三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本の文学K
にほんのぶんがくけー
Japanese Literature K
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 開 信介(人文学部)

HIRAKI, Shinsuke

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 『新青年』は江戸川乱歩を世に出すなど、日本近代探偵小説の母胎となった雑誌である。この雑誌は同時に『新青年』作家と呼ばれる一群の異色作家をも輩出した。その中でもとりわけ名前が挙がるのが、久生十蘭、夢野久作、小栗虫太郎といった作家たちである。彼らは探偵小説作家として登場したが、次第に謎の論理的な解明を主眼とする本格探偵小説よりも、幻想文学に近い変格探偵小説的作品を多く世に残すことになる。本講義では、久生、夢野、小栗の各作品を取り上げ、作品成立の時代背景、モチーフ、語り、材源など、様々な方法論による分析を試み、これら作品の特色を明らかにする。
学修の目的 日本近代の幻想文学・大衆文学・探偵小説について理解を深める。
日本近代文学を研究するための基本的な知識・方法を修得する。
学修の到達目標 日本近代の幻想文学・大衆文学・探偵小説について理解を深める。
日本近代文学を研究するための基本的な知識・方法を修得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 小レポート30%、期末レポート70%。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 プリントを適宜配布する。
なお本講義で扱う作品はすべて青空文庫で通読可能、事前に読んでおくこと。
参考書 ツヴェタン・トドロフ『幻想文学論序説』三好郁朗訳(創元ライブラリ、1999年)、中島河太郎『日本推理小説史』1-3(東京創元社、1993-1996)、『定本久生十蘭全集』1-12(国書刊行会、2008-2013)、『定本夢野久作全集』1-7(国書刊行会、2016-2020)、『小栗虫太郎全作品』1-9(沖積舎、1996-1998)
オフィスアワー
受講要件 特に無し。
予め履修が望ましい科目 特に無し。
発展科目 特に無し。
その他 私語は厳禁。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9527
キーワード 『新青年』出身作家の小説
Key Word(s) The novels of Shin-Seinen writers
学修内容 第1回 ガイダンス
第2・3回 久生十蘭『鶴鍋』を読む
第4・5回 久生十蘭『予言』を読む
第6・7回 久生十蘭『湖畔』を読む 
第8・9回 久生十蘭『ノア』を読む
第10~12回 夢野久作『押絵の奇蹟』を読む  
第13・14回 小栗虫太郎『紅毛傾城』を読む
第15回 まとめ
事前・事後学修の内容 毎回、取りあげる作品を事前に必ず読んでくること。
事後には、講義を通じて得た知識・考え方についてまとめておくこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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