命題)
第12回 7・8限 文構造と意味(モダリティ)
8月24日【意味の伝わり方】
第13回 1・2限 会話のルール
第14回 3・4限 会話の含意
第15回 5・6限 まとめ:なぜ伝わるのか、なぜ伝わらないのか
事前・事後学修の内容 事前学修:あらかじめ提示したテーマについて可能な限り調べて考察しておく。
事後学修:授業中に提示した課題についてグループで議論し、授業後それぞれが自分の視点から整理してまとめる。Moodle上に提出する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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