三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 工学部電気電子工学科/総合工学科電気電子工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 電子回路工学Ⅰ
でんしかいろこうがくいち
Electronic Circuit Theory l
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ELEC-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 1, 2時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 工学部28番教室

担当教員 村田 博司(工学研究科電気電子工学専攻)

MURATA, Hiroshi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 エレクトロニクスの中枢をなす電子回路において,その基礎となるバイポーラトランジスタおよび電界効果トランジスタ(FET)の動作原理と特性について学習する。さらに、トランジスタを用いた増幅回路のはたらき、等価回路の考え方、小信号増幅回路、図式解法に関しても学習する。
学修の目的 トランジスタやダイオードを使った簡単な電子回路が設計、評価できるようになる。
学修の到達目標 ①理想電圧・電流源の意味や、線形・非線形特性の違いについて基本的な理解ができる
②基本能動素子(トランジスタ)の原理と,それらの回路における動作が理解できる
③等価回路の概念を理解して、それを用いて増幅回路の設計・評価ができる
④増幅回路における直流バイアスの考え方および交流小信号応答と設計手法が理解できる

★学習・教育目標:「基礎専門知識」、「自主的継続的学習」および「制約下での仕事」に関する能力を向上させる
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 多面的な思考能力と素養:日本や世界各国の種々の時代や地域には、多様な考え方が存在していることを学び、様々な立場から互いの意見を尊重して相互に理解できる。【認知的領域】
 技術者倫理:電気電子工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【情意的領域】
 基礎知識と専門知識:数学、自然科学、情報技術、並びに電気電子工学に関する基礎及び専門知識を修得し、それらの知識を応用できる。【認知的領域】
 デザイン能力・ものづくり能力:電気電子工学の基礎と専門知識を基にして、関連した情報の収集を図り、課題を解決する手法を提案でき、それに基づいて「ものづくり」を行える。【技能表現領域】
 コミュニケーション能力:実験した内容や考察した内容、調査した内容を図、表等を利用して文書により表現し、他人に説明できる能力、討論を行える。専門とする分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる。【技能表現領域】
 自主的継続的学習能力:電気電子工学に関連する種々の分野に関心を持ち、未知な分野が広がっていることを感じて、自主的、継続的な学習が必要であることを認識できる。【情意的領域】
 制約下での仕事の推進・統括:電気電子工学分野の基礎に関する与えられた課題または自ら設定した課題について、計画的に物事を進め、期限までにまとめて報告書を提出できる。【認知的領域】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 レポート+出席状況:40% 中間試験+期末試験:60%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 電子回路の応用分野や回路シミュレーションなどの可視情報を増やして理解度の向上を図る。
教科書 「電子回路」第2版・新装版(桜庭一郎・熊耳忠、森北出版)
参考書 インターユニバーシティ「電子回路A」(藤原、オーム社)
オフィスアワー 月曜日 12:30-14:30(他の時間の場合は可否を電子メールで尋ねてください)
教員室:工・電子情報棟4階1402号室 メールアドレス:murata@elec.mie-u.ac.jp
受講要件 電気回路の基礎特性を理解していること。
数学的な基礎知識(例:線形性、マクローリン展開、微分積分)を充分に有していること。
予め履修が望ましい科目 電気電子工学基礎および演習、基礎電気回路論l、基礎電気回路論Ⅱ
発展科目 電子回路工学Ⅱ,電子回路工学Ⅲ,電気計測,電気電子実験Ⅰ,電気電子実験Ⅱなど
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 電子回路の基礎知識、線形と非線形の違い、直流バイアスと交流小信号動作。
Key Word(s) Basis of electronic circuits, Linear response, Nonlinear response, Bias, Small signal response
学修内容 第1回     ガイダンス:電子回路と電気回路、線形と非線形、アナログ・デジタル、ムーアの法則、他
第2回     ダイオードとトランジスタの基礎
第3回     バイポーラトランジスタの小信号等価回路
第4回     増幅回路の基礎1(電圧増幅、電流増幅)
第5回     増幅回路の基礎2(バイアス)
第6回     多段増幅回路
第7回     同調増幅回路 
第8回     中間試験
第9回     FETとバイポーラトランジスタ
第10回    FETを用いた増幅回路
第11回    変成器と電力増幅回路
第12回    増幅回路の図式解法
第13回    A級増幅回路
第14回    B級プッシュプル増幅回路と電力効率
第15回    C級増幅回路
第16回    期末試験
事前・事後学修の内容 第1回   予習  電気回路の基礎   復習 教科書関係ページの理解
第2回   復習  教科書関係ページの理解+章末演習
第3回            同上
第4回            同上
第5回            同上
第6回            同上
第7回   指示した重点課題について復習
第8回   中間試験の内容について復習
第9回   復習  教科書関係ページの理解+章末演習
第10回           同上
第11回           同上
第12回           同上
第14回           同上
第15回  指示した重点課題について復習
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University