シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2021 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 人文社会科学研究科(修士課程)地域文化論専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
|
選択・必修 | ||
授業科目名 | フィールドワーク論特講 | |
ふぃーるどわーくろんとっこう | ||
Special Lecture on Anthropological Fieldwork | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
|
|
授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 立川 陽仁(人文学部) | |
TACHIKAWA Akihito | ||
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 本講義では、人類学者のフィールドワークの成果としての、民族誌を読み進めることで、フィールドワークの意義、方法、他者理解の可能性、普遍的文化論への接続などの問題を検討していきます。題材として使用する民族誌は、Franz Boasの古典的民族誌、Kwakiutl Ethnography(英語)の予定です。 |
---|---|
学修の目的 | 本講義の目的には以下のものがあります。 ・英語文献を読むことで、とくに民族誌や人類学での英語文献の読み方、訳し方がみにつく。 ・フィールドワークの方法論的枠組みを知る。 ・個別の民族集団を対象とした民族誌学と人類の普遍的文化を対象とした人類学とがいかに接合できるかを検討する。 |
学修の到達目標 | 本講義の到達目標は、以下の点です。 ・英語の民族誌を読むことで、人類学的な英文の訳し方を身につける。 ・フィールドワークの利点と限界を知った上で、それでもなお人類学者がフィールドワークを主たる調査方法に据える学術的、理論的背景を理解することができる。 ・1つの集団に関する調査報告としての民族誌での知見が、いかにして人類全体の文化を考えるうえで役に立つか、いいかえると、ある民族だけにとっての事実がいかに普遍性のある言葉で外部に発信できるのかという問題を吟味することができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 本講義では毎回英語文献を日本語に翻訳し、それをレジュメにしてもらって発表してもらいます。 この翻訳作業で80%、講義中のディスカッションで20%とします。 |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | Franz Boas, Kwakiutl Ethnography, University of Chicago press. |
オフィスアワー | 講義後に研究室あるいはゼミ室(社会学第4資料室) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 文化人類学(立川:特講・演習)、社会人類学(深田:特講・演習)など、人類学の教員が担当する講義や演習。 |
発展科目 | フィールドワーク論演習(後期) |
その他 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 人類学的民族誌、英文読解、クワキウトル(クワクワカワクゥ、カナダ先住民) |
---|---|
Key Word(s) | anthropological ethnography, English reading, the Kwakiutl (the Kwakwaka'wakw, a First nation of Canada) |
学修内容 | 第1回 講義:オリエンテーションと文献など準備 第2回-13回 Kwakiutl Ethnographyの学生による内容の発表と、その内容や方法論に関する全体でのディスカッション(毎回1章ずつ進めます、本著は13章編成です) 第14回 人類学者Franz Boasの方法論、調査法についての全体討論 第15回 フィールドワーク、民族誌、人類学の接合の可能性についての全体討論 |
事前・事後学修の内容 | 本講義は英語文献の読解を中心に進めますので、教室外の学修のほとんどは対象文献の翻訳作業に使われると思われます。これが事前学修です。また、訳している箇所に知らない単語がでてきた場合には、その意味を説明できるよう事前に調べておくことも求めます。 これに対し、事後学修は、講義のあった日に理解したことを、参考文献などを使って再度確認しておくことを求めます。 |
事前学修の時間:210分/回 事後学修の時間:30分/回 |