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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義:中国地域の民族と宗教
とくしゅこうぎ:ちゅうごくちいきのみんぞくとしゅうきょう
Special Issue: Ethnic Groups and Religions in China
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2100-427
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 奈良雅史

Masasi NARA

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 今日メディアで報道される中国および中国人のイメージの多くは表面的かつ一枚岩的なものにとどまる傾向にあるかもしれない。しかし、中国には政府が認めているだけで56の民族が暮らしている。また、様々な民間宗教が実践されているだけでなく、イスラームやキリスト教の歴史も古く、宗教的にも多様である。本講義では、中国、香港、台湾などを含む中国地域の民族および宗教に関する民族誌的事例を取り上げ、文化人類学の諸概念を手掛かりに、中国地域に暮らす人々の多様なあり方とそこで生み出される一体性のあり方を学ぶ。そのうえで、日本社会における宗教および民族の多様性と一体性のあり方について考える。
学修の目的 本講義では、宗教および民族をめぐる諸問題について、信仰と実践、文化と自然、権力と抵抗、エスニシティ、観光化、グローバル化、モビリティなどのトピックを取り上げて、中国地域に暮らす人びとの多様性について理解を深めることを目指す。さらに、そこで得られた知見を踏まえて、自分たちの暮らす社会を捉え直していくことを目指す。
学修の到達目標 ・中国地域における民族と宗教の多様性についての理解を深めること。
・民族と宗教をめぐる諸問題について文化人類学の概念を用いて考察できるようになること。
・それらを表現できるようになること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験60%
コメントシート40%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 使用しない
参考書 参考文献については適宜、授業内で紹介する
オフィスアワー 問い合わせは人文学部深田まで
j.fukada@human.mie-u.ac.jp
受講要件
予め履修が望ましい科目 比較文化論、人類学概論、アジア・オセアニアの民族と文化A,Bなど
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9391
キーワード 中国地域、民族、宗教、文化人類学
Key Word(s) China, Ethnic Group, Religion, Cultural Anthropology
学修内容 講講義は以下のように進める。ただし、受講者数やその関心や理解度などを鑑みて、変更する場合がある。その場合は授業内で適宜、通知する。
1. イントロダクション:中国地域の宗教と民族の概要
2. オソドキシーとオーソオプラクシー
3. 漢人の世界観:神・祖先・鬼
4. 中国地域における文化と自然:風水
5. 国家と社会の関係
6. 宗教と世俗のもつれ
7. グローバル化と宗教復興
8. 中国地域における移民社会
9. エスニシティと宗教性の関係
10. 国民国家とエスニシティ
11. 中国地域における植民地主義
12. 観光資源化する民族文化
13. 観光開発に伴う民族間関係の変化
14. 現代中国における民族と宗教
15. まとめ
16. 試験
事前・事後学修の内容 中国地域の基本知識を概説書などによって事前に学習しておくこと、授業内で紹介された参考文献を参照することが望ましい。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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