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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・共通科目
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 必修
教育実践力開発コース特別支援教育分野の学生は必修です。他コースは選択となります。
授業科目名 授業研究の理論と方法(特別支援教育)
じゅぎょうけんきゅうのりろんとほうほう(とくべつしえんきょういく)
Theory of Research Method in Teaching (Special Needs Education)
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EDUC-Prac5203
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 9, 10時限
授業形態


* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 レクチャールーム(教職支援センター)

担当教員 松浦直己, ○菊池紀彦, 郷右近歩, 栗田季佳, 森浩平

MATSUURA Naomi, ○KIKUCHI Toshihiko, GOUKON Ayumu, KURITA Tokika, MORI Kohei

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  障害児の課題を改善・克服するためには、授業づくりと共に教材教具の工夫や代替機能の活用が重要である。この授業は、1)特別支援学校や小中学校の特別支援学級を訪問し、授業における児童生徒の指導場面を見学する、2)障害種別に応じた教材教具の工夫や代替機能を理解する、3)事例検討と教材教具の開発を行う、から構成され、障害のある児童生徒に対する教材を開発し、活用できる実践力を身につけさせることを目的とする。
学修の目的 1)特別支援学校や小中学校の特別支援学級の訪問では、障害のある児童生徒に対し、指導場面においてどのような教材・教具が使われているかを知ることができる。
2)障害種別の教材・教具の工夫や代替機能の理解では、それぞれの障害児の特徴に応じて、教材が開発され日常で使用されていることを学修する。
3)事例検討と教材・教具の開発では、最初に教材の事例報告を行い、次に、障害のある児童生徒に応じた教材・教具を構想しながら作成することができる。
最後に、受講者による発表を行い、教員および受講者間で教材・教具の改善を図り、知識や技能を深めることができるようになる。
学修の到達目標 【現職教員学生】
1)障害のある児童生徒の特徴を把握し、その障害に応じた教材・教具が使用されていることを理解できる。
2)障害種別に応じた教材・教具を作成し、活用できる実践力を身につけることができる。

【学部新卒学生】
1)特別支援学校や小中学校の特別支援学級を訪問し、障害のある児童生徒に対する指導場面の見学を通して、様々な教材・教具が使用されていることが理解できる。
2)障害のある児童生徒の特徴を把握し、その障害に応じた教材・教具が使用されていることを理解できる。
3)障害種別に応じた教材・教具を作成することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 プレゼンテーション(35%)およびレポート(65%)により評価する。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書
参考書 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所. 特別支援教育の基礎・基本 新訂版. −共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築−. ジアース教育新社, 2015.
文部科学省. 特別支援学校幼稚部教育要領 小学部・中学部学習指導要領. 2018.
文部科学省. 特別支援学校高等部学習指導要領. 2019.
文部科学省. 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編(幼稚部・小学部・中学部). 2018.
オフィスアワー 毎週水曜日 9:00〜10:00
教育学部専門校舎2号館5階 特別支援(心理)第1研究室 菊池紀彦
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 特別支援教育の課題解決演習Ⅰ〜Ⅳ
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 教材・教具、障害の理解、事例検討
Key Word(s) teaching materials, teaching tools, understanding special needs, case study
学修内容 特別支援学校や小中学校の特別支援学級において、障害のある児童生徒に対する授業を見学して、どのような教材・教具が使われているかを知る。その上で、受講者自身が教材・教具を作成して活用の仕方を学ぶ。

第1回:発達障害児や知的障害児に対する実際の指導場面の見学①(指導目的、指導全体計画を中心として)
第2回:発達障害児や知的障害児に対する実際の指導場面の見学②(教材教具の工夫、教材の内容を中心として)
第3回:障害種別の教材教具と代替機能の理解① 視覚障害の理解と教材教具(視覚障害の特徴、教材教具の活用<点字、白杖、音声拡張器など>)
第4回:障害種別の教材教具と代替機能の理解② 聴覚障害の理解と教材教具(聴覚障害の特徴、教材教具の活用<手話、シンボルマークなど>)
第5回:障害種別の教材教具と代替機能の理解③ 知的障害の理解と教材教具(知的障害の特徴、教材教具の活用<国語・算数教材など>)
第6回:障害種別の教材教具と代替機能の理解④ 肢体不自由の理解と教材教具(肢体不自由の特徴、教材教具の活用<歩行器、車椅子など>)
第7回:障害種別の教材教具と代替機能の理解⑤ 病弱・虚弱の理解と教材教具(病弱・虚弱の特徴、教材教具の活用<温度調整、空調設備、健康保持器具など>)
第8回:障害種別の教材教具と代替機能の理解⑥ 学習障害(LD)の理解と教材教具(LDの特徴、教材教具の活用<読み書き・算数、絵・写真など>)
第9回:障害種別の教材教具と代替機能の理解⑦ 注意欠如多動性障害(ADHDの特徴、教材教具の活用<教室環境、ブロックなど>)
第10回:障害種別の教材教具と代替機能の理解⑧ 自閉症スペクトラム障害(ASDの特徴、教材教具の活用<SSTカードなど>)
第11回:事例検討会・・・教材教具の事例報告(個人ごとに発表し討論する)
第12回:教材教具の作成①(教材教具を作成するために障害児の特徴と課題を整理し、構想を練る)
第13回:教材教具の作成②(各自で障害に応じた教材を作成する)
第14回:教材教具の作成③(各自で障害に応じた教材を作成し完成させる)
第15回:プレゼンテーション(障害種別の応じた教材教具の発表)
事前・事後学修の内容 それぞれの授業について、参考書をもとに障害の特性や教材教具について調べておくこと。授業終了後は、配付資料及びノートの確認・整理を行うこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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