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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 教育学研究科(修士課程)教育科学専攻・人文・社会系教育領域
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 国文学特論ⅡA
こくぶんがくとくろんにエー
Advanced Course on Japnese Literature 2A
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-JLIT-4
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 9, 10時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 和田 崇(教育学部)

WADA Takashi

実務経験のある教員 【教員名】和田崇
【実務経験】高等学校における非常勤講師の経験を有す
【講義内容との関連性】実務経験より得た文学教育の現状に関する知見を活かして,文学作品の歴史的背景や読解法を文学教育と関連づけながら教授する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 安部公房の文学作品について、寓意性や物語構造など多角的な視点で分析する。抽象性の高い作品を考察することで、多様な解釈に適応する知識や方法論を身につけるとともに、生徒の言語活動を活性化するような新しい作品の発掘も試みる。
学修の目的 近年の高等学校国語教科書に多数収録されている安部公房の作品を分析し、解釈の多様性に適応した教材研究の方法を身につける。
学修の到達目標 抽象性の高い作品を分析することで、解釈の多様性に適応した教材研究の方法を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 課題の達成状況および討論への積極的参加度50%+期末レポート50%=計100%(合計60%以上で合格)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

プロジェクト型PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 対話型の授業を通じて、コミュニケーション能力と課題解決能力の育成を目指す。
教科書 ・安部公房『水中都市・デンドロカカリヤ 改版』新潮文庫、2011年9月刊
・安部公房『無関係な死・時の崖 改版』(新潮文庫、2003年12月)
・安部公房『笑う月 改版』新潮文庫、2014年9月刊
参考書 ・『安部公房全集 001~030』新潮社、1997年7月~2009年3月刊
・坂堅太『安部公房と「日本」:植民地/占領経験とナショナリズム』和泉書院、2016年10月刊
・李先胤『21世紀に安部公房を読む:水の暴力性と流動する世界』勉誠出版、2016年7月刊
・鳥羽耕史編『安部公房:メディアの越境者』森話社、2013年12月刊
・木村陽子『安部公房とはだれか』笠間書院、2013年5月刊
・友田義行『戦後前衛映画と文学:安部公房×勅使河原宏』人文書院、2012年2月刊
・苅部直『安部公房の都市』講談社、2012年2月刊
・呉美姃『安部公房の「戦後」:植民地経験と初期テクストをめぐって』クレイン、2009年11月刊
・鳥羽耕史『運動体・安部公房』一葉社、2007年5月刊
・波潟剛『越境のアヴァンギャルド』NTT出版、2005年7月刊
・谷真介『安部公房レトリック事典』新潮社、1994年8月刊
※その他は授業内で適宜提示する。
オフィスアワー 時間:毎週月曜日11,12限(ただし出張で対応できない日もある)
   ※その他の時間もアポイントメントを取れば相談に応じる
場所:国文学第1研究室(和田崇研究室)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 近代文学,寓意、高等学校の国語教育
Key Word(s) Modern Literature, Allegory, Japanese education of High School
学修内容 第1回:イントロダクション:文学教材としての安部公房作品
第2回:教科書収録作品の分析①:「鞄」
第3回:教科書収録作品の分析②:「赤い繭」
第4回:教科書収録作品の分析③:「棒」(「棒になった男」)
第5回:教科書収録作品の分析④:「良識派」
第6回:教科書旧収録作品の分析①:「手」
第7回:教科書旧収録作品の分析②:「詩人の生涯」
第8回:教科書旧収録作品の分析③:「プルートーのわな」
第9回:教科書旧収録作品の分析④:「公然の秘密」
第10回:教科書旧収録作品の分析⑤:「空飛ぶ男」
第11回:教科書旧収録作品の分析⑥:「夢の兵士」
第12回:新教材発掘の試み①:新潮文庫版『水中都市・デンドロカカリヤ 改版』の検討
第13回:新教材発掘の試み②:新潮文庫版『無関係な死・時の崖 改版』の検討
第14回:新教材発掘の試み③:新潮文庫版『笑う月 改版』の検討
第15回:まとめ
レポート提出
事前・事後学修の内容 毎回の授業時に指示する課題を必ず行うこと。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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