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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)資源循環学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
この科目は,2年間履修する必要があります。
選択・必修 選択必修
授業科目名 森林資源環境学特論
しんりんしげんかんきょうがくとくろん
Advanced Forest Resources and Environmental Science
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-5271-011
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
決まり次第,掲示
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 決まり次第,掲示

担当教員 大住克博(元鳥取大学)

OOSUMI Katsuhiro

SDGsの目標
連絡事項 英語名確認しました。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 森林は、それを取り巻く環境から、ストレスや攪乱などの影響を受けて形成される。攪乱の在り方は多様であり、攪乱に対する反応も樹種ごとに異なる。したがって、攪乱を受けた森林は、攪乱の在り方により様々に異なった植生へと変化していく。人が居住する地域(世界の大半)の森林を理解するためには、土地や資源の利用に伴う森林と人間社会との相互作用、そしてその歴史的変化に着目する必要がある。講義では、生態学・造林学的な情報や手法を基礎におきながら、そこに史学や地理学の視点を組み込んで、現在ある森林を包括的に解説する森林環境史論を展開する。
学修の目的 森林が環境から受けるストレスや攪乱などの影響を学び、攪乱に対する樹種ごとの反応を理解する。さらに、攪乱を受けた森林が、攪乱の在り方により様々に異なった植生へと変化していく過程を学ぶ。また、土地や資源の利用に伴う森林と人間社会との相互作用、そしてその歴史的変化に着目し、現在ある森林を包括的に理解する。その理解によって、森林のより適切な管理法を学習する。
学修の到達目標 人の森林利用を生態系への攪乱ととらえ、それが森林にどのような影響を与えてきたかを、生態学・造林学に史学や地理学の視点を組み込んで、包括的に理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業への取組30%、課題レポート70%で評価する。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 配布資料を用いる
参考書 中静 透・菊沢 喜八郎編(2018) 森林の変化と人類、共立出版
熊崎実・速水亨・石崎涼子編著(2019)森林未来会議:森を活かす仕組みをつくる、築地書館
オフィスアワー 世話役教員 松村直人まで(403室)月曜日13:00~15:00
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 森林生態系、人為攪乱、土地利用、資源利用、植生史
Key Word(s) Forest ecosystem, Human disturbance, Land use, Resource use, Vegetation history
学修内容 第1回 日本列島の森林の現況(1)、里山について
第2回 日本列島の森林の現況(2)、人と森林の関係
第3回 日本列島の森林の現況(3)、森林の撹乱
第4回 日本列島の森林の現況(4)、陸域生態系
第5回 日本列島の森林の現況(5)、針葉樹資源
第6回 日本列島の森林の現況(6)、ヒノキの利用
第7回 日本列島の森林の現況(7)、温帯性針葉樹資源
第8回 里山の歴史と将来(1)、里山の変遷
第9回 里山の歴史と将来(2)、森林の人為的撹乱
第10回 里山の歴史と将来(3)、里山のナラ林
第11回 里山の歴史と将来(4)、北上山地の例
第12回 里山の歴史と将来(5)、育成林業
第13回 里山の歴史と将来(6)、里山の保全
第14回 里山の歴史と将来(7)、地域振興について
第15回 里山の歴史と将来(8)、森林の保全計画
事前・事後学修の内容 担当教員の指示に従い、事前学修2時間、事後学修2時間を行うこと。
第1回 予習 森林科学の基礎、復習 森林の構造
第2回 予習 森林の科学 復習 森林学の分野
第3回 予習 森林の関係分野 復習 人と森林の関係
第4回 予習 里山について 復習 陸域生態系
第5回 予習 生態学 復習 針葉樹資源
第6回 予習 人工林 復習 ヒノキの利用
第7回 予習 人工林の利用 復習 林産物
第8回 予習 森林分布 復習 森林の遷移
第9回 予習 生物多様性 復習 森林資源
第10回 予習 生物と環境 復習 持続可能な森林経営
第11回 予習 生態学 復習 生態系レベルの多様性
第12回 予習 里山の変遷 復習 森林景観について
第13回 予習 地域の計画 復習 里山の保全
第14回 予習 自治体行政 復習 地域振興について
第15回 予習 里山の将来 復習 森林計画全般について
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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