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科目の基本情報

開講年度 2021 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ドイツの文学 G
どいつのぶんがくG
German Literature G
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2130-032
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 5, 6時限
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 山取圭澄(人文学部)

YAMADORI, Kasumi

ka_yamadori@yahoo.co.jp

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本講義では、ドイツ文学の発展を「読者」の視点から追います。今日のような読書のあり方はいかにして生まれたのか、テキストの成立背景に留意しながら探っていきます。講義で取り上げるのは、近代ドイツ語の礎となったルター訳聖書や18〜19世紀の演劇、批評、小説、メルヒェン。作品と読者の双方に目を向けることで、文学が近代社会において果たした役割を考察します。
学修の目的 1.文学作品から社会的な背景を読み取る。2.メディアの変遷や読者層の変化を知る。3.文学史の視点から私達の「読書」習慣を捉え直す。
学修の到達目標 1.ドイツの文学作品について、その社会的な背景を主体的に述べることができる。2.18〜19世紀のドイツ文学史について、その大まかな流れを説明できる。3.近代読者の誕生、書籍文化の発展について、その経緯を説明できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 ミニッツペーパー30%、ワークシート20%、レポート50%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 1.ミニッツペーパーやワークシートなどで受講者の理解度を把握し、授業内容に反映させます。2.グラフや画像などの資料を取り入れ、内容を具体的にイメージできるよう配慮します。3.資料に即した質問等を用意し、グループ学習や双方向授業を目指します。
教科書 プリントを配布する。
参考書 授業中に適宜紹介する。
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 ドイツ文学演習A(前期)
ドイツの文学B
その他 ドイツ語の資料はすべて翻訳されたものを配布するので、ドイツ語を学んでいない学生も受講可能です。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ドイツ文学、市民演劇、文芸批評、小説、童話、読者
Key Word(s)
学修内容 第1回 オリエンテーション
◆写本から活版印刷へ
第2回 ルターの聖書と活版印刷
第3回 民衆の教化とメディア(絵画、音楽)の役割について
◆読者層の広がり
第4回 市民社会の興隆と書籍文化の発展
第5回 レッシングの執筆活動について
第6回 市民のために開かれた劇場
第7回 文芸批評家の誕生
◆ベストセラーの誕生
第8回 『若きウェルテルの悩み』とは?
第9回 ヨーロッパを席巻したウェルテル熱
第10回 書簡体小説の意図
◆生活に浸透する書籍
第11回 グリム兄弟『子供と家庭のためのメルヒェン集』について
第12回 メルヒェンの語り手
第13回 読み物としてのメルヒェン
第14回 その後の展開(文学からオペラ、アニメへの応用など)
第15回 まとめ
事前・事後学修の内容 1.ヨーロッパの近代史について、大まかな流れを押さえておくこと。2.授業で配布した資料を復習すること。3.紹介した作品や作者に興味を持ち、配布資料に記載の文献を適宜読むこと。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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