三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本の文学L
にほんのぶんがくえる
Japanese Literature L
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 開 信介(人文学部)

HIRAKI, Shinsuke

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 物語論(ナラトロジー)は、小説のテクストを作者とは異なる語り手による「語り」と捉える。このような発想に基づく「語り」論は、小説の表現機構を明らめることに大きく寄与してきた。構造主義詩学に端を発し、ジェラール・ジュネットによって大成された「語り」論は、1970年代以降の日本近代文学研究においても盛んに受容され、今日では基礎的な方法論のひとつとなっている。本講義では、様々な日本近代文学のテクストを取り上げながら「語り」論の体系を具体的に解説し、文学テクストの読みの精度を向上させることを目的とする。
学修の目的 「語り」論について体系的知識を得る。
日本近代文学研究の基礎的方法論を学ぶ。
学修の到達目標 「語り」論について体系的知識を得る。
日本近代文学研究の基礎的方法論を学ぶ。
「語り」論を用いて文学テクストを分析できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 小レポート30%、期末レポート70%。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 適宜プリントを配布する。
本講義で扱う作品はすべて青空文庫で通読可能、事前に必ず読んでおくこと。
参考書 ジェラール・ジュネット『物語のディスクール』花輪光・和泉涼一訳(水声社、1985)、土方洋一『物語のレッスン』 (青蕑舎、2010)、菅原克也『小説のしくみ』(東京大学出版会、2017)
オフィスアワー
受講要件 特に無し。
予め履修が望ましい科目 特に無し。
発展科目 特に無し。
その他 私語は厳禁。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9526
キーワード 日本近代小説の語り
Key Word(s) Narratology of Modern Japanese Novels
学修内容 第1回 ガイダンス
第2~4回 物語内容、物語言説、物語行為(太宰治『浦島さん』)
第3~5回 語り手と語りの場
第6~8回 語りの視点―焦点化(芥川龍之介『藪の中』、同『偸盗』) 
第9~11回 テクストの声(森鴎外『山椒大夫』)
第12~14回 語りと時間(森鷗外『ぢいさんばあさん』、同『舞姫』、太宰治『人間失格』)
第15回 まとめ
事前・事後学修の内容 毎回、取りあげる作品を事前に必ず読んでくること。
事後には、講義を通じて得た知識・考え方についてまとめておくこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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