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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の思想 B
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう B
European Philosophy B
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2130-007
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 田中 綾乃(人文学部)

TANAKA, Ayano

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ヨーロッパ近代哲学における根本思想を考察することで、近代から現代に至るまでの思考法の基礎を学ぶことを目論見とする。後期の授業では「自由と必然」および「偶然性」をテーマにして、近代から現代に至るまでの哲学者たちの理論を考察する。
普段当たり前だと思っていることを疑い、身近なところから問いをたてることで、哲学的なものの見方とは、どのような見方であるのかを学び、クリアに考える力をゼロから学ぶ。
学修の目的 西洋哲学における主要な主題を歴史的かつ体系的に基礎づける。
物事をじっくり考察するという哲学的思考法や哲学的態度を学ぶ。
先人たちの思想を考察することで、多角的なものの見方や価値観を養う。
学修の到達目標 「自由」とは何かという問いを、近代から現代に至るまでの哲学者たちの理論を理解することで、自らの思考を深める。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業時のレスポンスペーパー(レポート)の内容、平常点、期末試験などから総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 テキストは授業開講時に指示する。
参考書 スピノザ『エチカ』(岩波文庫)
上野修『スピノザの世界』(講談社現代新書)
九鬼周造『偶然性の問題』(岩波文庫)
宮野真生子『なぜ、私たちは恋をして生きるのか』(ナカニシヤ出版)
新田孝彦『カントと自由の問題』(北海道大学出版会)
アリソン『カントの自由論』(法政大学出版局)
入不二基義『あるようにあり、なるようになる 運命論の運命』(講談社)
木島泰三『自由意志の向こう側 決定論をめぐる哲学史』(講談社選書メチエ)
オフィスアワー 毎週水曜日12時〜13時
事前にアポイントメントをとること
受講要件 ・哲学は「自分自身で考える」学問である。それゆえ、受動的ではなく、能動的に授業に参加すること。
・毎回の授業にレスポンス・ペーパーを配布、回収する。
・哲学カフェ形式(対話型授業)を採り入れる。
予め履修が望ましい科目 哲学・倫理学の科目
発展科目 ヨーロッパ・地中海思想演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 「自由」「必然」「偶然」
Key Word(s) Freedom, Liberty, Necessity, Contingency
学修内容 第一回  イントロダクション
第二回  「自由」とは何か?
第三回  ギリシャ悲劇『オイディプス王』を通して
第四回  「自由」と「決定論」との関係
第五回  スピノザの必然の世界(1)
第六回  スピノザの必然の世界(2)
第七回  ライプニッツの必然と偶然
第八回  九鬼周造の偶然性の問題
第九回  「出逢い」の偶然性
第十回  カントの自由論
第十一回 自己自律としての自由
第十二回 ミルの自由論
第十三回 現代における自由と必然
第十四回 現代における偶然性の問題
第十五回 まとめ

ただし、受講生の関心や理解度に応じて授業を進めるので、
必ずしもスケジュール通りに進むとは限らない。
事前・事後学修の内容 事前学修:配布した資料を読み込む
事後学修:論点整理、日常の身近なことから哲学的問いを発見する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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